電子メモパッドで仕事効率アップ。購入前に知りたい選び方とおすすめ10選
いま電子メモパッドが人気で、ビジネスや日常のシーンで取り入れる人が増えています。タブレットPCのような高性能モデルから、1,000円以下のお得なモデルまで一挙ご紹介!いま人気の「電子メモパッド」ってどんなもの?
「電子メモパッド」とは、スマートフォンのメモ機能をメインにしたデジタルメモ帳のことです。「デジタルノート」とか「手書きパッド」なんて呼ばれることもあります。最近ではスマホやPCのメモ帳機能を利用する人が多いと思いますが、テキストベースなので、矢印を書き入れたり、大事なところを○で囲ったり、フローやマトリックスでメモを取ったりするのには不便ですよね。一方、電子メモパッドなら要点だけを簡潔に文字や図でまとめたり、図案を描いたりするのに威力を発揮します。ミーティングのメモから思い付きのアイディアまで、ペーパーレスでスマートに残しておきたい方におすすめのアイテムです。
また種類が多彩な点もポイントで、インターネット機能を搭載したタブレット並みの高機能モデルから、1,000円以下で買える超お手軽モデルまで揃います。仕事の効率アップに取り入れるのはもちろん、家族との伝言メモやお子様の学習用など、用途と使い勝手によって選べる幅が広いので、自分にぴったりなアイテムが必ず見つかりますよ。
電子メモパッドの基本的な機能と使い方
多くのモデルは液晶画面にスタイラスペンや鉛筆、指先で書くことができ、書いたメモはそのまま本体に画像データとして保存するか、スマホのカメラで撮影保存するのが一般的です。以下では電子メモパッドの機能と使い方をご紹介しましょう。
スタイラスペンでも、指でもサラッと書ける
画像を描写するシステムは機器によって異なりますが、スタイラスペンや指先で液晶画面に描くのが基本的な使い方です。その際、筆圧の強さで線の太さを変えることもできます。
消しゴム機能があるものとないものがある
パソコンやタブレットのお絵描きソフトは、部分的に消しゴム機能が使えますが、廉価版の電子パッドは間違ったところを部分的に消すことができないモデルが少なくありません。間違えたら、気にせず二重線を引いて書き続けるのが基本です。「そんなの不便じゃん!」と思うかもしれませんが、ボールペンや万年筆の文字だって消せませんよね。また、筆談用で持ち歩く方などは「その場で使うメモ」ですので保存機能は不要だそうです。
メモは本体に保存、あるいはスマホに保存
本体にメモリ機能を備えたモデルは、そのままメモを画像ファイルとして記憶させておけますし、さらにカレンダー機能を備えていれば、作成日で管理できて検索もしやすくなります。また、本体のメモリ機能のないモデルはスマホに専用アプリをダウンロードして、画像ファイルとして保存が可能。これぞ新しいメモの管理法といえるでしょう。
電子メモパッドの選び方。5つのポイントをチェック!
前述の通り、電子メモパッドには多彩なモデルが揃います。その中から何を選べば良いのか? チェックすべき5つのポイントをピックアップしました。まずはとにかく使ってみるなら、安価なモデルをおすすめしますが、バリバリ使いこなす気満々でしたら、タブレットやパソコン並みのハイスペックなものを検討するのも良いでしょう。
ポイント1
1,000円以下から5万円以上まで。必要な機能に合わせて予算が選べる
電子メモパッドはメモ機能に特化していることもあり、タブレットPCなどに比べて価格が抑えられているのが特徴です。1,000円以下のモデルは子供でも扱える簡易なモデルなので、自宅で家族のメモ用や伝言板としておすすめ。一方、価格は上がりますが、インターネット接続機能もある高額モデルなら、ビジネスユースもサクサクこなせます。
ポイント2
電源方式によって連続使用時間と機能に違いがあり
電子メモパッドには、スマホやタブレットのような充電式のタイプと、電卓のような電池式のタイプがあります。これによって、連続使用可能時間と機能数が変わってきます。充電式の場合、モデルによってさまざまですが数時間から最大1か月程度。電池式の場合は、半年ぐらい持つモデルもあります。また充電式は保存機能や管理機能が多彩ですが、電池式はメモパッドに機能が限定されるものが多い傾向です。
ポイント3
手のひらサイズからノートサイズまで画面はいろいろ
液晶画面のサイズは、手のひらにおさまる付箋メモサイズのものから、ノートサイズのものまでさまざま。常に携帯して外出先でも使用したい、ちょっとしたメモを取るのに使いたい、といった用途なら小型のもの、社内や自宅での使用をメインにしたい、ノートのようにしっかり書き込みたい、といった用途ならばノートサイズがおすすめです。
ポイント4
電子メモパッドを持ち歩く場合は、保存機能にも注意が必要
電子メモパッドの中には、画面を消すとメモが消えてしまうものもあります。持ち歩くことが多い場合は、画面をオフにしてもメモが本体に保存できるタイプ、もしくはカバーで画面を保護して持ち歩けるタイプを選びましょう。
ポイント5
メモの保存方法は必ずチェック
使い方の項目でも解説しましたが、メモを本体に保存できるモデルと、できないモデルがあります。保存できるモデルは、資料として書き溜めたものを後から閲覧、さらには編集することも可能ですが、保存できないモデルはその場でメモして消去することになります。また、本体にそのまま保存するタイプのほかに、専用アプリをダウンロードしてスマホに取り込むタイプも。これらの保存方法は使い心地を大きく左右するポイントなので、忘れず確認しておきましょう。
電子メモパッドのおすすめ10選
いま注目の電子メモパッドを厳選。メモ機能に特化したシンプルモデルと、保存・管理・編集機能などもできるハイスペックモデルの2つのカテゴリでご紹介します。
▼タイプ1:“メモさえできればOK”なお手頃価格のシンプルモデル
電話メモや筆談用メモ、家族への伝言メモなどに使えるシンプル機能の電子メモパッド。メモを保存する必要がなく、付箋感覚で使いたい人におすすめです。電池式のものが多いので、連続使用時間が長いのもポイント。
アイテム1
『HOMESTEC』電子メモ 6.5インチ
電子メモパッドのベストセラーモデル。使いやすい6.5インチの大きさと、書く&全部消すのみのシンプルな機能、そして手頃な価格が人気の秘密です。電話横のメモとして、筆談ボードとして常備しておくのはもちろん、立てて置いておけるので、家族間の伝言板としても活用できます。■サイズW111×H177×D3mm
アイテム2
『キングジム』ブギーボード 3.9インチ
日本の文具メーカー『キングジム』が手掛ける電子メモパッドは手のひらに乗る付箋サイズと、そのかわいらしいデザインで人気です。書き味にこだわった液晶画面は、筆圧を感知して先の太さが変化。オフィスのデスク横のメモに使うのも良いですが、裏面にマグネットが取り付けられているので、冷蔵庫に貼り付けてお買い物メモに使うのも便利です。■サイズW86×H86×D55mm
アイテム3
『Richgv』電子メモ 15インチ
B4サイズの大画面タイプで裏面が迷路になったこちらは、子供のお絵描き帳として人気の電子メモパッド。一方で、保存機能を備えているため、デザインやイメージを下書きしたり、ホワイトボードのない会議室でワークシートとして使ったり、ビジネスシーンでも活躍する万能アイテムです。■サイズW305×H245×D8mm
アイテム4
『アイランドバナナ』電卓付き電子メモパッド
電卓とメモが一緒になった優れモノ。単純な計算はもちろん、メモをしながら計算するような複数の計算もスムーズにできます。商談やミーティング時に計算することが多い人におすすめです。折りたたみ式でコンパクトかつ軽量な点も高ポイント。■サイズW155×H160×D12mm
アイテム5
電子メモ 4.4インチ
ノーブランドですが、何といっても1,000円を切る低価格が最大の魅力です。手軽に電子メモの便利さを知るのに、うってつけのモデル。いざ使ってみれば、ペーパーレスの快適さを実感できるはずです。■サイズW86×H116×D5mm
▼タイプ2:仕事効率がグッと上がる。多機能を備えたハイスペックモデル
ビジネスユースでとことん使いこなしたいという方には、書く・消すの他に、保存・管理機能などが充実したアイテムがおすすめです。タブレット機能も備えた、高価格帯のハイモデルもピックアップ!
アイテム6
『ロヨル』デジタルノート ロライト
付属の専用ペンで、液晶ではなく紙に書いたメモを、専用アプリを入れたスマホやタブレットに転送する新感覚のデジタルノート。保存はクラウドなのでデバイスの容量を消費せず、ペアリングしたデバイスでも共有ができるので、共有メンバーが加筆や修正も可能です。2017年度アメリカ国際デザイン賞を受賞。■サイズW189xH269xD73mm
アイテム7
『キングジム』ブギーボード 13.8インチ
シンプル編でご紹介した「ブギーボード」シリーズの中でも、最大サイズの液晶ノート。半透明の液晶を採用しているので、罫線や方眼のテンプレートシートを敷くことで、ノートや表組み、グラフなども簡単に美しく描くことができます。デザインも美しく、ビジネスシーンで資料類と一緒にスマートに持ち歩けます。■サイズW231×H328×D5mm
アイテム8
『Supernote』A5 10.3インチ
PDFデータの閲覧もできるタブレットとノートのハイブリッドモデル。紙の書き味にこだわった液晶画面は、デザイナーやイラストレーターにお馴染みのワコムタブレットの技術を採用しています。メモ帳というより画板といった感覚で、じっくり絵を描きたい人に最適です。筐体の前後周辺、どこにもボタンのないスマートなデザインは、まさに「Super」の肩書きどおりのモダンなデザイン。■サイズ178×245×7mm
アイテム9
『コクヨ』デジタルノート CamiAppS
こちらも紙に書くタイプのデジタルノート。日本人なら誰もが馴染み深い、あのCampusノートのコクヨ製品だけに信頼性も高いというもの。ノートにメモを取ったら、ページ下のチェックボタンをチェックするだけで、専用アプリをインストールしたデバイスで共有できます。こちらの1ページのメモパッドタイプのほかに、見開きタイプもラインアップ。■サイズW186×H243×D17.8mm(メモパッドタイプ)
アイテム10
『ソニー』デジタルペーパー dpt-rp1
ビジネス電子ノートブームの火付け役ともいえる『ソニー』のデジタルノート。ペーパータッチの液晶を持った、タブレットと電子メモパッドの中間的存在です。A4サイズなので、通常のノートや汎用書類と同じ感覚で資料作りも楽勝です。乳白色の液晶の美しさはまるで4K映像を見ているかのよう。PDFのビューアとして閲覧&書き込みが可能。スマホやタブレット、PCと連動させることで使い勝手がさらに向上します。■サイズH324.9×W242.9×D30.9mm
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