夏帽子15選。コーデスタイル別におすすめをレコメンド
夏は帽子が活躍する季節ですが、選びに頭を悩ませている人もいるはず。そこで今回は、スタイル別にイチ押しの夏帽子をピックアップしました。夏の休日コーデに帽子は欠かせません
大人のおしゃれはシンプルが基本と言われますが、夏場のカジュアルスタイルの場合、Tシャツや半袖シャツにショーツを合わせるなどシンプル過ぎて単調になってしまいがち。物足りなさを感じるなら、小物で洒落感をプラスするのが吉です。特に、気軽に取り入れることができる帽子がおすすめ。着こなし全体の印象を大きく変えられるうえ、洒脱さが格段にアップします。
とはいえ、ひと口に帽子といっても多種多様。自分のスタイルや求めるイメージに合ったものを選ばなければチグハグな印象になってしまいます。帽子が悪目立ちしないように、着こなしに統一感を出せるアイテムを選びたいもの。そこで、ここからは、4つの異なるスタイルに応じたベストチョイスな帽子を厳選してご紹介。コーディネートの参考にしてください。
大人におすすめしたい夏の帽子ガイド。スタイル別に4タイプの夏帽子を紹介
ここでは、スタイルに応じて選べるよう、「ストリートカジュアル」、「アウトドアMIX」、「リゾートスタイル」、そして「帽子選びに迷ったとき」に分けておすすめの帽子をご紹介します。夏の着こなしを格上げしてくれる逸品がきっと見つかるはず。
▼スタイル1:ストリートカジュアルにはキャップを
グラフィックにこだわったTシャツにショーツ、それにスニーカーやサンダルを合わせたラフなストリートスタイルに合わせたいのは、若々しい印象を与えるベースボールキャップ。色柄も豊富なうえ、ワッペンや刺繍などによるアレンジも魅力です。
アイテム1
『フォーティーセブンブランド』
メジャーリーグベースボール(MLB)公認ライセンスブランド『フォーティーセブンブランド』より定番モデルをピックアップ。ミニロゴ刺繍を施した「MLBキャップ」は、大人でも取り入れやすくておすすめの一品です。ウォッシュ加工によるヴィンテージライクな風合いもこなれた雰囲気で◎。
アイテム2
『メゾンキツネ』
日本人デザイナーの黒木理也氏がフランスで設立したブランド『メゾンキツネ』のベースボールキャップ。キャンバス地のボディのサイドにはブランドを象徴するトリコロールのキツネのワッペンがあしらわれています。コットンポリエステル素材で、幅広いシーズンで被ることができます。
アイテム3
『ザ・ノース・フェイス』
言わずと知れた『ザ・ノース・フェイス』の逸品。フロントには象徴的なロゴが、サイドには創業年である1966の数字が立体的な刺繍で表現されています。また、防水透湿性に優れるGORE-TEX PRODUCTSをライニングに使用しており、汗をかきやすい時期でも快適な被り心地をキープできます。
アイテム4
『アンダーカバー』
『アンダーカバー』と『ニューエラ』がコラボレート。インパクト十分の真っ赤なボディのフロントには、ブランドのアイデンティティでもある“Chaos(カオス)”の文字をデザインした刺繍が入ります。バックのアジャスター部分に、ブランド名がさりげなく刺繍されているのもポイント。
▼スタイル2:アウトドアMIXにはバケットハットを
クライミングパンツやスポーツサンダルなどのアウトドアアイテムを取り入れたスタイルは、キャンプやフェスはもちろん、都会でも映えます。そこに帽子を合わせるなら、やはりバケットハット。着こなしをよりアクティブな印象に仕上げてくれます。
アイテム1
『キジマタカユキ』
日本発の帽子専門ブランド『キジマタカユキ』が手掛けたバケットハット。清涼感漂うホワイトカラーがアウトドアMIXスタイルを爽やかに仕上げてくれます。柔らかなコットン生地を採用しており、折りたたんで持ち運びも可能。
アイテム2
『カンゴール』
ロンドン発の老舗帽子ブランド『カンゴール』の定番モデル。ベーシックなデザインながらも、ウォッシュド加工が施されたコットン素材のおかげで味のある表情に仕上がっています。フロントにあしらわれたロゴがアクセント。
アイテム3
『ステューシー』
シンプルになりがちな夏のコーデの絶妙なアクセントになってくれるのが、こんな柄モノのバケットハット。大ぶりなマドラスチェックがインパクト抜群ですが、トラッドな柄なので決して子供っぽくはなりません。刺繍であしらわれたお馴染みのロゴもブランドを主張してくれます。
アイテム4
『ニューハッタン』
NY生まれの『ニューハッタン』は、デザイン性とコスパの高さで人気を集めています。丈夫なツイル地を使用した本アイテムは、日常使いはもちろんレジャーシーンにもうってつけ。汗などの吸汗性や発散性、通気性にも優れるなど多機能を搭載しています。カラバリが豊富に揃う点にも注目です。
▼スタイル3:清涼感のあるリゾートスタイルにはストローハットを
リネンシャツやハワイアンシャツを使った大人っぽく清涼感のあるリゾートスタイルには、ストローハットを合わせましょう。ナチュラルな風合いとラフな編み地が涼しげな雰囲気を倍増させてくれるはず。色も形も実は豊富です。
アイテム1
『ステットソン』
アメリカを代表する老舗帽子メーカー『ステットソン』のストローハット。天然素材マニラ麻(アバカ)を使用した最高級の逸品です。軽くて丈夫でしなやかな素材を贅沢に使用した本作は、上品な見た目はもちろん、通気性に優れ、軽やかな被り心地が魅力。リゾートスタイルを大人っぽく仕上げてくれます。
アイテム2
『ブリクストン』
カリフォルニア発の帽子ブランド『ブリクストン』のストローハット。日差しをしっかり遮ってくれる広めのブリムが特徴です。他にも、光沢のあるリボンや編み方に変化を持たせたクラウンなど、エレガントな雰囲気を醸し出すディテールが採用されています。
アイテム3
『ニューエラ ゴルフ』
『ニューエラ』が手がけるゴルファーのためのスペシャルライン、ニューエラ ゴルフのストローハット。天然草を採用したボディは通常よりも粗く編み込まれているため、通気性に優れるうえ、見た目も清涼感たっぷりです。リボンには金属パーツのロゴがあしらわれており、さりげなくブランドを主張します。
▼スタイル4:迷ったときにはニット帽を
着こなしによっては、どんな帽子を合わせたらいいかわからないと迷ってしまうこともあるはず。そんな時は、ニット帽を選んでおけば間違いありません。暑そうなイメージがあるかもしれませんが、コットンやアクリル製のものであれば、涼しく快適に被ることができます。
アイテム1
『アンカー』
コットン100%の春夏仕様で、ブラックとベージュの2点セットになったお得なニット帽パック。気分に合わせて色を選べるほか、折り返してショートワッチにしたり、丸めてロールワッチにしたり、自在にアレンジできる優れモノ。幅広いシーンで活躍すること必至です。
アイテム2
『シップス』
吸水速乾性に優れ、サラッとしたドライタッチの風合いが特徴の機能素材、ドラロンを採用したニットキャップ。夏場でも快適な被り心地をキープできます。プレーンな編み地だからこそ映えるムラ感のある色合いも魅力。シンプルなので幅広い着こなしにマッチします。
アイテム3
『ラカル』×『フリークス ストア』
“被ってみたくなる帽子”をコンセプトに上質な帽子を作り続けている日本の帽子ブランド『ラカル』。『フリークス ストア』との別注は、定番のロールキャップをコットン×麻の混紡生地で仕上げた春夏仕様。涼しいのはもちろん、生地が柔らかくストレッチ性にも優れているため、快適な被り心地を味わえます。明るいベージュなら装いに軽快なムードをプラス。
アイテム4
『マイティシャイン』
“男を上げる被りもの”をテーマに、こだわりの帽子作りを続ける日本発のブランド、マイティシャインのニットキャップ。シンプルでありながら、独特のリブ編みが立体感のある印象を与えます。また、接触冷感性のあるクールマックス素材を採用しているため、夏場に被っても暑苦しさを感じさせません。
モノの背景を伝える記事執筆が得意
髙須賀 哲
男性ライフスタイル誌「Free&Easy」の編集に8年間携わり、2013年にフリーランスの編集・ライターとして独立。紙媒体・WEB媒体を問わず、メンズファッション、ライフスタイルに関する記事を執筆しているほか、アパレルブランドのカタログやWEBビジュアルのディレクションも手がける。