黒スニーカーのおすすめ11選と大人のコーディネート集
スニーカーはもはやブームではなく、より幅広いスタイルに侵食し、そのポジションを確立しています。だからこそ、大人な印象の黒スニーカーが必須。その魅力に迫ります。黒スニーカーの魅力とは?
ブラックのスニーカーが異色の存在ともいえるほど、多様な魅力を備えています。大まかに言えば、スポーティでカジュアルなのに、落ち着きも兼備。つまり、オールマイティなのです。主な特徴をくわしく解説しましょう!
特徴1
クールかつモードな面持ちが大人向き
ブラックのシューズといえば、ドレスなスタイルの王道。そんなイメージも手伝ってか、黒スニーカーは大人にふさわしい品格を感じさせます。もちろん、ブラックという色の特徴であるクールやモードといった魅力も兼備。都会的な大人の着こなしの必需品といえます。
スポーティな着こなしを、より大人らしく仕上げる手段としても黒スニーカーは有用です。パンツとスニーカーをともにダークトーンで構成すれば、さらにシックなムードを楽しむことさえできるのです。
特徴2
合わせるパンツやスタイルを選ばない
さまざまなテイストを併せ持つ黒スニーカーなので、あらゆるテイストのスタイルによく合います。ネルシャツにジーンズを合わせたアメカジ系から、スラックスを用いるきれいめまで難なくマッチ。たいていのパンツに似合いますので、万能といえる汎用性の高さです。
股下のレングスが短いアンクルカットなどのパンツにも、黒スニーカーはマッチします。暑い夏場は写真のように素足を見せてもOK。肌寒い日には、白のソックスと合わせるのもおしゃれです。
特徴3
それでもやっぱりスポーティな面持ち
モード調やドレッシーな側面を備え、オールマイティにはき回せる黒スニーカーですが、やっぱりスニーカーはスニーカー。スポーティなムードも宿しています。
その軽快感やリラックス感は今の時代の象徴。毎日はく必要はありませんが、大人のワードローブには欠かせない存在です。
セレクトに迷ったら頼りたい、おすすめの黒スニーカー
ブラックが基調のスニーカーといってもデザインは多種多様です。細かいデザインは好み次件。そんなアイテムを厳選して紹介します!
アイテム1
『ナイキ』エアフォース1
1982年に誕生した「エアフォース1」。誕生当初はバスケットボールシューズ初の“ナイキ エア”モデルとして話題になりました。今ではストリートシーンを中心にすっかりお馴染みのモデルとして知られていますよね。ワイドパンツはもちろん、スラックスなどのクリーンなデザインのボトムスとも好相性。1足あると重宝します。
アイテム2
『コンバース』ジャックパーセル
『コンバース』といえば「オールスター」が代表モデルとして知られていますが、「ジャックパーセル」も定番ですよね。コンフォートな履き心地とキャッチーなデザインながら、どんなボトムスとも相性が良く、汎用性の高い1足です。写真はゴアテックス ファブリクスを搭載した防水タイプ。
アイテム3
『アディダス』スーパースター
ジーンズ人気復活の兆しがある今シーズンだけに、好相性な「スーパースター」人気も合わせて再燃しそう。ぼってりとしすぎず、シャープすぎないフォルムは今見ても古さを感じさせません。
アイテム4
『ヴァンズ』エラ
「オーセンティック」や「オールドスクール」と肩を並べる『ヴァンズ』の代表モデル。ベーシックなデザインで合わせるスタイリングを選ばない頼もしさは健在。5,000円台で購入できるのも強みです。
アイテム5
『ニューバランス』M990 v5
『ニューバランス』から紹介するのは、“990”シリーズの最新作。すでにヒット作としてストリートシーンで支持されているモデルで、その履き心地の良さは格別。従来のシリーズに比べて、よりモダンになったデザインも人気の一因です。
アイテム6
『リーボック』クラブ C FVS スウェード
80年代のコートスタイルを継承しつつも、スウェード素材のアッパーとラバーのアウトソールで現代的にアップデート。時代を経て今なお輝くブランドのヘリテージを色濃く継承した1足といえるでしょう。色もさることながら、素材感も落ち着いた印象を放つので流行りの大人ストリートスタイルに合わせれば、さりげなく上品さを取り入れることができます。
アイテム7
『ホカ オネオネ』クリフトン7
昨今話題となっている厚底シューズの元祖といえば『ホカ オネオネ』でしょう。「ボンダイ」と同様にロングセラーとなっている「クリフトン」のバージョン7は、よりクッショニングを高めたモデルとしてランナーに人気。ワントーンのカラーリングならば街履きとしてもおすすめです。程良くダッドな雰囲気が今の気分ですよね。
アイテム8
『アンブロ』バンピー
フットボールシーンで人気の『アンブロ』ですが、実はこんなに今っぽいスニーカーもリリースしています。“凸凹(でこぼこ)”を意味する“バンピー”のコンセプトはそのままに、洗練された素材使いやミニマルなカラーリングがおしゃれ。
アイテム9
『プーマ』スウェードVTG
1968年にバスケットボール用シューズとして誕生した、『プーマ』を代表するモデル「スウェード」。流行に左右されないその普遍的なデザインは、時代を超えて愛され続けています。ヒップホップカルチャーやスケートシーンではマストアイテムとして知られ、国内外問わず有名なアーティストにもファン多数。どんな着こなしにも合わせやすいので、まずは1足黒スニーカーが欲しい、と思っている人に特におすすめです。
アイテム10
『アグ』CA805メッシュ
軽く、グリップ力も高い厚みのあるソールが特徴的な『アグ』らしいスニーカーも、購入候補に加えてみてはいかがでしょう? 履き心地の良さだけでなく、昨今のカジュアルシーンにマストな“程良く”ダッドな雰囲気がたまりません。
アイテム11
『オン』クラウド ハイ ウォータープルーフ
アスリートをはじめ、ファッション界からもジワジワと注目を集めているスイスのブランド『オン』。特徴的なアウトソールは、高いグリップ力とソフトな着地を実現。まるで雲の上を歩いているかのような歩行性は、一度履くときっとやみつきになるはずです。
黒スニーカーをおしゃれに。サンプルに学ぶ着こなしのヒント
黒のスニーカーだけが持つ魅力や、ターゲットにすべきアイテムが把握できたら、さっそくコーディネートしたくなるでしょう。ここで挙げるいずれかのポイントを意識して、こなれた装いに導きましょう!
着こなし1
ホワイトのトップスを選んで清潔感を演出
黒スニーカーは大人な落ち着きありますが、ダークトーンでクールにまとまり過ぎることも。それでは夏らしさに欠けるので、白いトップスで軽快感と清潔感をプラスするとバランスが整います。タックインをすればさらにこなれ感がプラスされるので、実践しない手はありません!
着こなし2
ジャケットと合わせて程良くカジュアルダウン
ジャケットに合わせる足元は革靴が王道ですが、こちらはナイロン生地を使った比較的カジュアルな1着ゆえにスニーカーとの相性は抜群です。中でも黒の1足をチョイスすることで、上品さをしっかりキープした大人なバランスに仕上がっています。
着こなし3
黒×アースカラーで、こなれ感を生み出す
黒スニーカーの落ち着きあるムードを活用しつつ、適度なカジュアル感と軽快感を加味するなら、アースカラーやコロニアルカラーと呼ばれる土っぽい色味を合わせるのが得策。全身をモノトーンでまとめるより、脱力した無造作感が演出でき、今季らしいエフォートレスな印象に仕上がります。
着こなし4
旬な薄色デニムは黒スニーカーで手なづける
ブラックのスニーカーは上品かつ比較的ヘビーな雰囲気を纏ったアイテム。一方、トレンドの淡色デニムは思い切りラフで軽やかなムード。正反対の特徴を持つ両者ですが、スニーカーとジーンズなので相性が悪いはずがありません。お互いの短所を消し合い、好バランスな大人カジュアルへと導いてくれます。
着こなし5
ショートパンツを合わせて軽快感を醸出
ブラックのスニーカーは落ち着きがある半面、ヘビーな印象になりがち。夏はそんなイメージを緩和したいので、軽快な印象のショーツを合わせるのがおすすめです。足元が黒スニーカーなのでカジュアルになり過ぎることがなく、大人な夏スタイルが築けます。
もっと知りたい。黒スニーカーを使ったコーディネート
暑い夏は開放的になって着こなしがラフになりがち。大人な印象をキープするのが難しいところです。そこで、すでに紹介したヒントをベースにしながら、より夏らしいコーディネート例を紹介します!
着こなし6
白×白コーデは黒小物で引き締める
白いトップスにくわえて、ショートパンツもボンディング素材のホワイトをチョイス。かなり夏らしい爽快な着こなしを築いています。スニーカーや他の小物を黒で揃えて引き締めているのもポイント。
着こなし7
シャツと黒スニーカーで上品さをキープ
ホワイトのトップスとして白いシャツを選び、上品なイメージを演出。ショートパンツを合わせてもラフには見えません。もちろん、黒スニーカーも絶妙な引き締め役として機能しています。
着こなし8
ブラックコーデにミリタリーアイテム1点投入
アースカラーの1つであるカーキ系のショーツがリラックス感を放出。スニーカーを含めた他のアイテムはブラックなので、適度に落ち着きがある大人な装いに仕上がっています。
着こなし9
遊びを利かせたデザインTも黒と合わせればマイルドに
スニーカーとスキニーパンツをブラックで一体化。脚長効果を狙いつつ、トップスは軽快なパネルボーダー柄を選んで爽やかにまとめています。オーバーサイズのTシャツでリラックス感も演出!
着こなし10
機能性素材であれば真夏にオールブラックもなんのその
こちらは、小物や足元に至るまでブラックで統一した、黒へのこだわりが感じられるコーディネート。黒は太陽の熱を吸収するので基本的には夏に不向き。しかし、こちらのアイテムは素材に遮熱・接触冷感・吸水速乾・軽量・紫外線防止機能を備えた「シェルテック」を使用。機能性素材をうまく利用すれば真夏でもブラックコーデが楽しめます。
着こなし11
太めのクロップドパンツで軽さを演出
かっちりしたテーラードジャケットを、クロップド丈のワイドパンツとスニーカーでカジュアルダウン。ジャケットとスニーカーを黒で揃え、異なるテイストのアイテム同士を見事に調和させました。
着こなし12
ビッグシルエットTと黒アイテムでモードな雰囲気に
ビッグシルエットTシャツとイージーパンツのリラックス感を、帽子とスニーカーのブラックで適度に緩和。ゆったりしつつも要所を引き締めて、モード感溢れる雰囲気に仕上げました。
着こなし13
暑苦しくみえない夏の模範的セットアップコーデ
黒スニーカーの重厚感をショートパンツで軽やかに中和。ジャケットとのセットアップスタイルなので、大人っぽい印象を放っています。インナーは無地の白Tシャツを投入して爽やかなイメージをさらに上乗せ。
着こなし14
シルエットで遊んだモノトーンコーデ
全体を潔くモノトーンでまとめ、ワイドテーパードパンツのゆったりしたシルエットをスタイリッシュに演出。黒スニーカーに白をさすことで下半身が重くなりすぎるのを回避しました。
着こなし15
上品な色とアイテム使いが大人っぽさに拍車をかける
ショートパンツとスニーカーの軽快な合わせを、プレーンな白シャツで大人っぽくアップデート。黒スニーカーは上品なトップスとの相性も抜群です。眼鏡でさりげなく知的な印象もプラス。
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60以上のメディアで執筆。「着こなし工学」提唱者
平 格彦
出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。