ジムの服装って何が正解? アイテム選びのポイントとおすすめ15選
健康志向が高まり、ライフスタイルの一部としてジムに通う人が増えています。それに伴い、ジム用のウェアもどんどんおしゃれに。今どきのジムスタイル事情をお届けします。ジムでの服装って、どんな格好をするのが正解?
ジムでのウェア選びにおいて、“機能性は重視するけれど、おしゃれさも意識したい”という人は多いはず。そこでおすすめしたいのが、昨今のトレンドにもなっているアスレンジャーを取り入れたスタイルです。そもそもアスレンジャーとは、スポーツウェアやトレーニングウェアを日常着として取り入れたファッションのこと。ジム着とはいえ、そのまま行き帰りできるような街にも馴染む着こなしが増えています。実際におしゃれな大人のジムウェアを紹介していきましょう。
コーデ1
シンプルがベースのモダンな装い
トレーニングウェアに定評のある『アンダーアーマー』のパーカー、ジョガーパンツとスニーカーを着用。シンプルなデザインにロゴをさりげなく効かせたウェアは、都会的でモダンな雰囲気が魅力です。サイズバランスも絶妙で、スタイリッシュな着こなしに仕上げています。
コーデ2
気負わないデザインが洒落感の秘訣
暑い時期のジムスタイルはTシャツ×ショートパンツに限りますよね。こちらは機能性とおしゃれなデザインを両立した『フランク&モリス』のTシャツとショートパンツを着用。吸汗速乾などの機能を備えつつも、気負いのないラフなデザインがこなれ感を加速させています。グレーをベースにしたコーデの中にサックスブルーを挿したカラーリングもポイント。
コーデ3
モノトーンでまとめたセットアップスタイル
ジャケット&パンツのセットアップを取り入れた好例。上下セットだとガチガチの運動着になるかと思いきや、モノトーンかつ細身のシルエットのおかげでおしゃれな雰囲気満点です。Tシャツの上にサラッとジャケットを羽織るだけで行き帰りもそのままの格好でOK。パッカブルタイプのジャケットなら、着用しないときはコンパクトに収納できるというメリットもあります。
具体的にはどんな点を重視すべき? ジムでの服装選びのポイント
今どきのジムスタイルを把握したところで、実際選ぶときに重視すべきポイントをご紹介。アイテムの選び方からデザインまで、細かく解説するのでぜひ参考にしてみてください。
ポイント1
伸縮性に優れた素材で動きやすいアイテムを選ぶ
デザインはスポーティでも、動きにくければ元も子もありません。目指すは街に合うスタイリッシュなジムスタイルですが、それを構築するうえで伸縮性に優れた素材を使用したアイテムを選ぶことは必須です。ジムでのパフォーマンス向上はもちろん、ストレスなくトレーニングすることが可能になります。
ポイント2
モノトーンなどのシックなカラーで仕上げるのが成功の鍵
スポーツアイテムはカラフルなカラーリングのモノも多いですが、アスレンジャーを意識するならシックなカラーでまとめるのがベスト。なぜならスタイリッシュ度も上がり、そのまま街に出ても浮きません。ブラックやグレー、ネイビー、ホワイト、カーキあたりを組み合わせるのがおすすめです。
ポイント3
各アイテムのデザインはシンプルに徹するのがスタイリッシュ
カラーリング同様にデザインもシンプルなものがベター。基本は無地で、ロゴやモチーフはさりげなくあしらわれた控えめなデザインを選ぶのがポイントです。
機能的でおしゃれなジムウェア15選
今どきのジムスタイルに欠かせない、見た目も機能も両得のジムウェアをピックアップ。アイテム別に選ぶポイントと人気ブランドのおすすめを紹介します。
▼Tシャツは、伸縮性と速乾性に優れたものをチョイス
伸縮性に優れたTシャツなら何でもOKなイメージがありますが、ジムスタイルにおいては+αの機能が必要です。というのも、トレーニング中には多かれ少なかれ汗をかきますよね。なので、速乾性にも富んだものを選ぶのが正解。快適性もグッとアップしますよ。
アイテム1
『MXP』ファインドライ クルーネックTシャツ
マイクロファイバー素材による高い吸水速乾性に加えて、ブランド独自機能のマキシフレッシュプラスで消臭性も付与した1枚。その上、ポリウレタン混紡で程良いストレッチ性もフォローしています。そんな全方位的な機能性はもちろんのこと、それ1枚でもサマになるすっきりとしたシルエットも持ち味といえるでしょう。
アイテム2
『アディダス』デザインド トゥ ムーブ モーション 半袖Tシャツ
カーキのボディにさりげなくロゴがあしらわれたデザインとスリムフィットなシルエットが、大人っぽさとスタイリッシュな印象を演出。汗を素早く吸収・発散しドライな着心地をキープするエアロレディテクロノジーを搭載しているため、トレーニング時はもちろん、その後も快適な着心地を味わえます。
アイテム3
『アウトドアプロダクツ』ワンポイントブランドロゴポケット付きユーティリティTシャツ
コットン×ポリエステルのポンチ素材は速乾性と伸縮性を両得しており、申し分ないコンフォートさを誇っています。そして最も特徴的なのが、身頃部分にセットされた大型ポケット。ちょっとした小物類を収納しておけるので、アクティブシーンで便利です。また、この独特のポケットはさりげないデザインアクセントとしても作用しています。
▼ジャージジャケットは、落ち着いた配色がおしゃれに見せるコツ
学生時代の運動着のイメージがあるからか、ジャージ=ダサいというイメージを持っている人も少なくないと思います。そのイメージを払拭するには、落ち着いたカラーリングをセレクトすること。使用している色数も少なめだと合わせやすく、洒落感も増します。
アイテム1
『Y-3』ジップアップ トラックジャケット
ウールMIXのジャージー生地ゆえに、スポーツウェアでありながらも上品で洗練された表情。余計なもたつきをそぎ落とした美麗なシルエットも『Y-3』ならではのアプローチです。その一方で、動きやすさもしっかりとカバー。360度の動きに対応するフリーフィットパターンによって、ノーストレスな運動性を適えています。
アイテム2
『アディダス オリジナルス』アディカラー クラシック プライムブルー スーパースタートラックジャケット
スリーブに配されたお馴染みの3ストライプスがスポーティさをアピール。大人でも着やすいシンプルなデザインですので、ジムだけでなくスポーツMIXコーデのお供としても適役です。フロントはダブルジップ仕様になっており、ニュアンスは自在に調整可。リサイクルポリエステルを素材に用いるなど、環境に配慮したアイテムであるという点も見逃せません。
アイテム3
『ラコステ』ショルダーライントラックジャケット
デザインはオーセンティックなトラックジャケットがモチーフ。ただし、シックなネイビーボディに爽快なブルーのラインを配し、メリハリある風貌へとアップデートしています。肩周りの楽なラグランスリーブによって動きやすさを確保したり、自然にやさしいオーガニックコットンを素材に選択していたりと、全方位的なこだわりもさすがは『ラコステ』。
▼ショートパンツは、すっきり見えて動きやすい膝上丈がマスト
タウンユース同様、ジムスタイルのショートパンツも膝上丈がおすすめ。膝下丈よりも動きやすさに優れ、見た目にもバランス良く着こなせます。またタウンユースのトレンドでもあるので、そのまま街中ではいていてもしっくり馴染みます。
アイテム1
『アンルート』ラン⇔シティ ナイロンストレッチショーツ
本格的なランニングウェアとして設計しつつ、街映えするモダンなデザイン性にも訴求。『アンルート』らしい、才色兼備な1本に仕立てられています。ナイロン×ポリウレタンのストレッチ生地は高次な撥水性を有しており、悪天候下でも強さを発揮。レーザー加工でロゴが施された止水ジップ付きの背面ポケットには、携帯や財布をすっぽり収納できます。
アイテム2
『ザ・ノース・フェイス』バーサタイル ショーツ
ブランドを代表する夏の定番ショーツ。さらさらとした肌触りの速乾ナイロン素材が使われており、ジムからアウトドアまで縦横無尽に活躍します。フットワーク良く動けるように、シルエットはワイドめの膝上丈に設定。ウエストにはフィットから調整がイージーなスピンドルが付属します。王道色カラフルモデルまで、バリエが多彩に揃うのも魅力!
アイテム3
『ddd』イージーショーツ
セボナーと呼ばれる東レの先端ナイロンを用いたショーツ。同素材は軽量性や強度といったナイロンならではの特性を持ちながら、まるでコットンのような風合いを有しているのが最大の持ち味です。撥水効果があるのもうれしく、汗や雨に対しても強さを発揮。テンション高めの配色もポイントの1つで、コーデスパイスとしても有能です。
▼スウェットパンツ選びは、細身のテーパードを条件に
スウェットパンツはともすると家着に見えてしまう危険性をはらんだアイテム。それを回避しつつもおしゃれに見せるなら、細身のテーパードシルエットをセレクトするのがベストです。脚のラインもきれいに見えますし、街にも合うスタイリッシュさも手に入れられます。
アイテム1
『ナイキ』テック フリース メンズジョガー
『ナイキ』が十八番とするテックフリースを駆使した今作。これはコットンジャージーの間にしなやかで弾力性を備えたフォームを挟み込んだ3レイヤー素材のことで、通気性・軽量性に秀でています。運動中にものを紛失しないよう、ジッパーポケットがあしらわれているのも高評価。野暮ったさとは縁遠い、すらりと先細りのシルエットで大人を魅了します。
アイテム2
『チャンピオン』×『シップス』ラップエアー ユーティリティ リブパンツ
使用したのは『チャンピオン』独自の3層構造生地・ラップエアー。空気をたっぷり含むため軽くて通気性が良く、しかも伸縮性にも富むという抜群に心地良い素材です。なお、形は今っぽい9分丈のテーパードとなっています。片玉縁仕上げのドットボタン付きバックポケットや、右ポケットのピスネームなどは『シップス』別注だけのスペシャルディテール!
アイテム3
『ヘルスニット』トンプキンススウェットリブパンツ
1940~1950年代に活躍したレトロなアメリカ製編機、トンプキンスで編み立てた裏毛生地。ヴィンテージさながらのタッチですが、細身のテーパードシルエットでモダンさも巧みに注入しました。サイドがシームレスになっていてチクつかなかったり、股下のマチで可動域を高めていたりと、細かな意匠への注力ぶりも目を見張るものがあります。
▼トレーニングのパフォーマンスを上げる、コンプレッションウェア
パワーアップやスタミナの向上、疲労軽減にも役立つコンプレッションウェアも、ジムスタイルには欠かせないアイテム。着こなしには直接関係ないかもしれませんが、他のアイテム同様にブラックなどのシックなカラーリングをセレクトするのがおすすめ。
アイテム1
『アンダーアーマー』コンプレッションウェア
吸汗速乾性と伸長性に優れ、あらゆるアクションにおいて動きやすいコンプレッションウェア。通気性を高めるために、切り替え部分にはメッシュが用いられています。UPF50相当の紫外線プロテクト機能付きなので、ジムだけでなく、ラッシュガードとしても使用可能。
アイテム2
『ルーカ』コンプレッションウェア
アートとハイテク機能を融合させた『ルーカ』のスポーツライン。筋肉の余計な動きを抑えるコンプレッション機能に優れ、かつ着用中の筋肉疲労を軽減してくれるので、パフォーマンスの向上にも一役買ってくれます。ストレッチ性に加えて抗菌性や吸汗性、UV機能も装備。
アイテム3
『ミズノ』バイオギアタイツ
骨盤サポート機能により、体幹を安定させる効果のあるコンプレッションタイツ。膝のサポートで左右のブレとねじれを軽減する働きがあるのも特徴です。スウェットパンツのインナーとしてはもちろん、ショートパンツとのレイヤードスタイルもおすすめ。
ウェア・コーデ
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バッグ・革小物をメインに執筆記事は200本以上
近間 恭子
ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「Mono Master」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。