高防水腕時計を厳選! アクティビティで用いたい人気モデル10
休暇を屋外で過ごすことが増える、夏。水辺のレジャーやアウトドアの相棒として最適な、高い防水性能を備えた腕時計を5万円以内で厳選した。盛夏の腕時計には、水を気にせず楽しめる防水性能があるといい
アウトドア志向の趣味を持つにしろ、友人との愉快な時間を過ごすにしろ、おのずと屋外で過ごすことが増える夏。マリンスポーツをはじめ、フェスやBBQなどで汗や不意の雨により腕時計に水が入ってオシャカ、なんてトラブルは避けたいものだ。腕時計にはそんなリスクを軽減するために防水性能を施しているモデルが多いが、日常生活用防水といわれる3~5気圧防水では上記の事態を避けるうえで盤石とはいえない。レジャーでもお気に入りの腕時計を気にせず身に着けたいなら、それに応じた機能を持つ1本をセレクトすべきだろう。今回は、コストパフォーマンスにも優れた5万円以下の腕時計をチョイス。セレクトしたポイントと合わせて紹介しよう。
レジャーにも対応可能な、防水時計の条件とは?
アウトドアやスポーツの相棒として適した防水腕時計を探すうえで、気にかけるべき2つの条件を設定しておこう。まずは当然ながら「防水性能」。これは腕時計に高い水圧がかかる海でのアクティビティにも対応できる性能を有するモノが懸命だ。また、「ストラップ」も水に強い素材を選べば、劣化したストラップがちぎれて腕時計が海の底に……、なんてトラブルも回避できるだろう。
条件1
マリンスポーツなら10~20気圧防水あると安心
腕時計の基本的な防水性能として設けられているのは3~5気圧防水が多い。もちろん日常におけるちょっとした汗や水滴などには耐えうるものの、腕時計本体にも大量の水が降りかかるマリンスポーツに適した防水性とはいえない。また、生活防水ではシャワーや水道水が直接かからないよう留意するべきともされている。そのため、夏のレジャーを気兼ねなく楽しみたいのであれば10~20気圧防水は欲しいところだ。海やプールで水しぶきを浴びる程度であれば10気圧、スキューバで水に浸かるならば20気圧と考えておこう。もちろん、本格的なダイビングを楽しむならそれ以上の防水性が必要となるので注意。
条件2
ストラップは水濡れに強い、シリコンやラバーがベスト
ストラップは水、なかでも海水はとくに素材によっては劣化が懸念される。キャンバスはきちんと乾かさないとカビてしまうし、レザーに塩水なんてもってのほかだ。一般的なステンレススチール製はサビや変色が気になったり、バックルがうまく留まらなくなり流される危険性もある。それであれば、水が浸透せずはけも良い“ラバー”や“シリコン”タイプのストラップがおすすめだ。水への懸念も晴れるうえ、素材の特性上スポーツシーンでも邪魔にならない優れた着用感を発揮してくれる。
ちなみに
風防のひびやパッキンの劣化には注意を
レジャーに適した防水性能とストラップを選んでも、不具合が生じていないかのチェックは不可欠だ。特にマリンスポーツを楽しむのであればなおさら。そのチェックポイントは、文字盤を守る「風防」と、内部への水の侵入を防ぐ「パッキン」。風防にひびがあったり、電池交換の際にパッキンの劣化を指摘される場合は、交換が終わるまで水場での使用は控えるべきだろう。一度腕時計内部に水気が侵入してしまうと、重大な問題を引き起こすうえに復元が難しくなるケースも。長く愛用する予定なら、こまめなメンテナンスを怠らないように。
レジャーシーンのお供に。使えておしゃれな10本をレコメンド
handbagが推奨する防水時計の条件を満たしながら、この夏のレジャーからファッションシーンまで楽しく彩ってくれる10本を5万円以下で厳選。防水性能といえば、というアウトドアウォッチから、サーフブランド、国内有名腕時計メーカーまで幅広く網羅した。
モデル1
『カシオ』Gショック GWX-5700CS-1JF
まずはお馴染み『Gショック』から、20気圧防水を備えた「Gライド」をセレクト。同モデルは『Gショック』の中でもスポーツラインとして位置しており、薄型ながら電波ソーラー、タイドグラフを装備している。特にタイドグラフは世界100ポイントの潮汐データがプリセットされており、防水性能だけではなく機能面でもマリンスポーツを後押ししてくれる。
モデル2
『セイコー』プロスペックス フィールドマスター SBEP003
『セイコー』の1970年代のヒストリカルモデルからインスパイアされた逸品。対衝撃性を高める独自の外胴プロテクター構造を採用した20気圧防水ケースや、世界初の6桁表示デジタルウォッチの数字フォントを再現したソーラーデジタルムーブメントが特徴のデジタルウォッチとなっている。腕時計正面(ガラス部)を軽くたたくことでELライトが点灯するタップ式のバックライト機能を持っており、水中でも心強い。ベゼルに施されたレッドとブルーの配色がアクセントに。『プロスペックス』なら「マリンマスター」では? という声もあるかと思うが、水中でも高い視認性を誇るデジタル表記を考慮してのチョイスとなる。
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モデル3
『シチズン』プロマスター ダイバー200m BN0156-05E
『シチズン』においてプロフェッショナルスポーツウォッチとして1989年に誕生した「プロマスター」シリーズ。こちらの1本は20気圧防水や逆回転防止ベゼル、ねじロック式リューズといった本格的なダイバーズスペックを持つ。また、『シチズン』独自の機能である光発電システム、エコ・ドライブを備え実用性も十分。水中でも操作しやすいよう凹凸を設けたベゼルや屈曲性に優れた立体的なシリコンストラップは腕元で存在感を発揮する。
モデル4
『ニクソン』ザ コンプ S
腕時計からファッション小物まで、幅広くファンを獲得しているサーフブランド『ニクソン』。手がけるサーフウォッチの中でも極薄&超軽量を誇るスケルトンウォッチ「ザ コンプ S」は、小ぶりな見た目ながらもタイマー機能やデュアルタイム機能、10気圧防水というマリンスポーツに適した仕様となっている。また、多種多様なカラーリングを展開しているため、夏のファッションにおいても腕元を彩ってくれるうえ、アクセサリーとの重ね着けにも適している。
モデル5
『ガーミン』Instinct GPSアウトドアウォッチ
『ガーミン』といえば、アメリカ発のGPSアウトドアウォッチ。オリジナルアプリとの連携により、ランニングにクライミング、果てはスイミングにも対応可能な活動量計としても活躍してくれるハイテク機器だ。一般にはそのような“デジモノ”は水に弱いのが常だが、こちらのモデルはひと味違う。ボディはなんとミルスペック準拠。耐熱・耐衝撃性だけでなく、10気圧防水にまで対応している。正電飾モードでは最大14日間連続稼働が可能なため、長期のトラベルにももってこいの1本といえる。
モデル6
『ノーティカウォッチ』NAI13522G
1983年にニューヨークで設立された『ノーティカ』は、伝統的なアメリカのマリンルックをベースにアパレルからアクセサリーまでワールドワイドに愛されるブランドだ。ウォッチ部門においてもダイバーズをはじめとするマリンウォッチを多く発信し、人気を誇っている。こちらは夏らしいブルーを軸にしたダイバーズウォッチで、10気圧防水とねじ込み式のリューズ&ケースバックでマリンスポーツへと対応できる防水性能を備えている。
モデル7
『エレクトリック』ED01 NATO
アメリカはカリフォルニアで誕生した『エレクトリック』は西海岸らしいサーフカルチャーをけん引するファッションブランドのひとつ。そのため、ウォッチに関しても海での使用を考えられたデザインと機能性をしっかりと確保している点が魅力だ。人気シリーズである「ED01」はスクエア型のフェイスに視認性の高いデジタル表記がアイコンだ。こちらのモデルはケースに涼やかなマリンブルーを採用。ストラップはラバーでこそないものの、水はけの良いナイロンのNATOストラップを装備している。10気圧防水。
モデル8
『ルミノックス』オリジナル ネイビーシールズ3050シリーズ
アメリカの特殊部隊SEALSなどにも正式採用されているミリタリーウォッチブランドの雄『ルミノックス』からは、本格派ダイバーズである「3050」シリーズを紹介。このブランドのアイデンティティである視認性の高い針や文字盤、ベゼルに施された究極の自己発光型イルミネーションシステムは、昼夜を問わず24時間に渡り発光を持続する。44mm型の程良いケースボリュームに20気圧防水、逆回転防止ベゼル、リューズガードなど仕様も本格的。
モデル9
『アイスウォッチ』アイス シックスティナイン
ベルギー発の『アイスウォッチ』は多彩なカラーリングとユニークな素材やデザインで注目を浴びるファッションウォッチブランド。この「アイス シックスティナイン」はダイバーズモチーフを取り入れながらも遊び心とファッション性を兼ね備えた人気モデルだ。世界中から信頼を獲得している日本製MIYOTAクォーツムーブメントを搭載し、10気圧防水を備えているのにもかかわらず、価格は1万円を切るというコスパも魅力的である。
モデル10
『フリースタイル』SHARK CLASSIC SILICONE
「シャーク」の名前が一人歩きしているが、かつて90年代に一大ブームを引き起こした同モデルは『フリースタイル』というカリフォルニア発のウォッチブランドのモノ。10気圧防水にアラーム、ストップウォッチ、デュアルタイムにバックライトとデジタルウォッチらしい機能を満載したレトロポップな1本は、今見てもなおユニークだ。
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アパレル業界から出版社編集を経て、エディター&ライターとして独立。紙・WEBを問わず男性ファッションを中心に執筆中。読者に寄り添えるファッション提案がモットー。
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