レインブーツは見た目も重要。大人にふさわしいおすすめブランド11選
雨の日が続くと憂鬱ですが、おしゃれが手抜きになるのはNG。機能的でデザインもGOODなレインブーツがあれば、あいにくの雨天でも快適かつセンス良く装えます!濡れないし、おしゃれ。そんなレインブーツがあると重宝します
雨で足元がビショビショに濡れると、1日中不快に。そのため、雨の日はおしゃれを捨てて機能優先で靴を選んでいる人も多いのではないでしょうか。特に梅雨シーズンには、普段の革靴やスニーカーで外出する機会はグッと減ってしまいます。ならばそれを逆手にとって、雨の日ならではのおしゃれを楽しむのも1つの手。テンションの上がらない雨の日でも、選ぶアイテム次第で快適さとあか抜け感を両立できるものです。そこで提案したいのが、見た目と機能を兼ね備えたスタイリッシュなレインブーツ。最近は単なる“防水靴”ではなく、ファッションアイテムとしても映える逸品が増えているんです!
大人が買うべきレインブーツは“3つの長さ”から選ぶ
一言でレインブーツといっても、実は丈の長さによって印象は大きく異なり、フィットするコーデやシチュエーションも変化。ここでは、ショート・ミドル・ロングというそれぞれの長さについて特性を掘り下げます。
種類1
足首までの“ショート丈”なら、きれいめコーデだってこなせます
もっとも取り入れやすいのが、足首までの丈感となったショートタイプ。サイドゴアブーツやチャッカブーツといったお馴染みのデザインも多いので、レインブーツ初心者でも比較的抵抗なく合わせられるはずです。後述の2型よりもボリューム的に控えめな分、きれいめのコーディネートと親和性が高いというメリットも。雨の降っていない日でも違和感なく使えるので、1足持っておいて損はありません。
種類2
すね~ふくらはぎあたりまでの“ミドル丈”で、強い雨でも万全の態勢
ミドル丈のレインブーツは基本的にブーツインスタイルでの着用となるので、土砂降りの日に泥や水がパンツに跳ねてしまうリスクが大きく軽減できます。しかも、視覚効果によって脚が長く見えるというメリットも。多くの利点を享受できるアイテムですが、存在感が強い分、ショート丈よりも投入の難度は少しアップ。野暮ったく見せないためには、シンプルなモデルを選んで着こなしのアクセント的に取り入れるのが正解といえるでしょう。雨の弱い日には、パンツの裾をブーツの上に被せてエンジニアブーツのように履きこなしても良いかもしれません。
種類3
本格派のブランドが揃う“ロング丈”は、1足あるとアウトドアでも重宝
膝下までしっかり覆うロング丈モデルは、今回の3型の中でダントツの防水力を誇るのが強み! キャンプやフェス、フィッシングといったアクティブなシーンで使い勝手の良いアイテムです。ぬかるんでいるところでも気にせず歩けるのは頼もしい限りですし、近年はデザイン的にこなれたアイテムもかなり増えてきました。ただ、保管にスペースを取るのが弱点となるので、その点はご注意を。小さく畳めるパッカブルモデルも多いのですが、ずっと畳んでいると素材劣化の原因となります。
ラバーだけじゃないんです。各素材のメリット、デメリット
レインブーツといえばラバー製のイメージが強いと思いますが、実はその他にも多彩な素材でリリースされています。代表的な3つのマテリアルにフォーカスし、それぞれの特徴を紹介していきましょう。
素材1
伸縮性に富む“ラバー”はフィット感も抜群!
レインブーツでもっともメジャーな素材といえるラバー。防水性の高さは言わずもがな、ストレッチ性&断熱性にも優れているため、あらゆる環境・季節でもコンフォータブルに脚を通せます。極めて優秀な素材ですが、ウィークポイントもあります。それは天然ラバー・合成ラバーを問わず経年劣化を起こしやすいという点。ずっと使っているとヒビが入ってしまうこともあります。個人での補修は難しいため、専門店に持ち込むか潔く買い替えましょう。
素材2
半永久的に使えてとにかく軽い。“PVC”は押さえておいて損なし
PVCとはポリ塩化ビニルのことで、耐候性に長けており雨はもちろん紫外線にも強いのがポイント。ずっと履いていても経年劣化を起こしにくいという強みも持っています。さらに、着色しやすい素材であることも多くのブランドで採用される理由の1つ。ですが低温時に硬くなるのが弱点で、寒い日や雪の日の着用にはあまり向いていません。また、ラバーブーツと比べると伸縮性も劣ります。
素材3
技術の進歩のたまもの。“撥水レザー”で見た目も完璧
撥水加工技術の進化もあり、リアルレザーでありながら雨にも強い才色兼備なモデルが続々と登場! 本革だけに履き心地は抜群ですし、デザインもレインブーツとは思えないほどにしゃれています。とはいえ、やはりラバーやPVCと比べると防水面では一歩劣るため、激しい雨の日は着用するのを避けたほうがベター。ゴアテックスなどの防水透湿メンブレンを組み合わせて一段と防水性を向上させたモデルもあるので、機能性重視の人はそちらを選んでみても良いでしょう。
丈の長さ別に網羅。便利でおしゃれなレインシューズ11選
最後は、丈の長さごとにおすすめのレインブーツをレコメンド。機能面はもとより、見た目も大人の好みに合ったモデルを集めてみました。先程紹介した3つの素材を中心に、それ以外にも耐水性に優れた素材をいくつかピックアップ。雨の日に備えて、ぜひチェックを!
▼日常使いでもサマになる。“ショート丈”のおすすめ4点
ブランド1
『リーガル』
シンプルなルックスのPVC製サイドゴアブーツは、オンからオフまでフレキシブルに対応可。着こなしの幅を拡充してくれる、利便性の高いアイテムです。そのうえ、アッパーとソールを一体成型するスラッシュ式製法が採用されていますから、防水性は極めてハイレベル!
ブランド2
『マッキントッシュフィロソフィー』
2011年に発表されて以来、現在も不動の定番レインブーツとして君臨し続けているサイドゴアタイプの「カーディフ」。履き込んだレザーブーツを型取りして製作されており、PVC素材でありながら本革さながらのシワ感を備えています。さらに、抗菌防臭加工のインソールを用いることで衛生面にもしっかりと配慮。
ブランド3
『スイコック』
レザー風の撥水加工ポリウレタンと、ラバーによるコンビネーション素材。ライニングとの間には防水シートを挟み込み、機能性を一段と向上させています。耐水面に関しては、深さ10Mの水に約10時つけても浸水しなかったことが試験で実証済みです。フッドベッドは抗菌剤が配合されたオリジナル仕様で、嫌な匂いをカット!
ブランド4
『バブアー』
ミリタリーテイストなカーキカラーのラバーブーツは、オトコっぽい着こなしと親和性良好! ブーツの内側には『バブアー』のハウスタータンがあしらわれており、さり気なく個性を主張します。さらに、履き口の前後両方に配されたロゴ入りのプルタブが程よいデザインアクセントに。
ブランド5
『クラークス』×『ビームス』
1990年代にリリースされた『クラークス』の名作ブーツ「デザート ロック」を『ビームス』が別注アレンジ。ゴアテックス素材を裏貼りした特別なスウェードレザーは、優れた防水性と豊かな風合いを両立しています。シューレースをハズして2ウェイで着用できるという点も◎。
ブランド6
『ティンバーランド』
リアルなアウトドアシーンでも愛される、ブランド定番の「シックスインチブーツ」。アッパーの上質なヌバックレザーは高度な防水加工で仕上げられており、雨をシャットアウトしてくれます。クッショニングに長けた中敷や、スリップに強いラバーソールも快適性をサポート。
▼街でも野遊びでもOK。“ミドル丈”で手に入れたいブランド
ブランド7
『ハンター』
レインブーツを紹介するにあたって絶対に外せないブランドといえば、英国王室御用達の『ハンター』。しなやかで上質な天然ラバーを使い、職人が一つひとつ丁寧に作り上げるレインブーツは世界中で愛されています。取り外しできるカップインソールのおかげで、常に清潔さを保てる点も魅力。クリーンなミニマルデザインで合わせやすさも文句なしです。
ブランド8
『シエラデザインズ』
マウンパの元祖としてお馴染みの『シエラデザインズ』が手掛けるラバー製の1足。靴ヒモを解けにくくするシューレースカバーや、着脱をアシストする後部のヒールキックなど、気の利いたディテールが各所に見られます。サイドに堂々と入ったブランドロゴもポイントに。
ブランド9
『エーグル』
160年以上の歴史を持つフランスのアウトドアブランドで、なかでもラバーブーツは『エーグル』のアイコンとして鎮座しています。代表作であるこちらの「ビゾン」はしなやかな着用感と摩擦に強いアウトソールが特徴で、農業分野において何十年にもわたりその品質を実証し続けてきました。フランス国内の工場にて、今なお熟練のクラフトマンが生産を行っています。
ブランド10
『ダナー』
ご存じ、アメリカのオレゴン州を拠点とする老舗ブーツメーカーが放つ逸品。タフな作りはもちろんのこと、耐水加工の肉厚レザーアッパー×ラバーボトムのコンビネーション素材による、アウトドアテイスト満点なデザインも印象的です。ジーンズやチノパン、カーゴパンツといった男らしいボトムスとは特に相性良好!
ブランド11
『コールマン』
薄手のPVC素材なので非常に軽く、なおかつクルクルっと丸めて小さく収納できます。どこにでも連れて行けるため、さまざまな場面で強さを発揮してくれそうですね。おまけに、インソールはデタッチャブルとなっており、常に清潔な状態をキープできます。税込3,000円台のリーズナブルなプライスも魅力的。
▼雨も雪もどんとこい。1足は持っていたい“ロング丈”を厳選
ブランド12
『ウェットランド』
長靴の本場・北海道で生産を行うブランドで、伝統的な製法をもとにハンドメイドでレインブーツを製作。この1足は素材に高品質の天然ゴムが使われていて、軽くソフトな着用感です。コンパクトに折りたたんで付属の収納袋に入れられるので携行性に富み、キャンプやトリップのお供にもうってつけ!
ブランド13
『キウ』
街履きしても違和感のない、ベーシックデザインのPVCブーツ。フィット感は履き口のサイドに付くアジャスターで自在にコントロールできます。加えて、強靭なグリップ力を誇るアウトソールや、脱ぎ履きを簡単にしてくれるヒールキックも心強い仕様。こちらもパッカブル仕立てとなっており、専用袋に入れて軽々と持ち運べます。
ブランド14
『コロンビア』
丈夫なナイロンアッパーに、ウォータープルーフメンブレンを貼り合わせて防水性を確保。履き口部分を折り返して履ける2WAY仕様もポイントで、折り返すと裏地にプリントされたにぎやかな総柄がお目見えします。ラバー製のアウトソールは深く溝が刻まれていて、耐滑性に特化。デザインもスペックも隙がない1足です。
ブランド15
『日本野鳥の会』
現在大ヒットアイテムとなっている「バードウォッチング長靴」は、『日本野鳥の会』がゴム長靴の専門メーカーと協力して製作したモデル。表側には天然ゴム、裏側には肌触りの良いナイロン素材を使用しており、履き口はドローコードで絞ることができます。足首周りがやや細めの作りですから、普段よりもワンサイズオーバーを選ぶのがベター。
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handbagでの執筆本数NO.1ライター
山崎 サトシ
アフロ歴15年のファッションライターで、趣味はヴィンテージモノの収集とソーシャルゲーム。メンズファッション誌を中心として、WEBマガジンやブランドカタログでも執筆する。得意ジャンルはアメカジで、特にデニム・スタジャン・インディアンジュエリーが大好物!
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