ウォームビズってどんな服装が正解? 取り入れるべきアイテムと着こなし例
11月から3月の期間に実施されるウォームビズ。室温20度でも暖かく快適に仕事をするべく、ウォームビズシーズンに選ぶべきアイテムや着こなし例をご紹介します。いま一度おさらい。ウォームビズとは?
冬のビジネススタイルに定着しているウォームビズは、2005年の秋冬から省エネ活動や地球温暖化対策の一環としてスタートしました。エアコンなどの暖房器具に過度に頼ることなく、室内の設定温度20度でも快適に過ごせるビジネススタイルを推奨。ニットをプラスしたり、機能性インナーを取り入れたり、寒いときには着るという原点に立ち返った施策なのです。
室温20度でも快適に過ごせる。ウォームビズにおすすめのアイテム
室温20度の環境では、どんなアイテムを取り入れると効果的なのか? 以下ではウォームビズスタイルで活躍する5アイテムをご紹介。具体的な着こなし方も解説しているので要チェックです!
アイテム1
スリーピースやオッドベストを活用
ウォームビズのスーツスタイルやジャケパンスタイルで活躍するのがベスト。着こなしの上品さを崩すことなく、暖かさをアップすることができます。ジャケットやスラックスと同素材のスリーピースだけでなく、素材や色が異なるオッドベストをプラスするのもおしゃれ。オッドベストは難易度が高いイメージがありますが、スーツやジャケットが無地だとチャレンジしやすいですよ。
アイテム2
ニットやカーディガンはウォームビズの定番
ベストはクラシックすぎて苦手という人は、ジャケットとシャツの間にニットやカーディガンを着用するのも手。これはウォームビズの定番スタイルで、最も実践しやすいテクニックです。ニットもカーディガンも上品なハイゲージが好ましく、色はネイビーやグレーといった定番色がベター。また、ネクタイを締めるならVネックを、アンタイドならクルーネックを選ぶのがおすすめ。
アイテム3
暖かくておしゃれなタートルネックニット
ウォームビズでは、冷えやすい首・手首・足首の”3つの首”を暖めることも大切。とはいえ、室内でストールを巻いたり、グローブをはめたりするわけにはいかないので、タートルネックニットに頼るのが正解です。ニットやカーディガン同様にハイゲージの定番色を選べばビジネスシーンにもマッチし、かつ洒脱な雰囲気を醸し出すことができるんです。テレワークにもおすすめのアイテムです。
アイテム4
ビジネスシーンでもインナーダウンに頼ってみる
カジュアルOKの職場やテレワークのときに活躍するのが、抜群の保温性を誇るインナーダウン。シャツやニットなどの上にに羽織れば、室温20度の環境でも快適に仕事をすることができます。スポーティなクルーネックも悪くありませんが、よりビジネスシーンを意識するならVネックのベストタイプが最良の選択。ジャケットを羽織るとスポーティなムード漂うウォームビズスタイルに仕上がりますよ。
アイテム5
あったかインナーに頼るのも手
手軽にウォームビズを取り入れるなら、『ユニクロ』のヒートテックやレギンスといったウォームアイテムを取り入れるのがGOOD。ベストやニットに比べ、リーズナブルかつ簡単にウォームビズを実践できます。また、部分的な寒さ対策ができるので、着こなしを気にすることなく自分のニーズに合わせられるのもあったかインナーの良さ。
おしゃれも快適さも両得。参考にしたいウォームビズの着こなし例
ウォームビズで活躍するアイテムがわかったところで、それらを取り入れた着こなし例をご紹介。暖かいだけでなく、おしゃれに見えるスタイリングばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
コーデ1
チェックのオッドベストがモノトーンコーデのアクセントに
グレー無地のベーシックなセットアップに、ウインドウペンのオッドベストをプラスしたウォームビズスタイル。Vゾーンをモノトーンでモダンに仕上げることでベストがさらに引き立ち、着こなしの洒落度までもアップしています。
コーデ2
オッドベストがチェック合わせの中和役とウォーム感アップに貢献
こちらもセットアップ×オッドベストの組み合わせですが、あえてコントラストをつけずに同色の同トーンでまとめているのがポイント。さらに無地をセレクトすることで、グレンチェックとグラフチェックによるチェック合わせをバランス良く見せる効果も。
コーデ3
インナーにニットという選択がコーデのあか抜けにも効果的
セットアップのインナーはシャツを合わせるのが一般的ですが、ウォームビズシーズンはニットを合わせるのもおすすめ。浅めのVネックなのでセットアップともバランスが良く、かつネイビー×黒の配色とスニーカーが相まってスタイリッシュなビジネススタイルが完成。
コーデ4
タートルネックニットで暖かさとおしゃれを両立
ベージュのセットアップとグレーのタートルネックカットソーのスタイリング。室温20度に対応する暖かさを実現しつつ、洗練された都会的なビジネススタイルを構築できます。動きやすさも考慮した着こなしなので出勤日はもちろん、テレワーク時にもおすすめ。
コーデ5
ダウンベストでスポーティなウォームビズスタイルを構築
白のタートルネックニット×グレースラックスの上品な着こなしにダウンベストをオン。上品さはそのままに、スポーティさが絶妙に加わった洒脱なウォームビズスタイルに仕上がっています。ジャケットを羽織れば、そのまま外出できるのも◎。
コーデ6
見た目も暖かなトップスのレイヤードに注目
コーデュロイジャケットとタートルネックニットで、見た目にも暖かなウォームビズスタイルを構築。ボトムスはあえてライトトーンのチェックパンツを選び、軽やかな雰囲気をプラスしています。足元はジャケットと同色のブラウンで適度に締めるのがベスト。
コーデ7
プラスニットでトラッドスタイルを都会的に
チェックジャケット×ジーンズで、トラッドな雰囲気香るビジカジスタイルを構築。ここにネクタイを締めるとコテコテに見えてしまいますが、ニットとシャツですっきり見えと暖かさを見事に両立させています。ジャケットとニット、ジーンズを同系色で統一したところにも注目を。
コーデ8
カーディガンコーデで暖かさ・快適・きちんと感を網羅
ジャケットは暖かいけど、着ていると窮屈感があって仕事がはかどらない……。そんな人に取り入れてほしいのがカーディガンです。ジャケットを脱いでもサマになるし、室温20度でも快適に感じられるはず。黒やネイビーといった無彩色でまとめられているのも今どきです。
コーデ9
上品で見た目も暖かなニットのレイヤード
カジュアルOKの職場やテレワークでおすすめなのが、タートルネックニット×カーディガンの組み合わせ。ライトグレーでリンクさせることでニットのレイヤードもバランスが良く、どこか上品なムードが漂います。コーデュロイパンツで見た目の暖かさをより一層高めて。
コーデ10
さりげないきちんと感がコーデの決め手
クルーネックニットとコーデュロイパンツのスタイリング。ビジネスシーンではカジュアルに感じるかもしれませんが、ハイゲージとクリースで適度なきちんと感を持たせています。足元はスニーカーではなく、レザーシューズでしっかり大人っぽさを意識するのがベター。
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近間 恭子
ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「Mono Master」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。