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ロードバイク初心者ガイド。選び方と予算別おすすめ15モデル

ロードバイクの購入を考えている人に贈る、知っておきたい情報を徹底ナビゲート。さらにエントリーモデルから最新トレンドを押さえたモデルまで、おすすめをご紹介します。
石井 良
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そもそもロードバイクって、どんな自転車?

自転車館びーくる
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ロードバイクが誕生したのは今から100年以上も前。ロードレースという競技のために作られた自転車が起源です。そのため、舗装路を速く走るための工夫が詰め込まれているのが特徴。前傾姿勢を取り、空気抵抗を減らすための「ドロップハンドル」や路面の抵抗を減らす「細いタイヤ」、人間の力を効率良く推進力に変える「ギア」にコントロール性の高い「ブレーキ」などを搭載。細部まで走りに特化した自転車がロードバイクなのです。
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ロードバイクでできることって、何? こんな人にロードバイクはおすすめです

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先述の通り、ロードバイクは舗装路の走行性能を高めた自転車です。1番の得意分野は“速く楽に”遠くへ走ること。その本領が発揮されるのは、目安として20km以上のサイクリングです。あなたがもし20km以上のサイクリングをしたいと考えているのであれば、それはもうロードバイクを積極的に検討するべきでしょう。
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ロードバイクが1台あれば、ちょっとした気分転換のサイクリングから、おいしいものを食べに行くグルメライドを楽しんだり、イベントやレースに参加したりと、幅広く楽しめます。その中でどんなロードバイクを選べば良いのかは、自分がどんな目的で乗るのかによって変わってきます。詳しくは後ほどご紹介しますのでお見逃しなく。

ロードバイクは楽しい。ロード好きのライターが思う「ロードバイクの、ここが魅力」

RIDE ON!
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誰しも初めて自転車に乗れたときには、目の前の世界が一回りも二回りも大きく見えてワクワクしたと思います。もっと速く、もっと遠くへ行ってみたい。ロードバイクは、そんな自転車そのものの楽しさを増幅してくれる乗り物なんですよね。例えば筆者は自転車歴15年ほどですが、今でも飽きずにいろんな所を走っています。漁港で美味しいものを食べたり、温泉に入ったり。レースのために走り込むことも、たまにはあります。道中の坂道は辛いし、道に迷ったりもするけれど、それらを全部ひっくるめて充実感に変えてくれるのがロードバイク。だから面白いんです。
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街には不向き? いえいえ「ロードってかっこいい」という理由で購入するのもアリです

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「ロードバイクに乗ったら、ガチンコで漕がないといけないんでしょ?」と感じている人もいるかもしれません。確かに本来はそういう自転車ですし、レースに出たいなら体力作りのための練習も多少は必要です。でも、そうでないなら速く走らなければいけない理由なんてどこにもありません。
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ロードバイクの楽しみ方は多様で、単純に移動のために乗る人もいれば、見た目が格好いいからという理由で購入するのだってアリ。自転車自体の基本性能が高いから、ゆっくり走るのも、それはそれで楽しいものですよ。あえて言うなら、“速く走ってみたくなる”可能性はあるかもしれませんが……。

ロードバイクの選び方。この3点をチェックしよう

さて、ここからは実際にロードバイクを選ぶポイントとして「コンポーネント」「フレーム素材」「目的と予算」を解説。この3つを押さえておけば、ほぼほぼ買うべきモデルは決まります。

▼視点1:機能面(スペック)を担う“コンポ”のグレードをチェック

ロードバイクを構成する主要な部品を「コンポーネント(通称コンポ)」といいます。変速機やクランク、シフター、ブレーキなど駆動にかかわるパーツ群のことで、さまざまなメーカーが存在しています。コンポにはグレードの違いがあって、初心者向けからプロ選手が使うレース向けまで多種多様。例えば世界的なシェアを獲得している日本の「シマノ」のロードバイク向けコンポだけでも、書きだしてみるとこんなにあるんです。
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・DURA ACE/デュラエース(R9100系)・ULTEGRA/アルテグラ(R8000系)・105/イチマルゴ(R7000系)・TIAGRA/ティアグラ(R4700系)・SORA/ソラ(R3000系)・CLARIS/クラリス(R2000系)・TOURNEY/ターニー(A070)・SHIMANO A050上にいくほど軽く、変速性能や所有欲が高くなりますが、もちろん値段も比例します。分かりやすい違いはリア(後輪)ギアの変速段数で、「105」以上は11速、10万円前後の入門モデルに搭載されていることが多い「ティアグラ」と「ソラ」は、それぞれ10速と9速。「レースに参加したいなら105以上を選ぶと幸せになれる」というのが一般論です。
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▼視点2:乗り味と性能を担う“フレームの素材”をチェック

ロードバイクの乗り味や性能を左右する大切な要素がフレームの素材です。現在主流なのは以下の3つ。それぞれに長所と短所があるので、自分の目的と照らし合わせて選びましょう。
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・クロモリ鉄にクロム(Cr)とモリブデン(Mo)を添加したスチール「クロムモリブデン鋼」のことで、ロードバイクにおける伝統的な素材。細くて美しいクラシックな見た目と、独特な粘りのある乗り心地が魅力。ただし鉄なので錆びやすいというデメリットも。・アルミ入門モデルなどエントリー向けのロードバイクに採用されるアルミ。軽さに優れる反面、硬くて疲れやすいといわれますが、ペダルを踏めばキビキビと走ってくれます。頑丈なので初心者でも扱いやすいというメリットも。・カーボン炭素繊維強化プラスチックのことで、軽さと硬さを両立できることから現在はミドルグレード以上のロードバイクはほぼカーボン製。振動吸収性も良く、長く乗っても疲れにくいですが、金属フレームに比べて傷に弱く、丁寧に扱わないといけません。
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▼視点3:自身の目的と予算も改めてチェック

自転車館びーくる
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ロードバイクの価格帯は10万円前後のエントリーグレードから、トップグレードになると100万円以上とまさにピンキリ状態。その中から自分に合った1台を選ぶには、そもそもロードバイクに乗って何がしたいのか、そして予算をどれだけ掛けられるのかということが重要です。例えば20km程度のサイクリングがメインなのであれば、エントリーグレードで十分でしょう。レースに出たいなら20万円~のスタンダードなカーボンバイクが良いですし、レースには出ないけど100km以上を快適に走りたいならツーリング向けのロードバイクを選びましょう。目的と予算を照らし合わせながら、以下のロードバイク15選を見てみてくださいね。(ちなみに、予算には少し余裕を持ちましょう。自転車と合わせてヘルメットなどの小物を揃えたり、メンテナンスだったりと多少のお金が掛かりますので!)
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予算別。おすすめメーカーのロードバイク15選

初めての1台にふさわしいロードバイク全15モデルを予算別でご紹介。今回は、エントリーグレードからミドルグレードまで、5つの予算レンジを設定しています。

▼予算レンジ1:10万円未満のおすすめロードバイク

決して安くはありませんが、ロードバイクにおいて最も安価な部類となるのがこの価格帯。ロードバイクとして基本的な性能を備えつつ、乗りやすく楽な姿勢を取れる設計が多いので、スポーツバイクが初めてという方にうってつけです。
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『コーダーブルーム(KhodaaBloom)』FARNA TIAGRA

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ロードバイクは身体に合ったサイズであることが何より大切。その点、日本人が日本人の体型に合わせて設計している『コーダーブルーム』なら安心です。軽さと強度を両立するトリプルバテッド加工のアルミフレームを採用する「ファーナ ティアグラ」は、フレーム設計以外にも親切なパーツアッセンブルが特徴。メインコンポはシマノ・ティアグラですが、ブレーキには上位グレードである105を採用しているんです。スピードの出るロードバイクだけに、ブレーキがしっかり効くというのは最も重要な性能。初心者にも自信を持ってオススメできる1台です。
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『ジェイミス(JAMIS)』RENEGADE A1

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近年ロードバイクは楽しみ方が多様化しており、それを象徴するのが、こういったグラベルロードのジャンル。舗装路はもちろん、荒れた未舗装路(=グラベル)まで、どんな路面でも駆け抜けられる走破力を備えます。「レネゲードA1」は、アルミフレームにカーボンフォークを搭載し、タイヤは36Cと太めをチョイス。重心が低くなるように設計されているため安定感が高いのが特徴で、速さは求めないけど、どんなシーンでも軽快に走りたいという人は、選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
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『ジオス(GIOS)』FENICE

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ロードバイクの最も基本的で美しい形は、トップチューブが地面と平行になったホリゾンタル形状のクロモリバイク。もともと根強い人気がありますが、近年はさらに人気が再燃しています。『ジオス』は、そんな昔ながらのクロモリフレームがイメージとなっているブランドのひとつ。ジオスブルーと呼ばれる鮮やかな青が特徴です。フルクロモリの古典的なスタイルを守る「フェニーチェ」は手軽にクロモリバイクの魅力を味わってみたいという人には最適です。
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▼予算レンジ2:10万円以上15万円未満のおすすめロードバイク

これからロードバイクを始めたいという人におすすめしたいのが実はこの価格帯。各メーカーが豊富にラインアップを揃えている標準的なエントリーグレードであり、コンポのグレードもモデルによっては105を搭載したものも射程圏内に入ってくるんです。
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『アンカー(ANCHOR)』RNC3

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『ブリヂストン』が世界の頂点を目指すアスリートのためのリアルレーシングバイクを開発することを目的に立ち上げられたスポーツバイクブランド『アンカー』。同ブランドが誇るクロモリフレーム、ネオコットの魅力を手頃な価格で味わえるのが「RNC3」です。重量増を抑えながらねじり剛性を最適化することで、クロモリ特有の伸びやかなペダリングを実現。コンポもシマノ・ソラで、十分にスポーティな走りを楽しめます。
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『メリダ(MERIDA)』SCULTURA RIM 400

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台湾で2番目に大きい自転車メーカー『メリダ』。自転車ブランドのOEM生産を手掛ける会社の自社ブランドであるため、コストパフォーマンスの良さはピカイチです。このモデルも、この価格帯にしてフルカーボンフォークを採用し、コンポは105をフルアッセンブルするなど、他ブランドが追従できないスペックを実現。しかも、サイズは145cm台の小柄な人でも乗れるサイズから用意するなど、死角のない仕上がりです。
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『ジーティーバイシクル(GT Bicycle)』ROAD COMP

関東100店舗以上サイクルスポット
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アメリカを代表するMTBメーカーである『ジーティーバイシクル』は、元々BMXの製造からスタートした会社であり、BMXで培った知見をロードバイクに取り入れているという点で珍しいブランドです。それが、このモデルの特徴でもあるトリプルトライアングルフレーム。シートステーはシートチューブをスルーして直接トップチューブに溶接されており、これによって剛性と乗り心地を両立。唯一無二の見た目が気に入ったなら、迷わずこの1台に決めるべきです。
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▼予算レンジ3:15万円以上20万円未満のおすすめロードバイク

本格的なロードバイクの走りを楽しみたいけれど、安さを取るよりも、しっかりと良い物を選びたい。そんな風に考える人にはこの予算レンジがおすすめです。コンポは105が搭載されることも珍しくなく、今後パーツをアップグレードしても遜色のないロードバイクが手に入ります。ドハマりして、もう1台買ったとしてもセカンドバイクとして末永く付き合えることでしょう。
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『ビアンキ(Bianchi)』VIA NIRONE7 105

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現存する世界最古の自転車ブランドとして知られ、熱狂的なファンも多い『ビアンキ』。ロードバイクに興味があるなら、チェレステと呼ばれる青緑色のブランドカラーもきっと見聞きしたことがあるのでは。「ヴィアニローネ105」は、創業地である“ニローネ通り7番地”をモデル名に冠したロングセラーのエントリーアルミロード。105を採用した純粋なロードバイクでありながら、街乗りにも映えるお洒落なデザインが人気の理由です。2021年モデルは昨年よりシンプルなグラフィックになりました。
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『FELT(フェルト)』VR40

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モトクロスバイクのメカニックだった創業者、ジム・フェルト氏が自分のためにトライアスロン用の自転車を作ったことから始まった『フェルト』。アルミを巧みに使ったバイクはその後、多くの選手に勝利をもたらしており、今でも高性能なアルミロードを作っているブランドとして知られています。「VR40」は、長距離を楽に速く走り抜けることに特化したエンデュランス系ロードの進化形。舗装路ではロードバイクのようにキビキビと、ブロックタイヤを履けば荒れた路面も走破でき、シーンを選ばずにスポーティな走りを楽しめます。
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『コーダーブルーム(KhodaaBloom)』STRAUSS DISC 105

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レースに出るのに高級なカーボンバイクが必要かと言えば、そんなことは全くありません。むしろ、しっかりと作り込まれたアルミロードであれば、上位クラスにも引けを取らないレーシーな走りが楽しめます。「ストラウス ディスク 105」は、これからレースに出たいという人にもオススメできる1台。国内最高峰のレースで走る日本人プロライダーの意見を反映して設計されており、「誰よりも速く走る」ことを追求した純粋なレーシングバイクです。
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▼予算レンジ4:20万円以上25万円未満のおすすめロードバイク

20万円を超えてくると、いよいよミドルグレードも射程圏内に。初めてのカーボンフレームバイクを手に入れるなら、現実的な予算はこのあたりからでしょう。レースなど本格的にロードバイクを楽しみたいなら、この予算レンジから始めれば優位に立てるはず。
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『ビアンキ(Bianchi)』SPRINT 105

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1970年代のロードレースで活躍した往年の名車「スプリント」を、ミドルグレードのカーボンロードとして蘇らせたのがこちら。エアロ感のあるフレーム形状や程よくしなる剛性感など、現代のトレンドを取り入れながら、クセのない乗り味が楽しめるオールラウンダーに仕上げています。フルカーボンのフレームにコンポは105を搭載、それにこのルックスの良さ。これらを税込20万円台に収めているコストパフォーマンスも流石。今年も人気間違いなしの1台です。
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『フェルト(FELT)』FR30

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これからロードバイクに乗り始めるなら、今後の事も考えて最初から油圧ディスクブレーキモデルを選ぶのも賢い選択。「FR30」は、フレームの魔術師と称される『フェルト』が自信を持って送り出す、レースで戦えるアルミロードバイクです。フレームはサイズによってベアリングサイズを変えるなど、細かいチューニングが施されており、どのサイズでも最適な性能を発揮してくれます。アルミという金属の特性を生かした設計がされたこのバイクなら、カーボンフレームにはない魅力を味わえることでしょう。
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『バッソ(BASSO)』VIPER 105

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ロードバイク購入後のカスタムとして定番なのが、軽量で剛性感のある上位グレードのホイールに変えること。ですが、最初から良いホイールを履いているコスパの良いモデルもあります。1979年にイタリアで創業した『バッソ』の「ヴァイパー」は老舗パイプメーカーであるレイノルズのパイプを使ったクロモリロード。懐古的なバイクではなく、カーボン製のストレートフォークを採用した攻めた1台に仕上がっています。ガンガン走りたいけど、クロモリの見た目が好き、という人にはベストな選択です。
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▼予算レンジ5:25万円以上のおすすめロードバイク

ロードバイクの値段は上を見れば切りがありませんが、だからこそロマンがあるというもの。予算に余裕があれば、いきなり100万円を超える1台を購入したって良いのです。最後に、各社ミドルグレードをラインアップする25万円以上のモデルを見てみましょう。
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『キャノンデール(cannondale)』SUPERSIX EVO CARBON DISC 105

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攻めたモノ作りが昔から評価されてきたアメリカの『キャノンデール』。昨年フルモデルチェンジし、エアロを追求したフォルムへと生まれ変わった「SUPERSIX EVO」は、平地から山岳まで、どんなシーンでも死角のないオールラウンダーです。コンポに105を搭載したディスクブレーキモデルは、まさにロードバイクの最新トレンドを凝縮した一台。これから長く愛用でき、将来1台買い増した時にも、サブバイクとして十分に活躍してくれるでしょう。
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『コルナゴ(COLNAGO)』V3 DISC

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イタリアの老舗『コルナゴ』と言えば、自転車ファンが憧れる名門。上位機種のV3-RSと同じ金型を使用した『V3』は、ミドルグレードながらピュアレーサーとして十分な戦闘力を持った1台。V3-RSに比べてカーボンの積層を変更することで、少しマイルドな味付けとしているため、万人に乗りやすく、エントリーモデルからのステップアップにも最適です。また、『コルナゴ』らしい美麗なグラフィックも見どころのひとつ。眺めているだけでも所有欲を満たしてくれるバイクです。
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『アンカー(ANCHOR)』RNC7

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クロモリフレームはカーボンと違って金型を必要としないため、細かなフィッティングが可能。究極は身体に合わせたフルオーダーですが、『アンカー』の「RNC7」なら、10cm刻みで多彩なサイズが用意されています。フレームは、スピニングバテッドとバルジ成形により振動吸収性を引き出したネオコットフレーム。しかもカラーオーダー制で、フレームカラーはもちろん、ハンドルの幅や色、ステム長などまで細かく選択できるため、フルオーダーに近いフィット感が得られます。自分の身体に合った1台が欲しいなら是非。
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人一倍影響されやすい散財ライター 石井 良
編集・ライターのアシスタントを経て独立。「ファイン」「LEON.jp」などでカジュアルを中心に手掛けるほか、企業広告、オウンドメディアにて執筆。絡まった糸を解くようなわかりやすい記事作りがモットー。(良い意味で)興味が散漫で影響されやすく散財する日々。
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