軍か、山か? はたまたストリートか?? このMIX感が実に東京らしい
伝統や歴史。このような背景はファッションには不可欠であり、系譜を知ることでファッションの面白みを感じることができる。ただし“自由であること”、つまり進化もまたファッションの醍醐味だ。世界的なハイブランドもストリートの要素を組み込み、今まったく新しい価値観を打ち出している。それがまた痛快で面白いのだ。そんな感覚を、きっとこのアイテムにも感じてもらえるだろう。
紹介するのは、こちらのシューズ。仕掛けたのはご存じ東京ブランドの代表格『ノンネイティブ』。お相手は、日本を代表するスポーツライフスタイルブランド『アシックスタイガー』である。「『アシックス』とどう違うの?」という大人のためにちょっとだけお時間を。『アシックス』は、“ゲルライト”に代表されるように機能とデザインを高次元で融合し、国内外で多くの支持を集めるスポーツメーカー。その名作を、アメリカンストリートファッションの要素を取り入れつつカジュアルに仕上げたラインが『アシックスタイガー』である。
そして、今回白羽の矢が立ったのは「ゲルイエッティ」。アフタースポーツ用シューズとして開発された1足だが、より都会的な『ノンネイティブ』のデザインエッセンスを融合することでコンバットブーツのごとく仕上げられている。素材はゴアテックス(R)の基準をパスしたスエードレザー。ソールカラーはアッパーとのマッチングを考え、細かいニュアンスにまでこだわったベージュを採用している。アイレットを増やし、「ゲルイエッティ」モデルの特徴でもあるヒール部分のドローコード仕様を排除。代わりにループを作り履き口でシューレースをぐるぐると巻いてフィット感を高めるディテールとなっている。
そして、今回白羽の矢が立ったのは「ゲルイエッティ」。アフタースポーツ用シューズとして開発された1足だが、より都会的な『ノンネイティブ』のデザインエッセンスを融合することでコンバットブーツのごとく仕上げられている。素材はゴアテックス(R)の基準をパスしたスエードレザー。ソールカラーはアッパーとのマッチングを考え、細かいニュアンスにまでこだわったベージュを採用している。アイレットを増やし、「ゲルイエッティ」モデルの特徴でもあるヒール部分のドローコード仕様を排除。代わりにループを作り履き口でシューレースをぐるぐると巻いてフィット感を高めるディテールとなっている。
『アシックス』が持つ競技クオリティに、ゴアテックス(R)の機能性と『ノンネイティブ』のセンスを融合した、まったく新しい1足。歴史を重んじた「昔ながらの姿がいい」との意見もあるだろうが、これまで山専用だった“あいつ”が街でも履けるとなればどうだろう。ワクワクしてこないだろうか?
DATA
COVERCHORD03-6452-3072(vendor)https://coverchord.com
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