ダニエルウェリントンが人気の理由と主力ラインアップ
『ダニエルウェリントン』はスウェーデンで誕生したヴィンテージ風シンプルウォッチを展開する腕時計ブランド。トラッドな雰囲気を醸す人気ブランドを深く解説します。『ダニエルウェリントン』とは
『ダニエルウェリントン』は、2011年生まれのブランド。創業者フィリップ・タイサンダー氏が旅行中に出会った英国人男性の紳士的な態度に感銘を受け、その名を腕時計ブランドの名称としました。薄型でクラシカルなシンプルデザイン、簡単にベルトの交換が行え、ダニエル・ウェリントン氏自身の腕時計に付けていたNATOベルトを装備するモデルも展開し、人気を博しています。
『ダニエルウェリントン』の腕時計は、男女問わず人気
近年は腕時計にも、北欧系のシンプルデザインが流行。ただし『ダニエルウェリントン』には、ひと味違った魅力があるんです。デザイン、ベルト、サイズ設定などから、人気の理由に迫ってみましょう。
理由1
スーツにもカジュアルにもハマる大人顔
ベゼルのデザインに抑制が効いており、文字盤のデザインは簡素を極め、秒針を持たない2針仕様は潔いくらいのシンプルさです。クラシックと北欧系デザインが融合しており、まさに大人のためのデザイン。スーツでも、カジュアルでも、着こなせます。
理由2
簡単に交換できる取り替えバンド
レザーベルトは、ラグの横の穴から付属の専用工具でバネ棒を押してやれば、簡単に外せます。あとはバネ棒を付け替えてはめれば交換終了。NATOベルトのほうは、ラグにバネ棒を取り付けておき、そこにベルトを通すだけ。いつでもベルト交換が可能です。
理由3
コーデに合わせたサイズ選びが可能
メンズ、レディース合わせて、ケースのサイズが豊富に用意されているのも『ダニエルウェリントン』の特徴。着用者の腕の太さやコーディネート、好みに合わせて選べるのも魅力です。
理由4
ペアで着けても“イヤらしく”映らない
デザインのシンプルさのおかげで、細部に至るまで全然イヤミのないのが『ダニエルウェリントン』の腕時計です。アンダー40mmのモデルなら、ペアで着用していても、まったく過剰なアピールになりません。小サイズモデルを2人でシェアするのもありですね。
大人の男性は『ダニエルウェリントン』クラシックモデルを
『ダニエルウェリントン』のメンズ最大の大きさは40mm。現在、このサイズは、まさに“旬”といえるサイズです。主張が行き過ぎず、かといって、控えめに過ぎず。シンプルさが生き、服装に上手に溶け込む、バランスの良い腕時計です。その魅力を掘り下げてみましょう。
魅力1
薄さはエレガントさに直結します
クォーツウォッチのメリットは薄さを求められること。薄い腕時計は存在感を抑制できますし、ホワイト系の文字盤も相まって、着こなしにエレガントな印象を与えてくれます。ダニエルウェリントンは、これに上品なゴールドカラーとレザーベルトを合わせることで、大人な雰囲気が漂っているのです。
魅力2
カジュアルでも、トラッドでもOKです
きれいめジャケットにラフに白パンツを合わせた、カジュアルなジャケパンスタイル。そんな着こなしにもピタリと収まってしまうのが、この腕時計。つまるところ、カジュアルでもフォーマルでもハマる、普段使いのしやすさが備わっています。
魅力3
NATOベルトがミリタリーになりません
NATOベルトはダニエル・ウェリントン氏自身も愛用していたベルトです。ミリタリー由来のものですが、きれいめのジャケットスタイルにも、しっくりと自然に溶け込むのはさすがのひと言。
『ダニエルウェリントン』の腕時計。定番をラインアップ
『ダニエルウェリントン』のメンズの定番は、ベゼルの薄いクラシックと、ベゼルにやや存在感のあるダッパーが用意されています。シンプル&クラシカルという点では、いずれも劣らぬ傑作揃いです。
アイテム1
クラシック ケンブリッジ シルバー
40mmのステンレスケースモデルで、NATOベルトのカラーリングは、青・白・赤のトリコロールカラーです。シンプルさと、ベルトのビビッドなカラーの組み合わせは見た目に強烈ですが、派手めのカジュアルシーンには、もってこいの色彩です。
アイテム2
ダッパー ヨーク シルバー
ダッパーはレディースの34mmサイズにくわえ、この38mmのメンズ仕様も展開を開始。ベゼルが存在感を強調し、インデックスも古風なローマ数字でヴィンテージ風味を出しています。ツヤ感の高いレザーベルトにより、トラッドな雰囲気をアップさせています。
アイテム3
クラシック ウィッチチャーチ シルバー
小サイズケースの存在はありがたいという男性は日本人には多く、ユニセックスの36mmは、まさに福音。ベルトのオレンジとブルーのコントラストが絶妙なウィッチチャーチは、日本限定モデルです。その希少性は、値段には変えられません。
アイテム4
クラシック ヨーク ローズゴールド
36mmサイズで、ケース表面にローズゴールドをコートしたモデルです。ヴィンテージ感漂うレザーベルトをセットすると、まさに上質なアンティークのような雰囲気に包まれます。男女ともスーツシーンにも合わせやすく、シェアウォッチとしてもおすすめです。
アイテム5
ダッパー ダラム シルバー
34mmサイズのレディース仕様のダッパーです。とはいえ、このサイズでメンズだと銘打った時計はアンティークショップにゴロゴロしていますから、男性が着けてもまったく違和感がありません。彼女へのプレゼント……というだけでなく自分用にもおすすめです。
アイテム6
クラシック ブラック リーディング ローズゴールド
こちらは2016年に発売された黒文字盤。クリーンな印象のホワイトとはガラリと雰囲気が異なり、スタイリッシュでシャープな見た目が特徴です。スマートな腕元を演出したい方に!
腕時計本体だけじゃない。『ダニエルウェリントン』の選べるベルトも紹介
『ダニエルウェリントン』は、レザーベルトも、NATOベルトも別売りしており、それは全然高価なものではありません。日常的に取り換えて、自分のファッションに時計を合わせていくというのも、時計の楽しみ方のひとつです。
ベルト1
レザーベルト クラシック ヨーク
モデル名後半のイギリスの都市名は、ベルトによってつけられています。このクラシック ヨーク用のベルトは、アリゲーター風のパターンを型押ししたレザーベルト。時計の高級感を一段上に引き上げる、ラグジュアリーな雰囲気がたっぷりとあります。
ベルト2
レザーベルト クラシック セイント・モーズ
『ダニエル ウェリントン』のレザーベルトは、基本的に牛革を使用しており、丁寧に仕上げられています。このベルトも、オイルに浸して最終仕上げをしたかのようで、表面に美しいツヤとヴィンテージもののやれた雰囲気が両立。クラシカルな外観に、とても似合います。
ベルト3
NATOベルト クラシック グラスゴー
近年のNATOベルトは、脱ミリタリーなカラフルなタイプが出揃っており、『ダニエル ウェリントン』も例外ではありません。このブルーとホワイトのベルトなら、爽やかで、紺系のスーツやブルーのシャツにも合わせやすく、ビジネスシーンでもいけそうです。
ベルト4
NATOベルト クラシック サウザンプトン
好デザインで、男女ともにジャストサイズな時計は、真剣にシェアを考えたくなるものです。このベルトはセンターにピンクを配することで、フェミニンなイメージに。こんなリボン風のベルトを持っておけば、シェアしたいときに、女性も使いやすいものです。
ベルト5
NATOベルト カンタベリー
こちらもパートナーとシェアしたい方におすすめ。トリコロールのストライプとなるこのベルトなら、男性のカジュアルスタイルにも合わせられるし、女性のフェミニンな服装にも溶け込みます。
アパレル業界から出版社編集を経て、エディター&ライターとして独立。紙・WEBを問わず男性ファッションを中心に執筆中。読者に寄り添えるファッション提案がモットー。