選び方から伝授。オーバーサイズTシャツの着こなし完全攻略
シルエットに余裕のあるオーバーサイズのTシャツが人気。着こなすのはそれほど難しくないので、おすすめのアイテムと着こなしポイント、コーデの実例を一気に紹介します!この夏も引き続き、ゆるっとしたサイズ感のオーバーサイズがブーム
ここ最近の重要なエッセンスとなっているのは “リラックス感”。そのニュアンスをシルエットで取り入れたオーバーサイズなTシャツの人気も続いています。カラーはもちろん、素材やデザインも拡大中。少し体型が気になっている人も着こなしやすいので、人気はまだまだ続きそうな気配です。着こなしのポイントさえ押さえれば誰でもおしゃれに着こなせますので、活用しない手はありません!
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機能素材を選べば、リラックスした着心地も手に入る
デザインのみならず着心地面でもリラックス感を手に入れたいなら、着目すべきは高機能素材。不快指数が一気に増すこれからの時期だからこそ、意識したいところです。頭一つ抜けた存在として提案したいのが、『ナノ・ユニバース』の「冷涼太」シリーズから登場したビッグT。素材には今注目の「シェルテック(R)」が使用されています。断熱・接触冷感・吸水速乾・軽量・紫外線防止と、さまざまな機能性を備えた素材ですから、最高に気持ち良い着心地を堪能可能。ゆるっとしたワイドシルエットゆえに、見た目の抜け感もバッチリです。
今取り入れるなら、断然オーバーサイズのTシャツです
今回は早速、おすすめのオーバーサイズTシャツを厳選してピックアップ! 王道からトレンドまで、一気に紹介します。どれを選んでも、コーディネートの鮮度をアップしてくれることは必至です!!
ブランド1
『オーラリー』
上質な素材感と高い品質、そこから得られる着用感の良さで人気の『オーラリー』。そんな同ブランドの人気アイテムとして毎シーズン完売の「スタンドアップT」は、大人が着るオーバーサイズTシャツにうってつけのアイテムです。肩が落ちていてリラックス感がありつつも袖が長すぎず、ガシッとした生地感はまさに今の気分。
ブランド2
『チャンピオン』×『モンキータイム』
1934年にスポーツウェアとして誕生し、今もなお人々に愛され続ける『チャンピオン』の定番であるリバースウィーブ。キング・オブ・スウェットシャツと呼ばれる定番のディテールをTシャツに落とし込んでいます。『モンキータイム』が別注した本作は、ひじにかかるほどの大胆な袖丈がストリートライクな雰囲気を演出。9.4オンスのヘビーウェイト生地を採用した丈夫な作りになっている為、耐久性を求める人にもおすすめの1着です。
ブランド3
『プロクラブ』
ともすればシンプルになりすぎる無地のTシャツも、肉厚のビッグシルエットを選べば今っぽい印象に。アメリカ発『プロクラブ』のTシャツは、6.5オンスの程良いウェイト感で透けにくく、あらゆるスタイルにマッチする優れモノ。25色の豊富なカラバリで価格も3000円台とお手頃なので、コーデに合わせて複数枚揃えたくなるアイテムです。
ブランド4
『アーバンリサーチ』
オーガニックコットンとリサイクルポリエステル素材から作り出したオリジナル天竺生地を採用。吸水速乾・抗菌防臭機能も備えているため、実用面も優秀。また、ゆったりとしたサイズ感や袖丈の長さながら裾はジャストという、今らしいシルエットに落とし込んでいるのも魅力の1枚です。
ブランド5
『エイトン』
「ここにしかないもの」というコンセプトのもと、デザインから生産過程まで妥協なきモノ作りを行う『エイトン』。オーバーサイズでありながらも素材由来の上品さが漂う仕上がりで、きれいめコーデ中心の方でも取り入れやすいデザインとなっています。安心のMADE IN JAPANかつコットン100%で着心地も申し分ありません。
ブランド6
『ユナイテッド トウキョウ』
シンプルなデザインのアイテムは、素材で個性を主張するのもひとつの手。こちらは一見スタンダードなTシャツに見えますが、実は表と裏で異なる生地を使用したダブルフェイス仕様。裏側に使用したスビン綿はシルクのようなしっとりとした肌触りで、着た瞬間に上質な素材感を感じることができます。ベーシックな白、黒、ベージュの3色展開。
オーバーサイズのTシャツを着こなすためのヒント
ここでは、オーバーサイズのTシャツを着こなすためのポイントを解説します。いずれかのヒントを実践することで、今っぽくて大人らしいオーバーサイズの着こなしが完成します!
ヒント1
スリムなパンツとのメリハリでスタイリッシュに
オーバーサイズのTシャツは、ルーズでだらしない印象を与えてしまうこともあります。それを防ぐには、スリムなパンツを合わせるのが正解。トップスとボトムスのコントラストにより、お互いのシルエットが引き立つのが大きな効果。さらに、全身がオーバーサイズに見えるのを防ぐことで、すっきり見せることもできます。
ヒント2
ショートパンツを合わせて全身をコンパクトに
オーバーサイズのTシャツは丈が長めの設定になっていることが多く、そうでないとしてもワイドなサイズ感だけでもボーリューミーな印象になります。そこで夏は、ショートパンツを合わせるのがおすすめ。Tシャツ+パンツのシルエットをコンパクトにまとめることで、モダンな印象に仕上げることができます。また、脚の細い部分を見せることで着やせ効果が期待でき、全身がでっぷりした印象になるのを避けることができます。
ヒント3
トレンドカラーで遊びつつパンツで引き締める
無地などのシンプルなTシャツなら、カラーでトレンドを取り入れてもOK。ただし、ダークなパンツで引き締めるのがおすすめです。なぜなら、大人な雰囲気にまとめることができるから。とくにこの夏はペールトーンが旬なので、そうした明るいトップスをダークなボトムスで引き締めて落ち着きを与えましょう。写真のように、ペールピンクのオーバーサイズTシャツをブラックのスリムなパンツで引き締めるのが典型。
もっと見たい! オーバーサイズTシャツの着こなしサンプル
解説した3つのヒントのうち、いずれかのポイントを押さえたコーディネートの好例をピックアップして紹介! 自分が着用したときをイメージしながら、目指すべき着こなしを想定し、実際のスタイリングに落とし込んでみてください。
ブラックのオーバーサイズTシャツがメイン。ホワイトのスキニージーンズを合わせることで上下にメリハリをつけ、大人っぽく着こなしたお手本です。Tシャツとシューズを黒でリンクし、落ち着きと引き締め効果を高めているのも高ポイントなテクニック。
オーバーサイズのTシャツにスリムなパンツを合わせるのが大人な印象作りのセオリーですが、スリムなパンツが苦手な人は細めのテーパードパンツでも代用可能。裾に向かって絞られたシルエットが、足元からすっきりした印象を加味してくれます。ダークトーンで全身をスタイリッシュにキメつつ、レザーシューズでより大人度を高めているところもポイントです!
ホワイトのオーバーサイズTシャツと、オリーブのショートパンツがスタイリングの軸。足元はブラックのレザーサンダルで合わせてダークトーンで揃え、クールな雰囲気にまとめています。Tシャツとショートパンツの組み合わせは子供っぽく映りがちなので、落ち着いた色味でまとめるのがイチ押し。物足りない場合は、サングラスなど季節感があるアイテムを取り入れてアクセントにすればOK。
かなりシンプルな着こなしですが、こちらはTシャツとパンツのセットをモノトーンで大人っぽくまとめた実例。上下をグレーで統一することにより、こなれたムードに仕上げています。Tシャツとパンツをまったく同じカラーにするのではなく、トーンを変えることで表情を生み出し、無造作感を演出しているのもポイント。統一感と変化のバランスが絶妙ということです。
トレンドのペールピンクをオーバーサイズのTシャツで採用。それなのに落ち着いて見えるのは、ブラックのパンツを合わせているからです。夏の黒はヘビーな印象になりそうですが、アンクル丈にすることでヌケ感を加味。さらに、スニーカーをブラックにして、大人っぽさやクールさをプラスしています。
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60以上のメディアで執筆。「着こなし工学」提唱者
平 格彦
出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。