“新しい日常”で頼れる、オン・オフに映えるニュートラルカラーの新作バックパック

セットアップの流行を例に出すまでもなく、オフィスでも休日の外出でも着られるニュートラルな佇まいの服が求められる時代。テレワークの浸透が仕事服のカジュアル化の流れと重なり、オン・オフの境界線が変わりつつあるご時世に鑑みると、これが“新しい日常服”の姿に違いありません。では、そうした時代の気分にハマるバッグとはどんなものなのでしょうか。その理想形といえそうなのが、『オロビアンコ』の新作。ブランド創設25周年を記念して製作された、「センプレ」というバックパックコレクションです。イタリア語で“日常性”という意味合いの名称を持つこのバックパックのコンセプトは、シーンやジェンダーを選ばずに使えるデザイン。ゆえに、カーキ、ブラウン、グレージュ、ブラックといったニュートラルカラーを採用しています。オフィスにも週末の街並みにもスッと溶け込んでくれるその佇まいに加え、使い勝手の面でも納得の仕上がりは、まさに “新しい日常”が求めるバックパックそのものといっても過言ではないかもしれません。

「センプレ」コレクションのバックパックを彩るグレージュやブラウンといったニュートラルカラーは、トレンドカラーとしても脚光を浴びている配色。つまり、時代の気分を反映している色使いです。バックパック自体はワッシャー加工で洗いざらし感を演出したナイロン製。本革の切り替えも同色であしらうことで、こうしたナチュラルな色調が引き立つように作り込まれています。しかも、ブランドを象徴するイタリア国旗のトリコロールリボンさえも、ニュートラルカラーに統一されているので、新鮮さもひとしおです。

気になる性能面も、オン・オフの垣根なく使いたい“新しい日常”にうれしいスペックが満載です。ノートパソコンを持ち歩くためのクッションパッド搭載の収納ポケットは、テレワークが浸透した昨今のデフォルトといってもいい機能ですが、この作り込みも申し分なし。13.3インチ対応と15インチ対応の2サイズ展開で、後者の15インチ対応サイズの収納ポケットは、背面側に主室から独立した設計。スマホを単体で収納でき、必要なときに素早く取り出せるガジェットポケットの便利さは、一度体験するとこれがないバックパックに物足りなさを感じること必至です。これは、折りたたみ傘やドリンクボトルをサクッと収納できるサイドポケットや、電車の網棚に荷物を上げ下げする際に便利なサイドハンドルといったかゆいところに手が届く機能にも、共通していえます。オン・オフで背中を任せられる良き相棒として、使ってみる価値は大いにありそうです。

Text_Takumi Endo