大人のペアウォッチブランド15選。3つのキーワードから選ぶ人気銘柄
大切なパートナーとの絆を深めるペアアイテム。とりわけ、同じ時を歩むことをほのめかせる腕時計は格好だ。そこで、3つのキーワードを基におすすめの1本を取り上げたい。ペアウォッチだから演出できる“さりげないお揃い感”
互いの気持ちを結びつけるペアアイテム。とはいえ、ペアルックでは気恥ずかしく、アクセサリーともなると如実に表れる男女の価値観により選択のハードルは高くなる。となれば、道具としての意味合いも備えた腕時計はちょうど良い。最近ではコンパクトな1本が男性陣に受け入れられ、ビジネスシーンでの活躍も目覚ましい女性たちの間では端正なアイテムが何かと好都合。なにより同じ時を刻む動きが、離れているときでも2人の繋がりを感じさせる。腕時計を通して、普段は言えない想いを伝えてみてはいかがだろう。
3つのキーワードで探す。ペアウォッチのおすすめブランドリスト
繋がりを感じさせるペアウォッチの魅力はきっとどの大人も心得ている。ただ、課題となるのは何を選ぶか、ということ。男性と女性という大きな違いがある以上、自分本位で選ぶのはエゴというものだ。その悩みを解消するキーワードは、ズバリ、「シンプル」「カジュアル」「コスパ」である。
▼カテゴリ1:オン・オフで使いまわせる、シンプルなペアウォッチブランド5選
シーンに応じて腕時計を使い分けるのも大人の嗜みではある。しかし、オン・オフ問わずに着けられる万能さは男女を問わず助かるもの。とりわけペアウォッチともなれば、いつでも相手を身近に感じられ、きっと仕事もプライベートも充実するにちがいない。
ブランド1
『スカーゲン』
機能的で合理的、そして親しみや清潔感を匂わせるデザイン性。1989年に生まれた『スカーゲン』は、故郷のデンマークの海辺の町、スカーゲンからインスパイアされたアイテムに北欧デザインの本質が詰まったブランドだ。名シリーズ“Aaren”のカラフルコレクションである「Kulor」はコペンハーゲンのニュー・ハウン地区に立ち並ぶ彩り豊かな建物から着想を得てデザイン。こちらは、MとSの2サイズをボックスに収めたペア専用スペシャル仕様。
ブランド2
『アニエスベー』
アニエス・トゥルブレ氏が1975年に設立。カーディガンプレッションをはじめ、シンプルながらも印象深い彼女の洋服は瞬く間に多くの人々を魅了したが、腕時計からもその遺伝子はしっかりと感じられる。こちらは白文字盤へ大胆にブランドロゴを施したクロノグラフのサマー限定モデル。スエード調人工皮革とナイロンのバンドは自由に付け替えられ、スモールセコンドなどを取り除いたミニマルな表情の「FCSK727」とともにペアウォッチとしても存在感を発揮する。
ブランド3
『ジャムホームメイド』
1998年に増井元紀氏がスタートした『ジャムホームメイド』といえば、アクセサリーの印象が強い。しかし、腕時計もまた素敵な出来栄えで、名作として知られるペアリングの「名もなき指輪」に代表されるようにペアアイテムもお手のもの。こちらは、長針と短針をそれぞれで分け合った斬新な構造。ふたつが揃ったときにだけ正確な時間がわかるというエスプリの効いたシロモノである。たとえひとりのときでもブレスレット感覚で着けられるのも良い。
ブランド4
『ベーリング』
デンマーク出身の冒険家、レネ・ケルスコフ氏の手によって2010年に生まれた『ベーリング』。北極の美しさから着想を得て、永遠に溶けることのない氷のようにいつまでも輝き続ける腕時計を目指している。それを端的に表したかのような、プロダクトデザイナー、マックス・レネ氏とのコラボ作だ。色をテーマにしたこちらは、豊富なカラバリも見どころで、工具を使うことなくバンド交換も可能。好きな色やバンドでアレンジできるため、ペアで各々楽しめる。
ブランド5
『フォッシル』
1984年に産声をあげたアメリカのウォッチ&ライフスタイルプロダクトブランド。デザインの背景にはアメリカのオーセンティックなヴィンテージクラシックがあり、現代的にアップグレードさせた温故知新の佇まいこそ真骨頂。そんなスタイルを直球的に表現した楽しいペア専用スペシャルボックスに収められたのは、同配色のマザーオブパールをあしらったインデックスが印象的な「CARLIE MINI」と44mm径の薄型クロノグラフ「TOWNSMAN」のペア。
▼カテゴリ2:遊び心も楽しめる。カジュアルなペアウォッチブランド5選
ファッションアイテムとして捉えることで腕時計の楽しみ方はますます広がる。それにともない、選び方も自由度を増すのである。アート性に見惚れたり、ユニークな表情にグッときたり。大切な人とそんな価値観を共有できたら、きっと楽しい。
ブランド6
『クローン』
2017年に発足した、ウェア、バッグ、アクセサリー、ヘアケアとライフスタイルをトータルでフォローするプロダクトブランド。あらゆるライフスタイルに寄り添うシンプルなデザインにキラリと光る個性が覗くラインアップは日常に充足をもたらしてくれる。それはこのペアウォッチからも。時を分け合うかのようにアラビア数字とバーインデックスを組み合わせた文字盤はウィットに富み、銀白色のネオジムを採用したことで上質な雰囲気に。
ブランド7
『クラス14』
デザイナー、アーティストのほか、肩書きに縛られない面白い個性を持った人々とのコラボを通じ他にはない腕時計を発信。類を見ないアプローチにより生み出されるアイテムは、まさにボーダレスな今の時代を映す鏡のようでもある。斬新なスケルトン文字盤の「アングル」はまさにその良い例。シルバーとピンクゴールドにはシリコンベルトが、それ以外はケースと同色のメッシュベルトが付属。32mmと40mmの2サイズ展開ゆえにペアでの着用もおすすめだ。
ブランド8
『マークジェイコブス』
『ルイ・ヴィトン』のアーティスティックディレクターにも抜擢されたマーク・ジェイコブス氏が1986年に発足。NYの音楽やアートから着想を得た型破りなデザインは、今なお多くの大人たちを魅了している。バッグのイメージが強いが、腕時計においてもその天才っぷりは健在。ヴィンテージムード溢れるソフトスクエアケースの「ザ クッション ウォッチ」の新作はセラミック素材により上級感が漂い、男女を問わず腕元に洗練を届ける。
ブランド9
『カシオ』
もっとも堅牢な腕時計にして、音楽やアート、ファッションなどあらゆるカルチャーとの化学反応によりシーンに多大な影響をもたらしてきた『カシオ』のGショック。「ベイビーG」とのコンビは、ペアウォッチとしてもはや鉄板である。こちらのベースとなっているのは、エクストリームスポーツを背景とした名作「Gライド」。ハイスペックに加え、ウェットスーツやサーフボードに用いられるカラーを纏わせたスペシャルエディションだ。
ブランド10
『ハミルトン』
1892年にアメリカにて誕生後、鉄道時計や航空時計など正確無比な時計を作り続けてきた『ハミルトン』。時計史上初となる電池式腕時計の「ベンチュラ」を生み出すなど、革新の連続で多くのスターたちも虜にしてきた。こちらの「ボルトン」は、トノー型のケースにクラシカルなローマンインデックス、そしてブルースチール針が映える文字盤がこの上なくエレガント。SとLの2サイズ展開で、まさに大人が身に着けたいペアウォッチといえる。
▼カテゴリ3:気の置けない相手と、気の置けないペアを。高コスパなペアウォッチブランド5選
上質をその身に宿す腕時計も実に魅力的だが、時にはベーシックな馴染みやすさが、腕時計の、そして2人の距離を縮める一手にもなりうる。コスパに優れたアイテムならば相手へ気軽に贈れるだけでなく、自分で複数持ちも可能。気分に応じて付け替えることもできる。
ブランド11
『チーポ』
2005年にスウェーデンに誕生した新進気鋭は、北欧デザインらしい実用性に直結するシンプルなデザインが特徴。ブランド名からもわかるようにチープでポップなアイテムが揃い、“誰もが、どこにでも付けていけるように”との想いが込められている。例えば人気作の「KHORSHID」。一切の無駄がない構造やルックスは、どんなシーンでも活躍すること必至。男女を問わず着用することが可能で、薄型のケースにより腕元にスッキリと収まる。
ブランド12
『リラックス』
日本のモノづくりを背景に、普遍的な伝統美を徹底的に追及したシンプルなアイテムと、時代を超越し味わいを伝えるヴィンテージデザインの2軸で展開する『リラックス』。前者にあたる「ティンバー」のこちらは限定デザインの“木陰”。アラビア数字がガラスに印刷され、ウッドの文字盤に影が投影されることで時間を伝えるユニークな作り。二つとない天然木の温もりが無二の個性を演出する。2サイズ展開でペアウォッチにも格好だ。
ブランド13
『イノベーター』
『イノベーター』の歩みは、1969年にコペンハーゲンで開催された家具フェスタにチェアを出品したことから始まった。以後、シンプルで合理的なデザイン、環境への配慮、そして遊び心を念頭にプロダクトを製作。その理念はこちらにも反映されている。スウェーデン語でシンプル、プレーンを意味する「エンケル」というモデル名よろしく、スッキリとした文字盤は無駄がなく、12時位置に配した遊び心もにくい演出。上品な配色も魅力的で、32mm、38mmの2サイズを用意。
ブランド14
『MWC』
1974年にスイスのチューリッヒで誕生した『MWC(ミリタリーウォッチカンパニー)』は、世界各国の軍隊、航空会社、警察などへプロダクトを納入するなど実績十分。こちらは、1985年にストッカー・アンド・エール社が米国軍用として開発した腕時計がベース。ベトナム戦争当時に“使い捨て”として使われていたものだが、それを金属製メタルケースと現代版のクォーツに替えて復刻させたものだ。コンパクトな33mmのフェイスは女性にもハマるはず。
ブランド15
『アデクス』
ロンドン発のライフスタイリングブランドとして注目される『アデクス』。ファッションとの密な関係は、それぞれのテイストに寄り添う多彩なデザインバリエ―ションからもうかがい知れる。こちらは、さらに機能性にも留意したシンプルなクロノグラフ。ひと目で時分はもちろん曜日まで把握できる。簡素に仕上げられたインデックスや薄型のケースは、シーン、スタイル、そして性別を問わず活用できるため、ぜひ大切なパートナーとペアで身に着けたい。
バッグ・ファッション小物
大人カップルが持ちたいペアグッズ。さりげなくお揃いを楽しめるアイテム15選
“ペアグッズ”と聞くと若いカップルの特権のようですが、日常使いできるさりげないお揃いなら、大人だってアリ。記念日などにぴったりな大人のペアグッズをご紹介します。
ai sato
2020.12.24
スニーカー・シューズ
カップルで履きたいペアスニーカー12選。“お揃い”は足元でさりげなく
お揃いのスニーカーでさりげなく一体感を演出するカップルが増えています。ペアで履きたいおすすめ品を中心に、選び方からコーデ例まで一気に解説。ぜひ実践してください!
平 格彦
2021.01.05
バッグ・ファッション小物
大人のペアリング入門。失敗しない選び方と、今狙い目の10ブランド
ペアリングというとつい結婚指輪を連想してしまいますが、もっとカジュアルに贈ったり、気軽にペア着けできたりするものも多いんです。大人カップルに最適なリングを厳選!
ai sato
2020.08.12
バッグ・ファッション小物
大人がペアブレスレットを選ぶならこれ。センスが光る10ブランドを厳選
気合いを入れずに着けられるペアアクセサリーの筆頭といえばブレスレット。大人ならではのさりげないペア着けが楽しめるアイテムを厳選してお届けします。
ai sato
2021.01.15
ウェア・コーデ
奥さんや彼女とのお出かけに。おしゃれな大人のペアルック
これ見よがしなペアルックは挑戦しづらいかもしれませんが、さりげなくリンクさせた着こなしはむしろ好印象! すてきなカップルが着こなす旬なお揃いコーデを紹介します。
ai sato
2018.05.18
インテリア・雑貨
彼女・妻が喜ぶクリスマスプレゼント50選。2020年最新の予算別に見る人気&おすすめアイテム
彼女や妻へのクリスマスプレゼントに何を贈れば良いのやら……。そんな悩める男性陣、必見! 女性ライターならではの視点で人気&おすすめ品を厳選。予算別に紹介します!
handbag編集部
2020.11.25
ビューティ・ヘルス
女性なら誰もが喜ぶコスメのプレゼント。予算別におすすめ15アイテムをピックアップ
女性へのプレゼント選びに悩んだら、コスメという選択肢はいかが? 実用的でおしゃれなものをセレクトすれば確実に喜ばれ、2人の距離が縮まること請け合いです!
近間 恭子
2020.12.19
無類のスポーツ好き。得意ジャンルは革靴
菊地 亮
地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。