ブレスレットで手首に洒落感を。正しい選び方と今着けたいおすすめブランド12選
コーデのワンポイントとして活躍してくれるブレスレット。おしゃれ度の向上に活用しない手はありません。選び方の基本から、大人メンズが狙うべきブランドまでをご紹介!スタイルの差別化に効く。今やブレスレットはメンズコーデの必需品だ
ファッショントレンドとしてコーディネートのシンプル化が進む今。周囲との明確な差別化はなかなかに困難といえます。スタイリングが軽装になる夏場ともなれば、それはなおさらでしょう。ならば、頼りたいのが着こなしに彩りと個性を与えてくれるブレスレット。半袖トップスの寂しい腕元に効くのはもとより、それ以外の時期でも着こなしのさりげないアクセントになってくれますから、大人コーデの“ラストピース”として押さえておくのが正攻法といえます。
購入前に知っておきたい。大人が選ぶべきブレスレットとは
いくらブレスレットが有能だといっても、どれでもOKということではありません。まずは、大人が知っておくべき選択のルールをレクチャーしていきましょう。以下のポイントを頭に入れながら選べば、合理的にスタイルアップを狙えますよ。
ポイント1
1本目はシルバーブレスレット一択。スタイル問わずマッチします
レザーにゴールド、天然石など、ブレスレットの素材は実にさまざま。それゆえに何を選べば良いか迷ってしまうかもしれませんが、最初の1本として手にするなら断然シルバー素材がおすすめ! きれいめからストリート、モノによってはビジカジまで、スタイルを問わず溶け込んでくれる極めてオールラウンドな素材だからです。もちろん、2本目・3本目を狙っているならその他の素材もアリですが、初心者であればまずシルバーに照準を定めるのが“ハズさない”一手となるでしょう。
ポイント2
シンプルなデザインのブレスレットを選べば春夏秋冬使えます
ブレスレットの真価がもっとも発揮される夏のみならず、その他の季節でも腕元に取り入れたいなら、やはりシンプルなデザインを選ぶのが吉。あまりに強いデザインだとアウターなどと喧嘩してしまう可能性も懸念されますが、主張度控えめな大人顔モデルであればその心配はありません。具体的には色数を1~2色、多くても3色程度で潔くまとめたデザインがベスト。あまりに色使いが派手なモデルはやや使い勝手に欠けるので気をつけましょう。
ポイント3
大人ブレスレットの次なる選択肢「バングル」も視野に入れる
昨今、腕元アクセサリーのニュートレンドとなりつつあるバングルも要チェック! よくブレスレットと混同されがちなバングルですが、前者は腕に着けるアクセサリー全般を指すのに対して、後者は一般的に写真のような留め具がない“C字型”のブレスレットを指します。つまり、バングルはブレスレットの一種ということですね。近年は存在感ある太バングルが人気を誇っていますが、他のブレスとの重ね着けを考慮するならすっきりした細身バングルを選択するのも◎です。
このブランドなら間違いなし。メンズブレスレットのおすすめ12選
ここからは大人カジュアルを一段と洒脱に見せてくれる、おすすめブランドのイチ押しモデルを一挙見せ! 定番のシルバーブレスレットを中心に、多種多様なモデルをご紹介するので自身の好みに合わせて選んで見てください。どれも使いやすいデザインですから、日常の良きパートナーとなってくれること請け合い!
ブランド1
『ジャム ホーム メイド』スカル コンビネーション チェーン ブレスレット
王道のあずきチェーンをベースとしながらも、ところどころにスカルモチーフを落とし込むことで男らしさをほのかに演出。スカルを融合しているとはいえルックスはあくまでスマートなので、品の良いコーデと合わせても違和感ありません。着脱がイージーに行えるオリジナルの留め具を採用するなど、機能面への配慮も『ジャム ホーム メイド』ならでは。
ブランド2
『ビルウォールレザー』B536 ラージ ボールチェーン ブレスレット
カリスマ的人気を誇るシルバースミス、ウィリアム・クレイグ・ウォール氏が手掛けるマリブ発のブランド『ビルウォールレザー』。こちらのモデルは中央に鎮座するゴシッククロスのチャームがひときわ目を引きます。同パーツは取り外しができ、シンプルなボールチェーンブレスとして楽しむことも可。着こなしに応じて好みにアレンジしましょう。
ブランド3
『サンク』×『ビームス』別注パールブレスレット
'50s~'70sのヴィンテージデザインを得意とする人気アクセサリーブランドと、ご存じ『ビームス』による強力タッグ。見ての通り最大の特徴は、シルバーに組み合わせた美麗な淡水パールです。絶妙な異素材コンビネーションにより、定番のアンカーチェーンブレスレットに遊び心をプラスしています。バリエーションでは黒パールのモデルもスタンバイ。
ブランド4
『ショロ』IDベーシック リンク ブレスレット
シルバージュエリーで有名なメキシコ・タスコで2019年に設立された新鋭ブランドからの1品。程良くボリュームのある喜平チェーンを用いたシルバーブレスレットゆえ、腕元の華やぎ感がグッと増します。センターにプレートを配して、デザインにメリハリをつけているのもこだわりです。なお、留め具は着脱性に優れるマンテルタイプとなっています。
ブランド5
『グラム』シルバーパイプビーズブレスレット
ココナッツビーズをアフリカのティンガティンガ絵画の素朴な色合いに染め上げたビーズブレス。留め具にはキャッチーなスマイルカットを施して、受け輪には牛のアキレス腱を使用した。シルバー製のチャームの表面にはブランドロゴ、裏面には星が刻印されている。
ブランド6
『20/80』スターリングシルバー ボールチェーンブレスレット
ミニマルで洗練されたデザインを真骨頂とする小物ブランド『20/80』の手掛ける喜平チェーンブレス。表面は鏡面加工でフィニッシュされているため、上品な光沢感があります。8.5mm幅の適度なサイズ感ですから、他素材のブレスレットや時計との重ね着けにも難なく対応可能。留め具部分には小ぶりの刻印入りチャームが付属します。
ブランド7
『ライオンハート』ハニーカットボールブレスレット
今年で25周年を迎えるドメスティックアクセブランドの雄からの新作。リッチ感のある10Kイエローゴールドで仕立てられたチェーンブレスレットは、着こなしにほんのりとエレガンスを呼び込んでくれます。10K製ビーズは一つひとつに丁寧なカッティングが施され、実に繊細な表情。かなり細身の作りとなっているので悪目立ちとは無縁です。
ブランド8
『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』10K ブレスレット
こちらも品行方正な10Kイエローゴールド素材。夏の軽装をクラスアップしてくれる優秀なアイテムです。ほっそりとした控えめな量感のチェーンですから、ビジネスからカジュアルまで合わせるスタイルを選びません。ミニマルがゆえに時計やバングルとの相性も良いので、重ね着けで取り入れるのもGOOD!
ブランド9
『ノースワークス』ダブル コイン レザー ブレスレット
東京・福生市発の実力派ハンドメイドブランドが放つアイテム。しっかりとした肉感のレザーを使用しており、愛用するほどに風合いがアップしていきます。留め具にあしらわれた味のあるチャームはアンティークコインを加工したもので、良い塩梅のアイキャッチとして作用。ナチュラルなベージュレザーのカラバリも展開されます。
ブランド10
『チャンルー』シルバービーズ 3連ラップブレスレット
レザーコードとナゲットビーズを組み合わせた、『チャンルー』お得意のエスニック風デザイン。3連仕様ですが1本1本が細いので大人っぽい着こなしにも難なくフィットします。サイズ感は4段階に細かく調整できるので、足首に巻くアンクレットとして使ってみても◎。自分なりのスタイルで楽しみましょう。
ブランド11
『オーヴィル・ツィニー』×『ビームスプラス』別注 プレートバングル
ナバホ族の有名アーティスト『オーヴィル・ツィニー』に別注。ハンマーワークで製作した正真正銘のオールハンドメイドバングルですが、まるでマシンメイドの如く正確なカーブを描いています。いわゆるインディアンジュエリーとは一線を画すモダンな風貌で、どんな洋服とも好相性を発揮。裏面にはナバホ族の聖地として有名な岩山“シップロック”が打刻されています。
ブランド12
『トローヴ』アンティークバングル
シルバー製2本、ブラス(真鍮)製1本から構成される細身の3連バングル。ヴィンテージ加工が施されているため、その風貌は最初から味感たっぷりです。3本をまとめて着用しても良いですし、着こなしによってはそれぞれ単体使いするのも手。着けこなしのパターンは多種多様です。
ブレスレットを付けるならこんな風に。おしゃれな着こなしサンプルを紹介
最後は、実際に街のファッショニスタたちがどうブレスレットを活用しているのかを見ていきましょう。サラッと1点使いしたり、あるいは重ね着けや両手着けをしてみたりと、活用法はその人次第。上手く彼らのテクニックを取り入れたいところです。
着こなし1
ブルー基調の爽快な着こなしをシルバーでピリッと締める
ブルーのストライプシャツ&ジーンズを駆使した、夏らしさ満点の清々しいコーディネート。そこに大人なムードをささやかに添えてくれるのが、両手に取り入れたシルバーブレスレットです。ラフな中にもほのかに品格を感じさせる、こなれたスタイルに帰結しています。
着こなし2
クールな無彩色コーデにシルバーが効く!
シャツ&ボトムス、さらに足元の『コンバース』まで黒という、硬派なモノトーンスタイル。そのテイストに呼応しながらも、スパイスとして確かな存在感を見せているのが腕元のシルバーブレスです。着こなしのクールさを損なわないように控えめな1点使いに留めているのもキモ。
着こなし3
“Tイチ”の夏スタイルに小物でキャラクター出し!
白T×デニムの正統派スタイルに自分らしさを出すならば、小物使いが最大のカギになります。このサンプルスタイルでは、主張ある極太シルバーバングルを投入して巧妙にキャラ出し。ネックレスやハット、メガネといった顔周りの小物も量産的コーデの脱却に一役買っています。シンプルな洋服であっても、小物で十分に個性を出せるという好例ですね。
着こなし4
きっちり系なコーディネートがアクセで華やぐ
スラックス&シャツで作り上げたきれいめのスタイリング。全体のアーシーなカラーバランスも落ち着いたイメージに拍車をかけます。それだけだとやや退屈に見えてしまいそうですが、両手にシルバーアクセを配置することでひとさじの色気を加味。そのワンアクセントで、着こなしがグッと今っぽく変化するんです。
着こなし5
チラッと見える重ね着けが着こなしの洒脱さを底上げ
左手に重ね着けしたレザーブレス&ウォッチが、オーバーサイズな白シャツの袖口からチラリとアピール。さっぱり系の着こなしでありながらも、あか抜けて映るのはこの絶妙な小物テクニックの賜物です。周りと同質化しがちなシンプルコーデは、このようにちょっとした小物使いで差を出したいもの。
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handbagでの執筆本数NO.1ライター
山崎 サトシ
アフロ歴15年のファッションライターで、趣味はヴィンテージモノの収集とソーシャルゲーム。メンズファッション誌を中心として、WEBマガジンやブランドカタログでも執筆する。得意ジャンルはアメカジで、特にデニム・スタジャン・インディアンジュエリーが大好物!