有名ブランドも別注で探す。個性を打ち出す14枚のコラボTEE
蒸し暑い日本の夏。休日などは肩ひじ張らず、Tシャツ1枚で出歩きたいもの。シンプルな無地Tが気分だが、少し周囲と差をつけるなら王道ブランドの別注という選択を。周りと差をつけたいなら、やっぱり別注
例年よりも短い梅雨と真夏日到来の早さに悩まされる2018年夏。今年はいつもよりも、Tシャツ1枚のラフなスタイルを頼りにしてしまいそうだ。昨今のTシャツ事情は無地やポケT、ワンポイントロゴといったシンプルなデザインがトレンドとなっているわけだが、王道のTシャツ・カットソーブランドがその本流なのは言わずもがな。定番と言われるオリジナルも十分使えるけれど、より今季らしい個性をまといたいならセレクトショップやデザイナーズブランドの別注をプッシュしたい。
今季の別注TEEを7つの鉄板ブランドからチェック!
今回はhandbagでも馴染み深い鉄板の7ブランドから、特に今季らしくマストバイな別注Tシャツを厳選。ブランドの特性はもちろん、別注先の意図や感性を感じながら、ぜひとも検討してみてほしい。
ウェア・コーデ
Tシャツ完全ガイド。人気27ブランドから選ぶおすすめの1枚
Tシャツは2021年の春夏も必需品。27の人気ブランドと、各ブランドのラインアップから厳選した1枚を一挙にご紹介します。Tシャツ選びの参考に、ぜひチェックしてください。
平 格彦
2021.04.21
ウェア・コーデ
黒Tシャツを着こなして夏もシックに装おう。コーデの法則とおすすめ10枚
Tシャツコーデはついついラフになりがちですが、大人ならシックにまとめたいものです。そんなときに役立つ黒Tシャツの着こなし方とおすすめ10枚をご紹介します!
平 格彦
2020.08.12
ウェア・コーデ
サマースタイルを精かんに。ネイビーTシャツの着こなしとおすすめ9選
ホワイトTに続き汎用性の高いネイビーTシャツ。爽やかな1枚はどうやって着こなすべきか、そして大人が選ぶべき良質な逸品とは。
handbag編集部
2020.06.01
▼ブランド1:ヘインズ
説明不要の世界的アンダーウェアブランド『ヘインズ』。アメリカで誕生して110年余り、その間で“パックTシャツ”や“ビーフィーT”を始め、多くの定番たちを世に生み出してきた。別注やコラボも多岐にわたり、毎シーンズ注目を浴びている。
別注アイテム1
ビューティ&ユース別注
地厚&タフな綿素材でヘタレにくい「ビーフィーT」を、『ビューティ&ユース』がミリ単位までシルエットにこだわった別注。両脇に縫い目のないチューブボディはそのままに、今の気分に合うややワイドなフォルムを実現した。また、こちらのライムカラーもオリジナルにはない別注だけの爽やかな色みだ。
別注アイテム2
ナンバーナイン別注
『ナンバーナイン』といえば2000年代にその名を轟かせた、有数のドメスティックデザイナーズブランド。本コラボは定番のコットン100%のパックTをベースとし、向かって正面右下に“Number”という刺繍をワンポイントでオン。ブランドらしい音符マークをパック裏面にあしらい、特別感を演出している。
▼ブランド2:チャンピオン
来年で100周年を迎える『チャンピオン』はNY生まれのカジュアルブランド。米軍やNBA、カレッジなどのユニフォームを製造してきた歴史や“リバースウィーブ”に代表される機能性の追求など、そのクラフトマンシップは常に我々を魅了する。
別注アイテム1
ナノ・ユニバース別注
『チャンピオン』のベーシックなボディのフロントに、さりげない同色の“Champion”ロゴを配したシンプルな仕様。Tシャツ本来のジャストサイジングなシルエットや短めの袖、動きやすいサイドスリットなど、細身かつきれいめに着ることのできるアプローチは『ナノ・ユニバース』らしい。
別注アイテム2
シップス別注
『シップス』からはチャンピオンを語る上では欠かせない名作リバースウィーブをベースに、リアルなインディゴ糸を使ってジャージー素材に仕立てた風合いのいい1枚が登場。インディゴ特有の表情はウォッシュで巧みに調整し、フロントのVガゼットにより、ヴィンテージスウェットのようなルックスを意識した。
▼ブランド3:ヘルスニット
1900年テネシー州で産声をあげた『ヘルスニット』といえば、ヘンリーネックカットソーが有名だ。西部開拓時代のワークウェアブランドとして確立したのは、その高い品質に裏づけされた着心地と耐久性によるところが大きかった。もちろんヘンリーネックTのみならず、以下の別注のTシャツにもその魅力がアウトプットされている。
別注アイテム1
ラトルトラップ別注
きれいな着こなしを目指すのであれば『ラトルトラップ』の別注VネックTがおすすめ。オリジナルパターンを使用したコンパクトなサイジングに加え、タフな素材感やしっかりとしたステッチワークなどディテールにもこだわりを覗かせる。1枚はもちろん、ジャケットやデニムシャツのインにもぜひ。
別注アイテム2
アメリカンラグ シー別注
夏だからこそできる原色へのチャレンジも、Tシャツならハードルが高くない。特に今期は蛍光色がトレンドでもあるため、1つは持っていても良いだろう。『アメリカンラグ シー』の別注は定番の丸胴ポケットTに蛍光のピグメント染めを施し、ややワイドなシルエットへと変更した今季的な一品となっている。
▼ブランド4:ギルダン
カナダ発祥の『ギルダン』は、Tシャツやスウェット商材において北米ナンバーワンのシェアを誇る老舗。世界的なアーティストのコンサートTシャツや企業PRモノなど、多くのプリントTシャツのボディとして愛されている。
別注アイテム1
ナノ・ユニバース別注
着丈を短くし、サイドスリットを入れることによりクセのないボックスシルエットへとカスタムした『ナノ・ユニバース』。そのうえで、全体をオーバーサイズに設定することでトレンドを存分に感じさせるルックスに変化させた。コスパも良いため、今っぽい無地Tを探しているならカラバリでの購入もおすすめ。
別注アイテム2
ワーフインク×ジョンブル別注
ワークやミリタリーに定評のある『ジョンブル』とデザインチーム「ワーフインク」のコラボは、“CONNECT”の文字の上にダンスを踊る男女のイラストが重ねられたなんともユルく、レトロなムードを感じさせる1枚だ。土台となる『ギルダン』のベーシックなボディは万人に合う程良くゆるいシルエット。
▼ブランド5:フルーツオブザルーム
160年以上の歴史を持つ、世界有数のベーシックアパレル&アンダーウェアメーカー。アメリカでのアンダーウェア・プリントTシャツ市場でトップブランドの地位を確立している。上質な米国産コットンを使用しており、しなやかで優しい風合いが魅力。
別注アイテム1
フレディ&グロスター別注
オリジナルボディよりも厚めの天竺生地を使用し、袖先と襟元のフライスをやや太めに変更したことでオールドスクールな佇まいへと促した。フロントには今の気分に合う控えめな“FRUIT OF THE LOOM”のロゴを、裾には『フレディ&グロスター』のアイコンである星をそれぞれ刺繍であしらう。
別注アイテム2
チャオパニック別注
パックTといえば、同型の色違いや柄違いが基本。『チャオパニック』は白T、ボーダーT、そしてサーマルタンプトップをひと揃えにしたパックTを別注で用意している。『フルーツオブザルーム』らしい柔らかな着心地で、1枚でもレイヤードでもインナーとしても幅広く活躍できるセットだ。
▼ブランド6:グッドウェア
マサチューセッツ州で1983年に創業した『グッドウェア』は、ヘビーウェイトコットンを使用したポケットTを代表としてUSAメイドを貫いている。ヴィンテージからインスパイアされたディテールは、男であれば惚れずにはいられない。
別注アイテム1
ビーバー別注
おしゃれなアウトドアスタイルやフェスコーデを提供している『ビーバー』は、『グッドウェア』の大定番であるポケTを男女兼用のビッグシルエット仕様で別注。USAメイドらしい丸胴作りでガバッと着られる潔さ、そしてバッグプリントの“THANK YOU”ロゴが夏の楽しげなムードを一気に盛り上げてくれる。
別注アイテム2
アーバンリサーチ別注
シンプルかつ都会的な“Tイチ”スタイルを志すならば、『アーバンリサーチ』別注がいいだろう。ブランドの看板でもある度詰め天竺素材のポケットTをベースに、ネックバインダーを太く、アームホールをコンパクトにすることでヴィンテージ感とモダンさをバランス良くMIXさせている。
▼ブランド7:クレプスキュール
数々の東京ブランドのニットを手がけたデザイナーが2012年に立ち上げた『クレプスキュール』。天然素材にこだわって作られたニットアイテムを軸に、トレンドを加味した大人のリラックスカジュアルを提唱する。
別注アイテム1
アークネッツ別注
センスあるセレクトが魅力の『アークネッツ』の別注は、ヴィンテージヘインズのビーフィーTを参考に、“どこにでもある定番Tシャツ”をイメージしてデザイン。柔らかい杢の糸で編み立てたハイゲージニットTのため、普通のコットンTよりもソフトな肌触りが特徴だ。ゆとりのあるフォルムも今季的。
別注アイテム2
ガーデン別注
こちらもゆったりとしたオーバーサイジングと特有の柔らかい表情を楽しめるニットTシャツだが、『ガーデン』ならではのアプローチとして素材にシルクを採用している。シルクとコットンの混紡により、とろけるような極上な着心地を味わうことのできるワンランク上のTシャツだ。1点でこだわりを見せつけたい方におすすめしたい。
アパレル業界から出版社編集を経て、エディター&ライターとして独立。紙・WEBを問わず男性ファッションを中心に執筆中。読者に寄り添えるファッション提案がモットー。