アロハシャツブランドといえば。街着になるおしゃれな10枚
南国テイストのアロハシャツは春夏のビッグトレンド。本格的なハワイアンブランドの1枚から人気ファッションブランドの新作まで、押さえておきたい逸品をご紹介します。アロハシャツを普段使いするのは今や当たり前!
本場ハワイではオフィシャルな場での正装としても着用されるアロハシャツ。リゾート地で着るアイテムという印象があるかもしれませんが、昨今はファッションシーンのビッグトレンドとして台頭しています。開襟シャツが定番化した流れもあり、最近は街でアロハを着るスタイルも当たり前なものになってきました。使い方次第では春から秋まで長く使えるというメリットもあるので、1着は持っておくのが賢明といえるでしょう。
アロハシャツを春から秋まで街使い。ファッショニスタに見る着こなしテク
トレンドに敏感な洒落者たちにこぞって愛用されているアロハシャツ。着こなしの主役としては言わずもがな、インナーでのアクセント使いも叶うので、レイヤード次第では春から秋まで活用できます。
着こなし1
夏はショーツとのマッチングでリゾートテイストに
それ1枚で旬なリゾートムードを演出できるアロハシャツですが、軽快な膝上ショーツとの組み合わせによりその持ち味をさらに向上。ダークトーンを基調とした派手過ぎない1枚であれば、鮮やかなショーツとのコンビネーションでも野暮ったく見えることはありません。足元はサンダルでアクティブに見せても良いですが、より街っぽく装いたいのであればこのコーデのようにクリーン感のあるローテクスニーカーを持ってくるのがおすすめです。
着こなし2
少し肌寒さが残る春はスプリングコートと合わせて
まだ肌寒さを感じる4~5月はインナーアイテムとしてアロハを活用するのが正解。端正なスプリングコートの相棒として用いると、きれいめなスタイリングに程良い抜け感を加えられます。着崩し感が強くなり過ぎないように、ボトムスはスラックスなど品の良いモノをセレクトするのがセオリー。また、シャツ以外を無地で揃えることによって、アロハシャツの総柄が引き立ちます。
着こなし3
男らしいライダースを羽織ったメリハリある秋コーデ
夏が終わればアロハシャツの季節も終了……、ではもったいありません。せっかくならば秋口もアロハを有効活用したいもの。とはいえ、考えなしに着ると常夏っぽい着こなしになりがちなので気をつけましょう。秋らしさを出すなら、レザージャケットのような重厚なアウターとレイヤリングするのが良手。アロハシャツもポップなカラーを選ぶのではなく、シックな色合いのモデルを選ぶとベターです。写真のようなモノトーンコーデなら、秋のカジュアルスタイルとして違和感ありません。
普段使いにおすすめ。高感度なアロハシャツ10選
春夏のトレンドアイテムということもあって、定番や人気ブランドから続々とハイセンスなアロハシャツがリリースされています。サラッと合わせるだけでもサマになる逸品をご覧あれ。
ブランド1
『コナベイハワイ』ハワイアンシャツ
ハワイ島コナにて2001年に設立された本格アロハブランドからお目見え。カメハメハ大王にウクレレ、フラガールなどハワイの伝統的なモチーフをふんだんに取り入れています。素材には日本製の高品質なレーヨンを使い、ハワイのファクトリーにてソーイング。
ブランド2
『レインスプーナー』アロハシャツ フルオープン ラハイナセイラー
60年以上の歴史を誇る、正統派アロハブランド『レインスプーナー』より。全面を彩る柄はブランド定番の“ラハイナセイラー”で、ハワイの州旗・州花・州鳥・州木がモチーフとなっています。また、吸湿速乾性に優れるオリジナル生地“スプーナークロス”による快適な着心地も大きな魅力。生地の裏面をあえて表側に使い、ヴィンテージのような表情を演出しているのもポイントです。
ブランド3
『レミ レリーフ』×『ビームスプラス』別注 カットジャカード アロハ シャツ
ヨット柄がプリントされたコラボモデル。ユニークなルックスですがボディカラーは落ち着いたネイビーなので、大人っぽいコーデとも親和性良好です。素材はインディゴロープ染め&硫化染めを施したレーヨン糸によるオリジナルのジャカード生地で、独特の風合いを備えています。しかも、着込むほどに味わいが深まっていくので、じっくり時間をかけて育てていきましょう。
ブランド4
『クライミー』シャドウイーグル アロハシャツ
大柄の白頭鷲を影絵でコラージュ。男らしさ漂うデザインですから、デニムやチノといったタフなボトムスともマッチしてくれます。さらにうれしいのがイージーケアであるという点。本来は洗濯が難しいレーヨンですが、今作では独自開発のウォッシャブルレーヨン素材を使用しており、気を揉むことなく家庭洗濯ができます。
ブランド5
『サンサーフ』×『サンカ』別注ノッチドアロハ
日本発の実力派アロハブランド『サンサーフ』と、同じくジャパンブランドである『サンカ』によるジョイントワーク。1940年代後期の古き良きモデルを思わせる存在感ある総柄、そしてシャツでは珍しいノッチドカラーが目を引く逸品です。
ブランド6
『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』オープンカラー ダーク アロハシャツ
ポップ&ハイテンションなイメージのあるアロハですが、こんなダークトーンモデルであれば、すんなりと日常着に落とし込めるはず。光沢感を抑えたマットなポリエステル生地や、すっきりとした都会的なシルエットも大人っぽい印象をアシストします。ネットに入れて水洗いできるのも利点で、多少汗をかいたって問題なし!
ブランド7
『バンクスジャーナル』アロハシャツJJA
人気サーフブランドが手掛ける1枚は、古き良きアロハシャツを彷彿とさせるレトロなアートワークが特徴的。コットン100%の生地をウォッシュ加工で仕上げることで、着慣れたニュアンスを演出しているのも好印象です。そして、胸元には同柄ポケットをさりげなく配置。共地のパンツも展開されるので、セットアップ着用もおすすめです。
ブランド8
『パブリックトウキョウ』マルチパターンオープンカラー半袖シャツ
京都の染工場にてプリントした、ハイクオリティなファブリックを使用。柄の細やかさと発色の良さが際立っています。賑やかなルックスの1着ですが、光沢を抑えたマットな質感のポリエステル生地を駆使しているため、大人っぽい印象も兼備。
ブランド9
『チャムス』チャムロハシャツ
ブランドの定番夏アイテムとして高い人気を誇る「チャムロハシャツ」の新作。花火をモチーフとした個性的なグラフィックにつき、それ1枚で主張ある着こなしを作り上げられます。シルエットは程良くゆったりめで、ウッド素材のナチュラルなボタンとともにリラックス感を好演。他にも宇宙やホットドッグなど、人と“被らない”柄がバリエーションで多数スタンバイします。
ブランド10
『パリサンジェルマン』 LEGEND アロハシャツ
パリの名門フットボールクラブ『パリサンジェルマン』。その創立50周年というアニバーサリーイヤーに合わせてリリースされたのがこちら。歴代のユニフォームの数々やスタジアム、フラッグ、チームエンブレムなど歴史が集約した1着となっています。リラックス感のあるサイジングやカラバリも魅力。
handbagでの執筆本数NO.1ライター
山崎 サトシ
アフロ歴15年のファッションライターで、趣味はヴィンテージモノの収集とソーシャルゲーム。メンズファッション誌を中心として、WEBマガジンやブランドカタログでも執筆する。得意ジャンルはアメカジで、特にデニム・スタジャン・インディアンジュエリーが大好物!