話題沸騰。Gショックのメタルモデルならではの魅力と注目作
数多の名作を世に送り出してきた『Gショック』の最新トピックは、誰もが気になるところ。今なら断然メタルモデルだろう。その理由や魅力を代表作に触れつつ解き明かす。冷めない『Gショック』熱。気になる最新トピックスは?
他の追随を許さない類い稀な丈夫さこそ『Gショック』の真骨頂であることに異論はないだろう。それと同時に、たとえ1本手に入れたとしても他のモデルに目移りし、2本目、3本目と欲しくなる中毒性もまた長く続く人気の理由。複数買いを可能にする手に取りやすい価格帯やコレクション魂に火をつける多彩なバリエーション、そして豊富な話題作も特筆すべき点といえる。ここ最近でいえば、メタルモデルがそれに該当するに違いない。
『Gショック』の意欲作。メタルモデルこそ大人の腕元にふさわしい
初のフルメタルモデルが登場したのは、ブランド誕生から13年を数える1996年。“メタル”Gショックの先駆けともいえる「MR-G」は、強みである耐久性をキープしながらまさに大人の『Gショック』と呼ぶにふさわしい佇まいだった。以後、メタルと樹脂の融合など、同素材は『Gショック』が常に掲げる革新に深く関与。そして、素材の初起用から24年を数える2020年は、これまで以上にメタルモデルのリリースが相次いでいる。
樹脂性の漆黒ボディ。誰もが『Gショック』と聞いて思い浮かべる姿はきっとそれである。スポーティな姿はストリートでもアウトドアフィールドでもすんなり溶け込み、自身の“スタイル”を決定づける重要なマスターピースとなってきた。ただ、それがメタルボディを纏った瞬間、以前の印象から一変。その姿は実に洗練さに満ち、優れた機能と文字盤のスポーティさはそのままに、大人っぽさを増したことでさらなる汎用性を得てきた。
メタルモデルでも屈強さは変わらない。キズはむしろ、味になる
ビジネスシーンでも活躍しそうなその姿は、年を重ねた大人にとって好都合。ただ、メタルとなるとどうも外からのショックにより内部へ少なからず影響してしまうのではないかという一抹の不安を感じずにはいられないだろう。しかし、そのハードルをも、ベゼルとケースの間に高性能の緩衝材を設けることでクリアしてしまった。外傷はモデル自体の屈強さを物語り、名誉のキズはやがて味となって腕元をより凛々しく見せてくれるに違いない。
『Gショック』のメタルモデルを買う前に。おすすめの7本をピックアップ
いまだ樹脂製がコレクションのメインを張っているものの、「MR-G」から始まったメタルモデルも、徐々にその数を増やし存在感を強めている。昨今では、あの名作もメタル化され、再び注目度を高めた。それらも含め、ここではぜひとも手に入れたいメタルモデルの厳選7本をご覧いただこう。
モデル1
GMW-B5000D-1JF
言わずと知れたオリジン「DW-5000」。時代を超越し愛されてきた名作も、フルメタル化したその姿は実に新鮮に映る。フェイスデザインは、限りなく初代モデルを踏襲しているが、耐衝撃構造を進化させ、耐摩耗性に優れるDLC処理を裏蓋に施すなど堅牢さに磨きをかけている。外装、構造、モジュールの進化をテーマに掲げた現代版オリジンは、今後も語り継がれるべき名品である。
モデル2
GST-W110D-1AJF
新たなレイヤーガード構造を搭載したこの「Gスチール」こそ、まさにタフネスの追求を命題に掲げる『Gショック』の面目躍如といった作品だ。メタル素材をあしらったベゼルの下には、緩衝体となる樹脂を挟み込むことで衝撃を十分に吸収(ベゼルに樹脂を採用したモデルでは異なる素材を起用)。この新構造の開発は、デザインの幅を格段に広げる一助となった。
モデル3
GST-B300SD-1AJF
実に男らしい、ラギッドなデザインが落とし込まれた「Gスチール」の新型は、ゴツゴツとしたビジュアルの中にもさりげない遊び心を潜ませた1本。6時位置に現在使用している機能モードや充電残量が一目でわかるディスク針を配置。上部にはラウンド型デジタルグラフィックとデジタル液晶を共存させたデザインで、まさしく唯一無二。
モデル4
GST-B100D-1A9JF
「Gスチール」シリーズでは初となる、アナログ表示を混成したクロノグラフの「GST-B100D」。こちらは文字盤にブラックを、時分針やインデックスなどにゴールドを配した新色で、その輝きによりゴージャス感を増す。しかも、Bluetoothによりスマートフォンと連動させることで、正確な時刻を自動修正しながら常に教えてくれる。
モデル5
GMW-B5000GD-9JF
こちらは「GMW-B5000D-1JF」のカラーバリエーション。フルメタル化を実現させた新構造や、堅牢さを追求したさまざまな機能性はすでに冒頭でご紹介した通りだが、やはりゴールドが放つラグジュアリーさやインパクトは強烈である。2018年に35周年を記念して発表されたモデルだが、すでにレア枠入りをまことしやかに囁かれる名品。早急に手に入れておくべし。
モデル6
MTG-B1000TJ-1AJR
『Gショック』は、あらゆるサブカルチャーと結びつきながら斬新なモデルを発信し続けてきた歴史がある。それがさらなる人気を得る呼び水となってきたが、こちらもまたその系譜を引き継ぐ逸品。お相手はストリートアートの気鋭、陳 英傑氏である。中国哲学の1つである“太極”をデザインテーマに、この世の万物の自然変化や規律が時の流れとともに変化していることを表現している。
モデル7
GM-6900G-9JF
「6900」といえば、通称“三つ目モデル”とも呼ばれる『Gショック』屈指の名シリーズ。それをなんとメタルベゼルで表現したのが、『ビームス』との共作により生まれたこちら。滑らかな質感を生み出すまでに、鋳造、切削、研磨を含め全20もの工程を経ている。さらには輝きを際立たせるためにミラー仕上げとマットなヘアライン仕上げを施すという手の込みよう。その成果は、この輝きを見ればよくわかってもらえるだろう。
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地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。