財布ブランド30選。大人に似合う名品を4つの視点でピックアップ
日々持ち歩き、長く使い続けるからこそ妥協したくない財布。大人にふさわしい名品を、職人気質なブランドから海外の人気ブランドまで、4つの視点でセレクトしました。4つの視点でセレクト。大人におすすめしたい財布ブランド30選
毎日持ち歩く財布は、一度購入したらある程度長く使い続けるアイテムゆえに、どれを選ぶか慎重になりますよね。ブランド、デザイン、機能性など重視するポイントは人それぞれですが、やはり自分にマッチしたお気に入りを見つけたいもの。
そこで、質実剛健なブランドやラグジュアリーブランドなど、異なる切り口でおすすめの財布をレコメンド。4つの視点を軸に、定番から通好みまでおすすめしたいブランドとそのモデルをピックアップしました。
▼視点1:革小物に定評があり、誰もが知っている定番ブランド
財布は大人なら誰もが知っている人気定番ブランドから選びたいという人も多いですよね。その理由は、使用している皮革や縫製などのクオリティの高さはもちろん、歴史に裏打ちされた安心感にあります。さらに、作りが良い分きちんとメンテナンスをすれば長く愛用できるというのも支持されている要因です。
ブランド1
『ポーター』
日本においてその名前はあまりにも有名な『ポーター』。吉田カバンの自社ブランドとして1962年に誕生して以来、日本のバッグ界をけん引し続けている老舗です。素材選びから縫製にいたるすべての工程に手を抜かない“一針入魂”のモノ作りは、バッグだけでなく財布に生かされています。今回ピックしたのは、上品さと耐久性を約束するエンボス加工を施したレザー製の二つ折り財布。内部が2室に分かれた小銭入れなど、シンプルなルックスながらも使い勝手は抜群です。■価格帯:4,000~40,000円台■国:日本
ブランド2
『グレンロイヤル』
1979年にスコットランドで設立された『グレンロイヤル』。創業100年以上のレザーブランドが多い欧州では新参にあたりますが、その確かな品質は高く評価されています。同ブランドでは英国を代表するブライドルレザーや伝統的な技術を継承しつつ、時代に即した機能も柔軟に取り入れたコレクションを展開。こちらの二つ折りマネークリップは、薄型ながらも通常よりカードの収納数を増やしているのがうれしいポイントです。もちろん、ブライドルレザーが魅せる高級感も見逃せません。■価格帯:15,000~80,000円台■国:スコットランド
ブランド3
『フェリージ』
1973年にイタリアで創業した『フェリージ』は、伝統的で洗練されたデザインのバッグや革小物を発信。厳選された上質な素材を用い、すべて熟練職人が一つひとつ丁寧なハンドメイドで仕上げています。ナイロン×レザーのコンビブリーフがお馴染みですが、財布にもロングセラーを記録し続けている人気モデルが存在します。それが“コロコロ”の愛称で親しまれている蛇腹式財布です。開いたときの迫力が圧巻で、お札やカードなどを整理して収納できるポケットを5室も設置。デザインだけでなく、使い勝手にも配慮したモノ作りを行うブランドの姿勢が見て取れます。■価格帯:28,000~300,000円台■国:イタリア
ブランド4
『ホワイトハウスコックス 』
品質の高い馬具にはじまり、洗練されたレザーグッズを発信し続けている1875年創業の老舗。『ホワイトハウスコックス』といえば、耐久性の高いブライドルレザー製のプロダクトが有名です。創業以来、染色から仕上げまでをタンナーにオリジナルスペックでオーダーし、現在では希少となった英国製の素材にこだわり続けています。そして、同ブランド人気No.1の財布が、半円形フラップがデザインアイコンにもなっている三つ折り財布。通称”三つ折り”と呼ばれ、見た目以上に優れた収納力も愛され続けている理由でしょう。■価格帯:17,000~80,000円台■国:イギリス
ブランド5
『コーチ』
老若男女問わず支持される“手の届く高級ブランド”である『コーチ』。皮革小物製品工房を起源とするだけに、レザーアイテムのクオリティの高さは天下一品です。さらに伝統と先進を両立させたデザインも特徴で、感度の高い大人からも人気を集めています。こちらの二つ折り財布はブランドのシグネチャーを全面にあしらっていますが、同色を採用することで悪目立ちすることなくモダンな印象に。取り外して単品でも使えるID用のインサート付きというのも見逃せないポイントです。■価格帯:17,000~64,000円台■国:アメリカ
ブランド6
『エッティンガー』
1934年にイギリス・ロンドンで創業し、1996年には英国王室御用達の栄誉を授かった『エッティンガー』。アイテムに誇らしげに施されている”HAND MADE IN ENGLAND”の刻印は、本国やニューヨークでは紳士の証として親しまれています。『エッティンガー』の財布の特徴は、端正な表面のルックスとは裏腹に内側に美発色のレザーを使っている点。この二つ折りもそうで、ブラックとパープルのコントラストがなんともエレガントな印象です。■価格帯:33,000~70,000円台■国:イギリス
ブランド7
『スマイソン』
4つのロイヤルワラントを所有する数少ないブランドである『スマイソン』は、1887年にイギリスで創業。ステーショナリーが有名なブランドですが、細部までこだわり抜いたレザーアイテムにも定評があり、なかでも財布は審美眼に優れた大人からも高い人気を集めています。この財布はレザーの品質やコバの処理など細部を徹底的にこだわることで、主張は控えめながらも佇まいはエレガント。型押しも実に美しく、英国らしい高貴さも漂わせる逸品です。■価格帯:28,000~175,000円台■国:イギリス
ブランド8
『イルビゾンテ』
1970年にフィレンツェにて創業した『イルビゾンテ』が使用しているのは、経年変化をダイレクトに味わえるナチュラルなレザー。使い込むほどに柔らかい質感&味わい深い色に変化するので、レザーの醍醐味である育てる楽しみが味わえます。また、そのレザーが最大限に引き立つ、流行に左右されないシンプルなデザインであることも特徴。定番の二つ折り財布も、外見は極めてシンプル。経年変化を存分に楽しむなら、使うほどにアメ色に変化するナチュラルカラー(ヌメ)や焼きヌメがイチ押しです。■価格帯:7,000~60,000円台■国:イタリア
▼視点2:周りと差がつく憧れのラグジュアリーブランド
誰もが知るラグジュアリーブランドの財布は、バッグやポケットから取り出すたびに他人と一線を画するクラス感を漂わせることができます。ただ、大人が強いロゴで主張するのは考えもの。ラグジュアリーブランドならではのクラス感や品格はレザーや作りの質だけでもアピールできるので、デザインはシンプルな財布がおすすめです。
ブランド9
『プラダ』
今やシンプルで洗練されたデザインで世界中から愛されている『プラダ』ですが、ブランドのはじまりは1913年にミラノに開業した皮革製品店。それゆえにレザーには並々ならぬこだわりを持っています。また、イタリアの職人技術を駆使したレザーアイテムはその作りの良さからブルジョワの間で話題となり、イタリア王室の御用達にもなりました。この二つ折り財布に使用しているのは、上質なサフィアーノレザー。軽さと耐久性を兼ね備えているのが特徴で、その型押しの美しさがクラス感アップに貢献しています。■価格帯:42,000~92,000円台■国:イタリア
ブランド10
『ブルガリ』
1884年に高級宝飾店としてローマで創業。『ブルガリ』というと腕時計やジュエリーなどの宝飾品のイメージが強いですが、財布も大人を中心に絶大な支持を得ています。また、ブランドアイコンがいくつもあり、その1つがこの財布に採用されている「ブルガリブルガリ」。パッと見は上質なグレインカーフが引き立つシンプルなデザインですが、ファスナーに象徴的なシルバーリングが取り付けられています。コインスペースやマチ部分に用いた鮮やかなブルーのライニングも特徴的。■価格帯:40,000~120,000円台■国:イタリア
ブランド11
『ヴァレクストラ』
イタリア最高峰のレザーブランドと称される『ヴァレクストラ』は、1937年にミラノで誕生。イタリア伝統の職人技とシンプルで洗練されたデザインを融合したアイテムは、セレブをはじめとする目の肥えた大人たちを魅了しています。ブランドの象徴ともいえるのが、V字にカットし、念引きが施されたカードポケット。もちろんこの二つ折り財布にも採用されており、見た目はもちろん、カードを出し入れしやすいという利点もあります。見た目にも上質さが伝わる、美しい型押しレザーも魅力。■価格帯:46,000~120,000円台■国:イタリア
ブランド12
『ベルルッティ』
レザー好きの間では至高のブランドと称される『ベルルッティ』は、芸術的で圧倒的な美しさが魅力のパリ発のブランド。人気を不動のものとしたのが、4代目のオルガ・ベルルッティ氏が女性ならではの新しい視点で完成させた独特な染色方法「パティーヌ」です。さらにこの財布にも採用されているヴェネチア・レザーやカリグラフィなどもブランドの象徴であり、芸術性や美しさを高めています。使い込むほどにレザーが馴染み、渋い風合いを楽しめるのも醍醐味です。■価格帯:80,000~940,000円台■国:フランス
ブランド13
『ボッテガヴェネタ』
イタリア・ヴェネト地方の革職人が伝承してきたクラフトマンシップに深く根ざす、最高品質のアイテムを幅広く発信しています。短冊切りのレザーを丁寧に編み込んだイントレチャートはブランドの代名詞であり、財布においても人気の高いデザイン。2018年よりダニエル・リー氏がクリエイティブディレクターに就任し、注目度がさらに高まっています。機能も両立させたこちらの長財布は、『ボッテガヴェネタ』らしい品格や飾らない美しさが感じられる仕上がりに。■価格帯:40,000~400,000円台■国:イタリア
ブランド14
『ロエベ』
1846年にマドリードに工房を開業し、1872年にブランドとして設立。超高品質なレザーを使ったアイテムに定評があり、スペイン王室御用達の称号を得るほどです。2013年に英国人デザイナーであるジョナサン・アンダーソン氏がクリエイティブデザイナーに就任してからはファッション性がより高まり、その人気は不動のものとなりました。こちらの二つ折り財布は、テクスチャード加工が施された上質なレザーに4つのLを組み合わせたアナグラムのロゴがさりげないアクセントに。■価格帯:30,000~110,000円台■国:スペイン
ブランド15
『ジミーチュウ』
1996年に創業し、故ダイアナ元皇太子妃も愛用していたことでも知られる『ジミーチュウ』。男性は靴ブランドとして認識が高いかもしれませんが、遊び心ある革小物も人気を集めています。なかでもおすすめは、ブランドのアイコンである星型スタッズを全面にあしらったファスナー式の二つ折り財布。レザーと同色に仕上げることで、遊び心がありながらもどこかクールな印象に仕上がっています。2室設けた札入れやボタンを開くと視認性の高いトレー状になるコインスペースなど、使い勝手も考えられた作りも優秀。■価格帯:40,000~160,000円台■国:イギリス
▼視点3:日本の職人による、意匠が凝らされたブランド
皮革の質や歴史で選ぶと、海外ブランドの財布を選んでしまう人も多いもの。ですが、縫製や加工のクオリティにおいては日本ブランドだって負けてはいません。日本の職人の技術力はトップレベルですし、日本の通貨事情に鑑みて使い勝手もきちんと考えられています。ここでは、信頼と実績のある日本ブランドのおすすめを厳選しました。
ブランド16
『ガンゾ』
『ガンゾ』のデビューは2001年ですが、ファクトリーとしての歴史は古く、1917年創業となる大御所中の大御所。一切妥協することなく、日本の熟練職人の手によって本物を追求した最高級のレザーアイテムを発信しています。素材へのこだわりも相当なもので、英国・J&Eセジュイック社のブライドルレザーはブランドの代名詞的素材。今もなお伝統的な製法を続ける数少ないタンナーの1つです。この財布は外装・内装ともにブライドルレザーを使った贅沢な逸品。使い込むうちに独特なツヤが生まれ、経年変化が楽しめます。■価格帯:20,000~270,000円台■国:日本
ブランド17
『ソメスサドル』
1964年に北海道歌志内市で創業した、国内唯一の馬具メーカー。JRAの騎手の約8割が『ソメスサドル』の馬具を使っているという逸話からも、いかに信頼度が高いメーカーか伺えるはず。二本針縫いという馬の鞍に採用される強固な縫いの技術が、そのまま財布などのレザーグッズにも採用されています。ピックアップしたのは、コードバンを使用した定番モデル。使うほどにツヤが増し、風合いが増していくのを楽しめます。■価格帯:16,000~54,000円台■国:日本
ブランド18
『土屋鞄製作所』
1965年にランドセル作りから歴史がスタートした『土屋鞄製作所』のモットーは、“長く愛せる、丈夫でシンプルなものを作ること”。良質な素材を使い、熟練職人が一つひとつ丁寧な手作業で仕立てているため、どこか温もりも感じられるアイテムに仕上がっています。オールインワンの充実した収納機能を搭載したファスナー式の長財布に使用しているのは、野性的かつ洗練されたバッファロータンニンレザー。シンプルなルックスに、上級感とツヤを主張します。■価格帯:15,000~66,000円台■国:日本
ブランド19
『アニアリ』
2008年に創立したレザーアイテムを扱うファクトリーブランドで、”理想を追求しながら、現実を見据えたモノ作り”を提案。品質維持と職人育成のために国内生産を貫き、素材も日本のタンナーにこだわっています。ラウンドファスナーの長財布は、『アニアリ』空前のヒットモデルの1つ。ワニ革の中でも最高級のスモールクロコを採用した本作は、高級感溢れるルックスはもちろん、手触りや経年変化が魅力です。内部にはカードポケットを豊富に設けるなど、収納力もバッチリ。■価格帯:19,000~110,000円台■国:日本
ブランド20
『ファーロ』
日本で昔から受け継がれる伝統技法から生まれる製品、世界に誇れるクオリティを日本から発信したいという思いで、1965年スタートの老舗革工房から誕生した『ファーロ』。ブランドの強みは、0.4mmのカーフを2枚貼り合わせて1枚のパーツを1mm以下にする熟練した職人による“薄造り”の技術にあります。高級感ある見た目とは裏腹に、あまりの軽い使い心地に驚くことでしょう。この長財布「スペリオ」もそう。機能美とデザインが融合した、『ファーロ』の代表作ともいえるモデルです。■価格帯:14,000~230,000円台■国:日本
ブランド21
『エルゴポック』
2005年に誕生した『エルゴポック』は、鞄作りに70年以上携わる株式会社キヨモトのオリジナルブランド。伝統を最大限に生かしつつ、鞄という道具の本質を再認識するために立ち上げられました。素材のバリエーションが多く、自社のオリジナルレシピで開発したものをはじめとする多彩なレザーを扱っています。こちらの長財布は、堅牢かつ品格漂うブライドルレザーを採用。ジャケットの内ポケットにもスマートに収まる薄マチ仕様で、最低限の内容物がすっきり収納できる内装に仕上がっています。■価格帯:10,000~145,000円台■国:日本
ブランド22
『ユハク』
手作業の重ね塗りによる、唯一無二のグラデーションを武器とする『ユハク』。絵画の表現技法を革に落としこんだというルックスは、まさに持ち歩くアートとでも言うべき美しさに満ちています。もちろん、中身の収納も充実。一部のカードスリットは流線形にカットされており、サッと取り出しやすいよう配慮がなされています。ここで紹介するのはブルーですが、レッド、グリーンなど普段手に取りづらい色みに挑戦したくなるのも『ユハク』の魅力です。■価格帯:22,000~280,000円台■国:日本
ブランド23
『メゾンドヒロアン』
1906年創業の老舗革工房「革包司 博庵」のオリジナルブランドとなる『メゾンドヒロアン』。約0.5mmの薄さにすいたレザーを貼り合わせたベタ貼りや昔ながらの製法によるコバ磨き、古来ヨーロッパの手法であるヘリの後切りなど、細部にまでこだわる仕上げは世界でもトップレベルと称されています。それらのこだわりが盛り込まれた二つ折り財布は、ベーシックな作りながらも品格漂う佇まい。さらに手間を惜しまず、一点一点丁寧に作り上げる職人魂も感じさせます。■価格帯:12,000~55,000円台■国:日本
▼視点4:洒落者なら知っている、こだわりの強い職人気質ブランド
上記のブランドはすでに知っていて、他人と被らず、語れる部分の多い個性豊かなブランドが欲しい……、という方におすすめなのがこちらのラインアップ。たとえオーソドックスなデザインでも、持ったときにそのこだわりを強く感じられるモノばかりです。品質の高さに定評のあるブランドをチョイスしているので、スペックにこだわる大人満足できること請け合いです。
ブランド24
『フルラ』
クラフトマンシップの伝統を受け継ぎながら、革新的なデザインを提案し続けている『フルラ』。そもそもレディースで人気がついたブランドですが、メンズラインも2014~2015秋冬に本格デビューして以降、高感度な大人を中心に支持されています。レザーにラミネート加工を施したL字ウォレットは、片側に同素材のマチを付けることで開きやすくしており、視認性も抜群。洗練された見た目とは裏腹に充実したカードポケットなどの収納力にも優れ、使い勝手もきちんと考慮されています。■価格帯:23,000~56,000円台■国:イタリア
ブランド25
『ラルコバレーノ』
イタリアを拠点に活動する日本人デザイナーと、大手イタリアブランドの製品を手がけるファクトリーとのコラボによって生まれた『ラルコバレーノ』。“ALL MADE IN ITALY”をコンセプトに、鮮やかなカラーリングや機能美を備えたユニークなデザイン、さらには上質な素材にこだわった革小物を発信しています。こちらのトリプルコインケースは、使い勝手とデザイン性を両立させた、まさに『ラルコバレーノ』らしい仕上がり。3つのポケットにお札・カード・小銭を分けて収納できるので、ミニ財布としても活躍するはずです。■価格帯:22,000~280,000円台■国:イタリア
ブランド26
『ブリティッシュグリーン』
“上品でありながらも行動派の紳士をサポートしよう”をコンセプトに、英国の気品を感じさせるアイテムを発信。1900年創業の老舗タナリー、セドウィック社の最高品質のブライドルレザーは、同ブランドを語るうえで欠かせない存在です。スリムな長財布は人気モデルの1つで、内側に16枚のカードポケットを設けた、見た目とは裏腹の高い収納力が魅力。■価格帯:9,000~12,000円台■国:日本
ブランド27
『ソット』
2002年に東京・恵比寿で創業して以来、ジャパンメイドにこだわったモノづくりを続けている『ソット』。日本の職人によって丹念に作られた高品質なアイテムは、素材の良さが引き立ち、かつ長年使っても飽きのこないデザインに仕上げられています。なかでもおすすめは、イタリアンレザーのプエブロを使った三つ折り財布。植物性タンニンでゆっくりなめした牛革の表面を真鍮ブラシで毛羽立たせたことによる独特な質感は、唯一無二の存在感を放ちます。使い込むほどに起毛した表面がつぶれ、ツヤが増してくるのも特筆すべきポイントです。■価格帯:9,000~32,000円台■国:日本
ブランド28
『イタダキ』
“セクシャル・ラグジュアリー・クレイジー”をキーワードに、日本が誇る高い職人技とファッションセンスを融合したアイテムを東京の下町から発信している『イタダキ』。最上級の型押し革といわれるドイツ・ペリンガー社のシュリンクレザーや姫路の黒桟革など、取り扱うレザーがユニークなのも特徴です。L字ファスナーの長財布は、シンプルな見た目とは裏腹に豊富な収納を装備。シボ感のある表情が特徴的なレザーにゴールドのファスナーがアクセントになっています。■価格帯:15,000~37,000円台■国:日本
ブランド29
『エド ロバート ジャドソン』
“日常の物事をヒントに架空の職人が生み出すアイディアツール”をコンセプトに、バネやワイヤーなどの工業用パーツを用いたレザーアイテムを展開。『エド ロバート ジャドソン』というブランド名は、実在する科学者と発明家の名前を併せた”架空の職人”の設定に由来します。こちらの財布は、電気装置などに見られるトグルスイッチレバーのような開閉具がユニークな一品。もちろん機能性にも優れ、小銭の収納も取り出しもスムーズにした、ひし形に大きく口が開く立体構造のコインポケットがポイントです。■価格帯:18,000~52,000円台■国:日本
ブランド30
『ファブリック』
2014年よりスタートした、デザインから縫製まで完全国内生産を掲げる日本発のブランド。レザーの強さとしなやかさを生かしたシームレスなパターン設計、丸みを帯びたユニークなフォルムにより、シンプルながらも他と一線を画す洗練された雰囲気を手に入れられます。こちらの二つ折り財布は何とコインケースが着脱可能となっており、左右に設けられたカードスリットの左側に差し込むことで装着ができます。コインケースの有無により6~12枚までカードの収納枚数も変化します。■価格帯:5,000~20,000円台■国:日本
※各ブランドの価格帯は税抜き表示、編集部調べ(2019年4月19日時点)
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バッグ・革小物をメインに執筆記事は200本以上
近間 恭子
ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「Mono Master」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。