おしゃれで実用的なレインウェア。雨が待ち遠しくなる25のおすすめ
梅雨はもちろん、雨に備えてレインウェアは用意しておくのがベター。そこで、選び方のポイントとともにおすすめのレインウェアを人気ブランドから厳選しました。レインウェアがおしゃれでないのは、ひと昔前の話
両手が自由に使えるうえに、傘以上に雨を防ぐことができるレインウェア。実用的ではあるがファッション性に富んだアイテムが少ないため、コーデに支障の無い傘のほうが良い、と思っている人も少なくないのではないでしょうか。しかし近年では、タウンユースはもちろんフェスやキャンプなどの外遊びのシーンでも使えるおしゃれなレインウェアが急増中。機能素材が豊富に出そろっていることも手伝い、“いつもの”アウターに撥水性や防水性など、雨の日でも安心して着られるモノが増えているんです。
うれしいのは、カジュアルなシーンだったりビズシーンだったりと大人の日常生活に馴染むデザインが豊富にラインアップされているということ。雨の日以外でも着られる1着があれば、“雨の日専用”のアウターを買う必要がなくなります。裏を返せば、雨の日でも晴れの日でも活用できるモノをセレクトするのが賢い買い物ということ。そこで、以下ではレインウェアをレインウェアたらしめるポイントをご紹介。重視すべきポイントを押さえて、レインウェア購入の参考にしてください!
レインウェアを購入する際、重視したい機能とは?
機能1
長時間の雨にも対応できる防水性
当然と言えば当然ですが、もっとも重視すべきは防水性。いくらおしゃれだからといっても、防水性が低いレインウェアでは意味がありません。最近ではアウトドアウェアなどに使用されているゴアテックス素材のレインウェアも展開されているので、機能的なレインウェアが欲しいという人は使用している素材に注目して選びましょう。
機能2
着用時の快適さを左右する通気性
レインウェアなのに通気性と思うかもしれませんが、通気性の悪いレインウェアは着用時に内部の湿気を外に放出できないので蒸れてしまうのがネック。気温が高い日には熱もこもってしまい、せっかく雨を弾いても中が汗だくになってしまうことも。先程も説明したゴアテックス素材であれば、外からの水分は遮断しつつ、内部の湿気だけを外に排出してくれるので長時間でも蒸れを気にせずに快適に着用できます。また、画像のようにベンチレーション(通気孔)があるかどうかも通気性に関わるディテールですのでチェックしておきたいところ。
機能3
持ち運びに便利な軽量性
最後にチェックしておきたい機能性は軽量性。デザインで選ぶなら必ずしも必要なポイントではありませんが、着用時だけでなく持ち運ぶ際もストレスが少なくて済むので極力軽いものを選ぶほうが良いでしょう。また、パッカブルのモノにおいては、カバンに入るか収納時の大きさのチェックも忘れずに。
カジュアルな装いに合わせるなら。こんなレインウェアならおしゃれにキマります
機能性と見た目にこだわるなら、アウトドアブランドを筆頭に機能素材の扱いに長けたブランドをチェックすべき。定番かつ人気のブランドであれば間違いありません!
ブランド1
『ザ・ノース・フェイス』
袖と肩ヨークを切り替えた配色とともに、『ザ・ノース・フェイス』のアイコン的な存在になっている防水ハードシェルジャケット。ボディには、2レイヤーのゴアテックスを採用。バックパックを背負った際にショルダーストラップやウエストベルトに干渉しない位置にあるサイドポケットや、ダブルフラップ仕様の前立てといった、機能に裏打ちされた普遍の意匠が満載です。
ブランド2
『アークテリクス』
長年人気モデルとして君臨していた「ベータSL」の後継型として誕生したのがこの「ゼータSL」。見た目はほぼ同じですが、着丈は前作よりも若干長めに設定されています。さらに、肌への張り付きが少ない快適な防水透湿素材「ゴアテックス パックライト プラス」を新たに起用。
ブランド3
『コロンビア ブラックレーベル』
ブランドオリジナルの防水透湿素材「オムニテック」を使った本格マウンテンジャケットながら、落ち着いたルックスでビジネス使いにも対応。前身頃の左右にセットされた止水ジップが適度なアクセントとなっています。フロントはニュアンス付けが容易に行えるダブルジップ仕様に。
ブランド4
『エカル』
数ある防水透湿素材の中でも、とりわけハイレベルな透湿性を持つ『イーベント』をマテリアルに抜擢。蒸れ知らずなのはこの時期頼もしい限りです。収納面も充実しており、フロントに4つのポケット、そして背面にはマップポケットを配置。加えて、襟にはDWR加工のフードが内蔵され2WAYで着こなせます。
ブランド5
『マムート』
耐水圧26,000mm、透湿性: 27,000g/m2/24hというハイスペックな仕様で悪天候下でもへっちゃら。わずか145gというライトウェイトぶりもうれしく、デイリーユースからアクティブシーンまで自在に躍動します。胸元には小物収納に役立つ、撥水ジップ付きの隠しポケットを装備。
ブランド6
『ニューバランス』
パッカブル仕様なので持ち運びがラクラク。アウトドアなどのアクティブシーンや、スポーツ観戦などで重宝するはずです。また、薄手にもかかわらず耐水圧は19,001mmもあるので悪天候でも十分その能力を発揮します。フロントにはポケットもついているので、スマートフォンなどの小物が収納可能なのもうれしいポイントです。
ブランド7
『コールマン』
バイカラーでシンプルかつ洒落感溢れる1着。ナイロンの裏地がついた耐久性が高い防水PVCで構成されているので、雨の日だってなんのその。また、熱溶着シームとカバー付きファスナーで水の侵入も防ぎます。フードはコードがついているので、好みのフィット感に調節可能です。
ブランド8
『エフシーイー』
防水・撥水・透湿の3層素材を使用したシェルジャケット。随所に施されたアクションプリーツや立体感のある袖を採用することで、動きやすく着ていてストレスフリー。世界最高といわれるドローコードパーツCohaesiveRシステムをフードに搭載しているので、素早く簡単にフィット感を調節できます。
ブランド9
『ビームス プラス』
1960年代頃に北欧で見られたアノラックやスキージャケットからヒントを得た、クラシカルな1着。特殊加工を施した風合いの良いナイロン地もレトロムードを加速します。そんな見た目とは裏腹にスペックは現代的で、フィルム・コーティング、プリントを駆使した多重構造により高次な透湿防水機能をもたらしています。
ブランド10
『チャンピオン』
スポーティ風貌のアノラックパーカーは、耐久撥水素材の「キューダス」をボディに採用。裏地にメッシュを取り入れることで、十分な通気性も確保しています。ゆるっとしたオーバーシルエットですから、今季らしさを演出するうえでも合理的!
ブランド11
『アンドワンダー』×『バブアー』
『バブアー』の定番「ビデイルジャケット」の佇まいを残しながら、完全防水仕様のアウターに落とし込んだ異色の1着。ボディの生地はオイルドクロスではなく、堅牢なコーデュラナイロンのシェルに対し、防水透湿素材であるイーベントのメンブレンをライニング。止水ファスナーで耐水性を高めつつ、脇下のベンチレーションで運動量が増えたときの通気にも対応。
ブランド12
『コロンビア』
オムニテック採用による優れた防水透湿性がポイント。アウトドアシーンからタウンユースまで幅広く対応してくれるでしょう。内側の縫い目にフルシームシールを配することで、生地の継ぎ目からの浸水も防止。もたつきのないすっきりとしたデザインなので、大人のスタイルにも馴染みます。
ブランド13
『アンダーカバー』×『キウ』
レイングッズを展開するブランド『キウ』とのコラボレーションで製作したポンチョ。TPUラミネート素材ならではの高い防水性、そして思わず目を引く全面総柄が特徴的なアイテムです。しかもパッカブルなので、バッグに忍ばせておくにも便利!
ビジネスシーンで活用するなら、スマートなレインジャケット&レインコートが狙い目
続いては、ビジネスシーンでも使えるシックなレインウェアを探している人に向けたアイテムをご紹介。良い意味でクセのない逸品ばかりで、普段使いにもぴったりです。スーツやジャケパンを着る機会が多い、という方はぜひチェックを!
ブランド14
『ナノ・ユニバース』
軽量なストレッチ素材を使用したナイロンジャケット。縦横自在に伸縮するので、スタイリッシュな見た目からは想像がつかないくらい動きやすい仕上がり。撥水加工が施されているので天候を気にせず、ビジネスからカジュアルまで活躍してくれるはず。また、内側にはさまざまな大きさのポケットを配してあるので、収納力にも優れています。
ブランド15
『スノーピーク』
DWR(耐久撥水)加工でフィニッシュされたポリエステル製のテーラードは、オン・オフと自在に着まわせる万能プレイヤー。真ん中のボタンで留めればシングルジャケット、奥のボタンで留めればうって変わってダブル風と、コーデに合わせたアレンジができるのも強み。
ブランド16
『シップス』
日本を代表する生地メーカーである小松マテーレ社のファブリックを使用したモデル。メーカー独自の加工によりポリエステル特有のギラつきが抑えられており、まるで梳毛素材のように上品な顔立ちです。それでいて、優秀な撥水機能も兼備しているのだから言うことナシ。
ブランド17
『ノルウェイジャンレイン』
防水加工を施した3層構造の高品質リサイクルポリエステル素材を採用。まるでレインウェアには見えない生地感により、フォーマルな装いにもマッチする汎用性を獲得しています。フーデッドコートながらもクラシカルなデザインにまとめることで、その傾向は寄より顕著に。フードを取り外すことで、ステンカラーコートとしても使用可能です。
ブランド18
『トラディショナルウェザーウェア』
人気定番型の「セルビー」を、防水透湿&防風機能を備えるハイスペック素材「ストームシール」でモディファイ。着こなしを格上げしてくれる端正なデザインとは裏腹に、アウトドアジャケット級の機能性を有しています。袖裏を鮮やかなカラーで切り替えた、さりげない遊び心も◎!
ブランド19
『ヘルノ』
機能性とデザイン性を兼ね備えた、ブランドを代表するスプリングコート「ラミナー」。3層構造のゴアテックスを生地に採用しているので、防水透湿性はばっちり。これからの時季、蒸れから解放されるこちらのコートは、雨の日の強い味方になってくれるに違いありません。
ブランド20
『エーグル』
イメージソースは古き良きヴィンテージのライディングコート。ジャケットの上から羽織ることを想定して、ゆったりとリラクシングなAラインシルエットに仕上げています。右のウエストポケットに全体が収納できるパッカブル型の防水コートゆえ、通勤鞄にスタンバイさせておくのもアリですね。
ブランド21
『ウィルクスバシュフォード』
インフード仕様のスタンドカラーなので、スーツなどとも相性抜群。シーンに応じて丈感を調節できるので、ショート丈とハーフ丈の2WAYで着こなしが楽しめます。また、ラグランスリーブを採用し、動きやすさも考慮されているのもうれしいところ。
ブランド22
『マーモット』×『パーフェクトスーツファクトリー』
アウトドアブランドとスーツブランドによる異色の顔合わせ。すっきり細身&程良く丈長なスマートシルエットで、ビズスタイルと好相性を見せてくれます。もちろん、素材は防水仕様で悪天候でも問題なし! 首元に両ブランドのタグが並ぶエクスクルーシブな仕立てにもオトコ心をくすぐられます。
ブランド23
『エストネーション』
塩縮加工のナイロンを使っているため、最初からシワ感があってこなれたムード。撥水性もフォローしておりレインコートとしても有能です。その上、内側に配置されたマガジンポケット内に自己収納可能で持ち運びも手間いらず!
ブランド24
『417 エディフィス』
『帝人フロンティア』が開発した撥水素材ミノテックを使用したテーラードジャケット。通気性も申し分なく、暑い時季でも活躍すること請け合いです。可動部のストレスを感じないように袖は斜めに裁断され、ストレッチが効くように作られているところにも同ブランドのこだわりが見られます。
ブランド25
『ナナミカ』
こちらのモッズコートは、2.5レイヤーのゴアテックス仕立て。シームテープによって確かな防水性を確保する一方、フロンジップが見えない比翼仕立てを生かしたミニマルデザインで街映えするデザインに落とし込んでいます。フィッシュテイルを採用した裾周りは、ジャケットの裾が隠れるけど長すぎないレングスも絶妙。
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都内の編集制作プロダクション所属。メンズファッション・ライフスタイルを中心に雑誌、webにて編集・執筆を行っている。