Gショックのアナログ時計なら、オンでもオフでもいつだってサマになる
腕時計にタフネスという概念を築き上げ、今や世界中にファンを持つ『Gショック』。デジタル時計のイメージが強いが、実はアナログタイプにも大人を魅了する名作が数多い。“ならでは”の良さ。大人の腕に『Gショック』のアナログタイプが効く
腕時計にタフネスというジャンルを確立し、世界中にファンを擁する『Gショック』。人気シリーズだけに誰もが一度は着用したことがあるはずだが、昨今はデジタル表示タイプだけではなく、時分針の運行により時を報せるアナログタイプがシェアを伸ばしている。デジタルに比べてスーツ姿など幅広いシチュエーションで着用でき、かつデザイン性に優れた『Gショック』であるからオフの装いにもハマる。そんな大人の腕元に効くアナログタイプの1本に注目したい。
完全アナログかアナデジか。2つの選択肢における、それぞれの魅力とは
まず「完全アナログ」の魅力については、大人の腕元を飾るプロダクトとしての風格が第一に挙げられるのではないだろうか。ゆえにスーツ姿にも自然とマッチするので、働く大人の男にとっては非常に手に取りやすいタイプというわけだ。視認性の高さはデジタル表示に敵わぬとも、1秒ずつ正確に時を刻む相棒を装着する喜びがビズシーンでも味わえる。そして、その逆がデジタル表示を加えた、落ち着いた印象のアナログと視認しやすいデジタルのいいとこ取りをした「アナデジ」タイプ。こちらはデイリーな装いにもより合わせやすく、カジュアルなムードが演出できる。好みやシチュエーションに合わせて使い分けるのがカギといえるだろう。
4つのカテゴリ別にレコメンド。『Gショック』のマストハブなアナログ時計14選
いざ『Gショック』のアナログタイプを購入しようと思ったとき、より具体的な指標が必要となるだろう。そこで、今買うべきモデルを4つのカテゴリに細分化。男の憧れであるハイエンドライン、大人の風格漂うマテリアル、タフさ極まるミリタリーモデル、そしてカジュアルに使えるアナデジと、機能やプライスは異なれど、マストハブという共通項を持った14本がこちら。
▼カテゴリ1:いつかは手にしたい男の憧れ。高級ラインの「MR-G」と「MT-G」
まずは大人のための『Gショック』として存在する高級ライン「MR-G」と「MT-G」について知っておこう。前者は“風格と本物”をキーワードとした最上位コレクション。チタン素材で軽量化されたケースに、先進技術と匠の技を融合させた完成度の高いプロダクトを発信し続けている。対する「MT-G」シリーズのテーマは“メタルと樹脂との融合”。従来モデルの面影を残したラインアップは、ビズシーンでも活躍するほどの完成度と優れた機能性を備える。
1本目
MRG-8100B-1AJF
『Gショック』最上級ラインである「MR-G」の「タフムーブメント」を搭載した、薄型電波ソーラーモデル。主要パーツのベゼルやケースなどには二重硬化処理を、ビスやサイドボタンにはダイヤモンドライクカーボンコーティングを施し最強クラスの外装に強化。まさしくタフネスな『Gショック』の頂点に君臨するにふさわしい1本だ。また、機能性も充実しており、世界6局の標準電波を受信して時刻を修正する「マルチバンド6」や針位置自動補正機能など技術の限りを尽くした逸品は、時計ツウならずとも憧れずにはいられない。
2本目
MTG-B1000B-1AJF
「MT-G」シリーズにおいても定番となったBluetooth搭載機。パーツの各エッジにミラーポリッシュ、各面に美しく繊細なヘアライン加工を施して質感を強化。センターケースにカーボンファイバー強化樹脂を用いて軽量化と耐衝撃性を実現し、シリーズ初のミドルサイズ化にも成功。装着性を高めるソフトウレタンバンド仕様なので、腕元に馴染みやすく男女でシェアを楽しめる。
▼カテゴリ2:Gショックのアナログ時計で外せない「スチール」と「カーボン」
ブランドの存在証明たるタフネス=耐久性の追求により、『Gショック』は特別な2つのマテリアルとの邂逅を果たした。それがスチールとカーボンである。前者は、メタル素材特有の重厚さが腕元に安心感をもたらし、タフネスに拍車をかける。後者は、樹脂の軽さとメタルを超える強さを併せ持ち、機能性をさらに高める。機能性とデザイン性を進化させる両マテリアルの魅力が存分に味わえるスペシャルなアナログモデルを、ここでは厳選してご紹介。
3本目
GST-B100D-1A9JF
こちらはストラップを硬質な輝きを放つステンレスに変更し、時分針・インダイヤル・インデックス・IP処理を施したフロントビスといったパーツにゴールドを配置したデザインバリエーション。武骨さもありながらハイクラスな佇まいが大人の腕元によくマッチする。Bluetooth通信機能が搭載されており、時計としてのアイデンティティである時刻精度の高さについても妥協を許さない。
4本目
GWR-B1000-1AJF
さらなるタフネスを追求し、ケースと裏蓋を一体化させたカーボンモノコックケースを採用し、外部の衝撃からモジュールを保護するカーボンコアガード構造を構築。さらにベゼルやストラップにも軽量かつ強靭なカーボン素材、プッシュボタンやボタンパイプにはチタン素材をそれぞれ用いることで構造強化と軽量化を図っている。これにより同シリーズ最軽量となる重さ72gを実現した。
▼カテゴリ3:男心をくすぐる、ミリタリーなアナログ時計
ハイエンドモデルにも憧れるが、極限下での使用を想定し、タフさを極限まで追求したミリタリーテイストのモデルも見逃せない。『Gショック』初のISO規格に準拠した200m防水性を備え、その名も水中工作員を意味するダイバーズウォッチ「フロッグマン」。片や飛行機乗りのために、衝撃力・遠心重力・振動の3つの重力加速度に耐えるタフネス構造を備えたパイロットウォッチ「グラビティマスター」。両方揃えれば戦闘準備は完了だ。
5本目
GPW-2000-1A2JF
空軍パイロットの使用にも耐え得るほどのスペックを誇る「マスター オブ G」のエアシリーズからの1本「グラビティマスター」。世界中のいかなる過酷な環境下でも正確な時刻情報を取得するために、GPS衛星電波と標準電波受信機能による時刻修正機能に加え、Bluetoothによるモバイルリンク機能を搭載。3つの手段により時刻の絶対精度を突き詰めた渾身作だ。また、パイロットウォッチとしての機能もしっかりと実装。コックピットの機器の影響を受けない耐磁性や、緯度・経度の表示、文字盤を明るく照らし夜間での視認性を向上したスーパーイルミネーターを採用し、文句のつけようがないハイスペックな腕時計へと仕上げられている。
6本目
GWF-A1000XC-1AJF
厳しい環境下に耐え得るタフネスを備えた「マスター オブ G」シリーズの最新作が、強度と軽量性を両立させたカーボン×ステンレスのコンポジットバンドを装着したアナログ版「フロッグマン」。カーボンモノコックケースを採用し、タフネス性能を進化させるとともに軽量化を実現。さらに機能面でも新モジュールを搭載するなど、全方位に向けて進化した1本がさらなる高みに。
▼カテゴリ4:少しカジュアルな腕元が作りたいなら、アナデジタイプを
タフネスと機能性を信条とする『Gショック』ファミリーの中にあって、大人の風格漂うアナログタイプ。そのワンランク上の魅力が十二分に伝わったことだろうが、デイリーでの着用を想定するならば、もう少しカジュアルに楽しめるモデルも持っておいても損はない。そこで提案したいのが、アナログ針とデジタル表示を組み合わせたアナデジタイプである。風格と機能性を兼備しつつも、いつのも着こなしに馴染んでくれる。そんな8本を集めた。
7本目
AWG-M520-1AJF
過去の名作に新たな機能を追加してリバイバルさせるのは『Gショック』のお家芸。1989年に『Gショック』史上初のアナデジモデルとして誕生した「AW-500」。そのラウンド型ケースデザインや凹凸のないストラップ形状はそのままに、電波受信機能とタフソーラーを搭載したのが本モデル。オリジナルを忠実に再現しながらも外から見えない中身をアップデートさせるとは、実に粋な計らいだ。
8本目
GMA-S2100-1AJF
ラウンド型のケースデザインもモダンで良いが、『Gショック』のタフネスを表現したいなら、初代モデル「DW-5000C」の八角形フォルムを継承した「GMA-S2100」を推奨したい。シンプルさが人気の「GA-2100」をダウンサイジングし、同ジャンルでは最薄クラスの11.2mmという驚きの薄さ。フラットフェイスと無駄のないバーインデックスがソリッドな印象を演出し、シーンを選ばず活躍してくれる。
9本目
GA-700SKE-7AJF
90年代に一世を風靡したスケルトンカラーのシリーズでもアナデジは人気だ。ボディはホワイトを基調としたクリーンな印象を放つこちら。独自の樹脂成形技術が発揮された立体的な時分針には、力強く厚みのあるボールドハンドを採用して視認性を向上。ダイヤルリングやインデックスが立体的にデザインされた3Dフェイスとの相乗効果によって、腕元に力強いビジュアルをもたらしてくれる。
10本目
GM-110SG-9AJF
クリア樹脂を使用することによりレトロフューチャーな一面が垣間見えるアナデジモデルに、さらにインダストリアルな雰囲気を強めた1本が誕生。ステンレス製ベゼルのメタル外装を金塊モチーフのゴールドカラーで塗り替えることによりラグジュアリーなムードを演出できる仕様に。スケルトンカラーのストラップが硬質な輝きを際立たせ、豪奢にしてファッショナブルな仕上がりゆえ、特に春夏シーズンにもってこい。
11本目
AWG-M100SF-1H4JR
新たなフィールドや世界にチャレンジする人々のタフネススピリットを、色鮮やかなオレンジのアクセントカラーで表現した「ファイアー・パッケージ」。そのラインアップにもアナデジタイプを発見。ベースモデルには、コンパクトなケースに電波ソーラーや日付、曜日表示などの実用性を備えた「AWG-M100S」を採用。ストリートスタイルとの親和性も感じさせる意欲作だ。
12本目
GA-150-1AJF
ケース幅50mmオーバーを誇る、人気の大ぶりモデルが並ぶ「ビッグケース」シリーズからの1本。ボディは樹脂素材の塊を刃物で削り出したような大胆かつ立体的な造形で、ビッグフェイスと相まって男らしいイメージを放つ。ソリッド感のあるすり鉢状の文字盤デザインは、同ブランドのタフネスさを表現しており、デザイン自体はシンプルながらインパクトは十分。機能面もストップウォッチ機能や耐磁性能などを搭載し、実用性も高いところはさすが『Gショック』といったところ。
13本目
GA-100B-4AJF
横並びの三つ目がレトロ感漂うこちら。マット仕上げのケースとストラップは『Gショック』のブランドカラーでもあるブラックとレッドを採用し、キャッチーな腕元を演出。ファッション性が高いカラーリングは、着こなしにおいてさりげないアクセントになってくれるはずだ。春から夏にかけて、白Tにジーンズのようなシンプルなコーディネートに華やかさを取り入れたい人にぜひおすすめしたい。
14本目
GA-140GB-1A1JF
人気の「GA-140」シリーズから、磨きがかかったようにグロッシーなブラック×ゴールドの『Gショック』。タフな構造はそのままに、ストリートで映える配色が男心をくすぐる一品。ラグジュアリーな雰囲気を漂わせる同モデルは、着用するだけでワンランク上の男へと格上げしてくれるだけではなく、アイキャッチとしても活躍すること請け合いなので、春夏のファッション小物として取り入れたいところ。
腕時計・ウォッチ
話題沸騰。Gショックのメタルモデルならではの魅力と注目作
数多の名作を世に送り出してきた『Gショック』の最新トピックは、誰もが気になるところ。今なら断然メタルモデルだろう。その理由や魅力を代表作に触れつつ解き明かす。
菊地 亮
2020.10.25
腕時計・ウォッチ
Gショックといえば5600系。充実のラインアップを公開
人気の高いカシオのGショックですが、5600系はとくに愛されているモデルのひとつ。バリエーション豊富な同モデルのラインアップのなかでも、おすすめを厳選しました。
平 格彦
2019.07.05
腕時計・ウォッチ
今買えるGショックのコラボモデル。買い増しするなら、この10本から
『Gショック』がもう1本欲しいと考えている人におすすめしたいのがコラボモデル。スタイリッシュで個性的な盛りだくさんで、こだわりを存分に主張できます。
髙須賀 哲
2020.10.31
腕時計・ウォッチ
大人が持つべきデジタルウォッチとは。今おすすめしたい16のブランド
心も装いもアクティブに、軽快に。そんな季節に重宝するのが、腕元を機能的&フレッシュにアップデートするデジタルウォッチです。要注目の16ブランドをピックアップ!
増山 直樹
2021.02.15
カラダはアラフォー・ココロは永遠の15歳
TOMMY
紙のメンズファッション誌、ファッションWEBメディアを中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/leather bag。プライベートにおいては漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛するアラフォー39歳。