黒シャツをワードローブに。おしゃれに着こなす3つの方法とコーデ集
着こなしが難しそう、と敬遠されがちな黒シャツ。でも、実は高いポテンシャルを秘めた有能アイテムなんです。選び方やコーデ法をしっかり押さえてフル活用しましょう!黒シャツって着こなすのが難しくないですか?
白やサックスブルーなどに比べ、黒シャツは着こなしにくくて苦手と思っている人も多いのでは? それは筆者も同感で、着こなしによってはキザに見えたり、モードすぎたりするからです。しかし一方で、黒シャツはシックでスタイリッシュ、さらには落ち着いたムードを醸し出すことができ、実は大人にうってつけのアイテムでもあるんですよ。ここでは黒シャツの苦手意識を払拭するおしゃれな着こなし方をご紹介します。
黒シャツをおしゃれに着こなす3つの方法とは
いくら大人コーデにハマるといっても、どんな黒シャツを選んだら良いかわからないですよね。そこで大人がセレクトするべきデザインをピックアップしつつ、おしゃれに着こなす方法をコーデ例とともにご紹介。無地を選ぶと着こなすのも意外と簡単なので、ぜひ実践してみてください。
▼方法1:洒脱なコーデに導けるバンドカラーシャツを活用
黒シャツをおしゃれに着こなす手っ取り早い方法が、バンドカラータイプをセレクトすること。なぜなら襟元に抜け感を醸し出せるバンドカラー独特のデザインが、こなれた雰囲気も演出できるから。それでいてシャツならではのきちんと感もキープできるので、大人コーデにうってつけのアイテムといえるのです。
コーデ1
こなれ感を加速させる絶妙なバランス
肩が落ちたバンドカラーシャツ×ゆったりとしたパンツのセットアップで、こなれ感に加えて今っぽさも演出。コーデを黒×白のモノトーンでまとめているのもポイントで、すっきり見えも叶えています。スリッポンスニーカーで適度なアクティブさもプラス。
コーデ2
バンドカラーシャツの抜け感が決め手の黒ワントーン
一歩間違えるとモードすぎてしまう黒のワントーン。しかし程良い抜け感があるバンドカラーシャツなら、スタイリッシュであか抜けた印象を与えられます。全体的にルーズなシルエットに仕上げて今どき感も意識。バンドカラーシャツの白ボタンもさりげないアクセントになっています。
コーデ3
黒シャツをラフに羽織り感覚で
バンドカラーシャツをラフにライトアウター代わりに羽織った着こなし。ライトブルーのジーンズをベースに男らしく構築したコーデを、さらにワイルドな印象に高めています。
▼方法2:キザとは無縁。黒シャツはシンプルコーデに映える表情豊かな素材感を狙う
もちろん着こなしも関係しますが、黒シャツがキザに見える最大の理由は素材感にあると思うんです。ブロードなどの光沢ある生地だとそう見える可能性大なので、カジュアルなオックスフォードやトレンドのコーデュロイを選ぶのがベスト。どちらも表情ある素材感なので、シンプルな着こなしも印象的に仕上がりますよ。
コーデ4
ストリートな着こなしを黒シャツで締める
スクール感のあるストリートMIXは、黒シャツで引き締めれば大人度がぐっと上がります。キャップやスニーカーがアクティブなイメージが強いぶん、シャツは第1ボタンまで留めてきちんと感を演出するのがおすすめ。
コーデ5
洗練されたムードが漂う大人の黒シャツコーデ
表情ある黒のオックスフォード地を軸にしたオールブラックのコーディネートは洗練された雰囲気を放ちます。シューカット気味の黒パンとレザーシューズが、男っぽさと上品さ、さらにはこなれ感を同時に獲得しています。
コーデ6
オーバーサイズの合わせはコントラストある配色ですっきりと
太畝の黒のコーデュロイが存在感満点。オーバーサイズながら落ち感もあるコーデュロイ生地なので、ワイドパンツとの合わせでも着膨れすることなくすっきり着こなせています。黒×白のコントラストの強い配色で仕上げ、すっきりとした印象を加速させているのもポイント。
コーデ7
きれいめパンツがコーデュロイの黒シャツを大人っぽく着こなす鍵
カジュアルなコーデュロイシャツを、ブルーのきれいめパンツで大人に格上げ。シャツはジャストサイズを選びつつ、パンツはワイドめという選択もお見事です。シャツの下にかませたパーカーや足元のスニーカーで軽快さを出せば、よりこなれたルックスに。
▼方法3:着こなしの旬度をアップさせるなら、オーバーサイズの黒シャツを
黒シャツを今っぽく着こなすなら、オーバーサイズをセレクトするのがベターな選択。ただ、ボトムス次第で古臭く見えてしまう可能性もあるので、スタイリングには注意が必要です。いくらスタイルが良く見えるからといって細身のパンツを選ぶのではなく、ジャストかややゆったりめの1本を合わせるのが今っぽい着こなしに仕上げる秘訣。
コーデ8
着こなしを洒脱に導く大人なカラーリング
オーバーサイズの黒シャツに合わせたのは茶色のストレートパンツ。クリースが縦のラインを強調してくれるので、今っぽさをキープしつつすっきり見えも叶えています。黒×茶のシックで上品なカラーリングもポイントで、着こなしの大人っぽさを高めるのに一役買っています。
コーデ9
黒シャツをセットアップで取り入れるのも手
オーバーサイズのシャツ&パンツの合わせながらもどこか大人っぽく見えるのは、共地のセットアアップをセレクトしているから。インナーはライトグレーのTシャツでシンプルにまとめつつ、足元はビットローファーでさらなる大人っぽさを上乗せしています。
コーデ10
黒シャツの投入でカジュアルコーデが大人っぽく
白T×ジーンズのカジュアルな合わせを、オーバーサイズの黒シャツでスタイリッシュな大人コーデにアップデート。オープンカラーをチョイスしているので、キメすぎに見えることなく着こなしに上手く馴染んでいます。足元をシャツと色リンクさせているのも見逃せません。
コーデ11
シンプルコーデに引き立つシルエットバランスに注目
オーバーサイズのシャツとゆったりとしたパンツとのシルエットバランスが絶妙。黒×茶のシックで秋らしいカラーリングも、着こなしの大人っぽさをより盛り上げています。襟元からチラッと覗くペールピンクのTシャツを挿し色として投入しているのもGOOD。
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バッグ・革小物をメインに執筆記事は200本以上
近間 恭子
ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「Mono Master」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。