ヒステリックグラマーのおすすめ15選。加工デニムからおすすめのウェアまで
設立から35年以上が経つ現在も、独自のスタンスを貫く『ヒステリックグラマー』。ブランドの顔であるデニムから注目の最新アイテムまで、余すところなくナビゲートします。『ヒステリックグラマー』が支持されるのは、一貫したスタンスがあるから
ドメスティックブランドの雄『ヒステリックグラマー』は、東京モード学園出身の北村信彦氏によって1984年に設立。ブランドデビュー当時、北村氏は21歳という若さでした。1986年にフラッグシップショップを原宿にオープンすると、若い世代から絶大な支持を獲得。
令和を迎えた現在のファッションシーンでも、その人気ぶりは健在です。代表アイテムは高度な加工技術を取り入れたダメージデニムで、その人気&品質は国内ブランドの中でもトップクラス!
移り変わりの激しいファッション業界においてもブランドが変わらず支持を集めているのは、トレンドに流されることなく独自スタンスを貫き続けているから。アメリカンカジュアルに根ざしたリアルクローズを、設立時から今日までブレることなく追求し続けています。さらに、1960~80年代のロックミュージックやアート、ポルノグラフィティなど、北村氏が傾倒するカルチャーの要素もコレクションにMIX。他に類を見ない唯一無二のプロダクトを作り上げています。
『ヒステリックグラマー』は、こんな大人に好相性
その揺るぎないスタンスからもわかる通り、『ヒステリックグラマー』のアイテムはアメカジ好きの大人と文句なしの親和性を見せてくれます。また、古き良きアメカジへ敬意を払う一方で、最先端の技術・素材も貪欲に取り入れているためクオリティも折り紙付き! 目の肥えた本物志向の大人も満足できるはずです。その上、どの製品も野暮ったさとは縁遠いシャープで洗練されたシルエット。サラッと取り入れるだけでスタイリッシュな雰囲気をメイク可能なんです。
『ヒステリックグラマー』の代名詞。おすすめのダメージ加工ジーンズ5選
主張あるルックスと美しいシルエットを兼備したダメージ加工ジーンズは、ブランドの代名詞ともいえる大ヒットアイテム。豊富に揃うラインアップの中から、大人に推奨したい5本を厳選してピックアップしました。
アイテム1
RSM加工 デニムスリムストレートパンツ
お得意のランダムステッチリメイク加工を駆使した1本。共地・スレキ・別布をイレギュラーに使用したパッチ、そして無造作なステッチワークが味わい深い雰囲気を生み出します。ケバ感を抑えたオリジナルのデニム生地で仕立てるなど、素材使いにもこだわりアリ!
アイテム2
SSR加工デニム スリムブーツカットパンツ
ベースは1970年代のブーツカットパンツですが、スリムにアレンジすることで今っぽいシルエットを形成。空気をたっぷり含むオープンエンド糸で織り上げられたデニム生地は軽やかなタッチゆえ、着心地も◎です。リアリティ溢れるリペア加工や、ワンポイントのスター刺繍にも注目を。
アイテム3
KPR加工イスコリメイクスリムデニムパンツ
素材はイスタンブールを拠点とするデニムメーカー、イスコ社のハイパワーストレッチデニム。優れた伸縮性を誇るため、すらっと細身のジーンズにもかかわらず着用感は実にコンフォートです。他モデルと比較して控えめなダメージ加工で、抵抗なく脚を通せるというのもメリット。
アイテム4
リメイク テーパードスリムデニムパンツ
膝下から裾にかけてテーパードがかかっていて、足のシルエットがきれいに見える1本。生地は経糸に綿100%、緯糸リネン100%を使った綿麻デニムを使用。吸湿速乾性に優れるため汗をかく季節でもベタつかずにサラっとした着心地をキープできます。古着をカットオフしてたたき付けた『ヒステリックグラマー』らしいデザインも見逃せません。
アイテム5
スリムストレートデニムパンツ
長年はき続けたような味感を、特殊なエイジング加工によって表現。ブランドオリジナルのオールドブルーデニムによる、淡く美しい色合いもポイントです。さらに、太腿~裾に掛けてややスリムに設定したモダンなストレートシルエットが、大人のレッグラインを引き締めてくれます。
プレーンなジーンズも定評あり。今選びたいのは、この5本
インパクトあるダメージジーンズだけでなく、濃紺やミディアムウォッシュのプレーン顔なジーンズも大充実。スマートなカジュアルコーデを狙う人には、こちらもおすすめです。
アイテム1
デニムスリムストレートパンツ
『ヒステリックグラマー』が真骨頂とするスリムストレート型。太腿からストンと落ちるきれいなラインで、脚長効果抜群です。さらに、こちらのモデルはコットン×ナイロンのデニム素材を使用。軽い風合いながら一般的な綿100%デニムより強度が高く、なおかつシワにも強いんです。
アイテム2
SP加工ストレッチデニム スリムパンツ
程良いユーズド感のミディアムウォッシュデニム。使用している生地はブランド独自開発のもので、1960年代のヴィンテージをモチーフに旧式織機で丁寧に織り上げています。クラシカルな風合いを意識したデニムながら、形状は今日的なタイトフィット。ポケット口のスタッズワークもみどころです。
アイテム3
ユーズド加工デニム スリムブーツカットパンツ
1990年代から2000年代に一大ブームとなったブーツカットジーンズがリバイバルの兆しを見せています。こちらは、当時のような思い切ったフレア感ではなく、膝下から裾にかけて絶妙に広がった、誰でも気負わずにはける1本に仕上がっています。実際にはきこんだかのようなこなれ感のあるデニムの表情には思わず脱帽。
アイテム4
スリムブーツカットデニムパンツ
前述の通り、ブーツカットジーンズは今再注目されているカテゴリー。こちらの1本はシルエットがアップデートされているものの、爽やかな色落ちなどから70年代当時の空気を色濃く感じられます。生地にストレッチを織り込んでいるので、細身ながらもストレスなくはくことができます。
アイテム5
ストレートデニムパンツ
昔の501をイメージソースとしつつ、今どき感のある太すぎないストレートシルエットへと昇華。レングスはジャストサイズに設定されているので、革靴を合わせたきれいな着こなしにもピッタリ。絶妙なネップ感&タテ落ち感を兼備した、1950年代風のコクのあるデニム生地が玄人好みに仕上がっています。
ジーンズ以外にも要注目。『ヒステリックグラマー』の大人向けアイテム5選
もちろん、『ヒステリックグラマー』が展開するのはジーンズのみにあらず。その他にも個性豊かなアイテムが顔を並べます。アウターを中心に、大人コーデの主役として最適な5品をラストにご紹介しましょう。
アイテム1
カントリーマンジャケット
高品質なレザーアイテムを手掛ける英国生まれの老舗『ルイスレザーズ』に別注をかけたレザージャケット。同ブランドの名作「カントリーマン」の初期型をベースにしており、ブランドタグも当時のものを復刻するなどファンにとっては垂涎モノです。背面にはロッカーズモチーフのグラフィックをあしらったことでしっかりと『ヒステリックグラマー』らしさも感じさせる1着に。
アイテム2
HGロゴ L-2B ジャケット
50年代中期から70年代に採用されていた米空軍のフライトジャケット「L-2B」をコーチジャケットのようなシルエットにアレンジ。中綿が使われていないので軽アウターとしてTシャツの上からでも気軽に羽織れます。素材は防風性と撥水性に優れるエアフォースナイロンを使用し、ファスナーも綿100%のウォルデスジッパーを採用するなど細部にもこだわった本格ミリタリー仕様です。
アイテム3
デニムジャケット
今も根強い人気を誇る『ラングラー』の名作デニムジャケットをオマージュ。13.5オンスのセルビッジデニム、縫製糸の太さや配色、旧式のミシンの運針に至るまで忠実に再現。買ったその日からすでに着込まれたようなユーズド加工は熟練の職人によるもの。一方、シルエットはアップデートを行い、現代でも違和感なく着られるよう微調整を施しています。
アイテム4
ジャングルシャツ
軍や特殊部隊にミリタリーウェアを納入している『アークエアー』に『ヒステリックグラマー』が別注。熱帯地域での任務で使われるシャツをカスタマイズしています。胸元に2つの大判のフラップポケットと、止水ジッパーポケットを追加。さらに後ろ身頃に大容量のポケットを配置するなど、見た目以上の収納力を誇る1着となっています。
アイテム5
クラシック ハイカットスニーカー
これぞ“ザ・ローテク”といった面持ちの1足は、ベーシックなカジュアルコーデと相性抜群! 毛並み&発色の良いスエードをアッパーに使い、伝統的なヴァルカナイズ製法で作り上げています。サイドにはライトニング型のラインが入り、ささやかに個性を主張。全5色と豊富なカラバリもうれしいかぎりです。
handbagでの執筆本数NO.1ライター
山崎 サトシ
アフロ歴15年のファッションライターで、趣味はヴィンテージモノの収集とソーシャルゲーム。メンズファッション誌を中心として、WEBマガジンやブランドカタログでも執筆する。得意ジャンルはアメカジで、特にデニム・スタジャン・インディアンジュエリーが大好物!