メガネの人気ブランド12選。大人好みのアイウェアを選りすぐり
道具としての用途以上に、ファッション小物として存在感を強めるメガネ。数多のブランドがひしめきあう中、大人が手にするうえでふさわしい1本を改めて考えてみたい。玉石混淆のメガネブランド。だからこそ押さえたい、メガネ選びで注意したいこと
靴や腕時計よりも第一印象を大きく左右するメガネは、誠実、知的といったイメージはもちろん、しゃれっ気やセンスを見せつけるうえでも効果的。着こなしにおける重要度が年々高まるばかりなのは、数多のブランドがしのぎを削る群雄割拠のシーンを見ても明らかだ。
大人が手にするなら、ストレスなくかけられるフィット感に留意したアイテムであることは大前提。そのうえで、大人の威厳を保つことができ、素材・作りの良さに支えられたエレガントさやカルチャーの香りが漂うものならなおよし。それらを押さえた1本を、ぜひとも手に入れておきたいところである。
大人のスタイルにハマるメガネブランド12選
ファッション小物として広く認知された今なら、やはり大人が志向するコーディネートにすんなり溶け込むアイテムが好ましい。大人の雰囲気を醸し、スタイルをブラッシュアップさせる要素を携えたブランドの1本を、ここではピックアップしてみた。
ブランド1
『モスコット』
世界中のセレブたちから愛される『モスコット』。その代表的モデルが、1950年代に誕生した「レムトッシュ」である。丸みを帯びた小ぶりのウェリントン型フレームにキーホールブリッジ、さりげないアクセントのダイヤ鋲、柔らかく丸みのあるブロウラインといったディテールの随所から、いつの時代でも色褪せることのない、タイムレスな魅力を放っている。
ブランド2
『アイヴァン』
1972年に、“着る眼鏡”をコンセプトとして生まれた、日本初のファッションアイウェアブランド。本作は、2019年に発表されたサングラスのデザインを変更し、日常使いに最適なメガネフレームへとアレンジ。昨今の潮流となっているボストンとクラウンパントを掛け合わせたような絶妙なシェイプは、程良いボリューム感がありながらも、かけやすく仕上がっている。
ブランド3
『オリバーピープルズ』
1959年公開のハリウッド映画『北北西に進路を取れ』の劇中にて、主演のケーリー・グラントが着用していたアイウェアを、アメリカン・ヴィンテージスタイルを得意とする同ブランドが復刻。クラシカルで丸みを帯びたセルフレームが与える重厚感は、彼のスタイルに似合うようにデザインされたものだそう。ビズシーンからデイリーまで幅広く活躍する優等生的な1本。
ブランド4
『カネコオプティカル』
伝統を継承する日本の眼鏡職人たちの情熱やこだわりのストーリーとともに、世界に向けて発信する『カネコオプティカル』から、クラシカルながらも新鮮な印象を与える細身のボストンモデルをピック。さらにクリアカラーのフレームならば顔馴染みも良く、より落ち着きのある仕上がりに。ビズシーンで活躍するシックな1本をお探しなら、まずはこれをお試しあれ。
ブランド5
『アイヴォル』
『アイヴォル』は“着る眼鏡”をコンセプトに持つ『アイヴァン』から派生したサングラスブランド。この「フレイクス」では、同ブランドのアイテムに共通する、頭部を包み込むような極上のフィット感はそのまま、テンプルを極限まで細くすることできれいなラインを実現。ウェリントンにも似た知的で柔らかなフォルムも相まって、シーンを問わない汎用性の高さを見せる。
ブランド6
『泰八郎謹製』
眼鏡職人ブームの先駆け的存在として知られる、山本泰八郎氏がハンドメイドで作り出す『泰八郎謹製』に、ブランド史上初となるボストン型が登場。テンプルに金属芯を使用しない“ノー芯”という伝統的製法で製作され、しっかりと磨き上げられたセルロイドのフレームも独特のツヤ感を演出。目元に輝くシルバー925のカシメ飾りが、プレミアムなムードを際立たせる。
ブランド7
『増永眼鏡』
世界トップクラスの技術力を誇り、素材開発から最終仕上げまでの一貫生産にこだわり続ける『増永眼鏡』。日本における眼鏡業界の祖とも称されるブランドが作る本作は、大阪万博のタイプカプセルに収納され、歴史に名を刻んだ名作「カスタム72」の後継モデルがベース。フロントとテンプルを繋ぐ蝶番に、7枚蝶番を使った堅牢な作りからも歴史の重みが感じられる。
ブランド8
『トムフォード』
『グッチ』や『イヴサンローラン』のクリエイティブ・ディレクターを歴任した世界的デザイナー、トムフォード氏のアイウェアコレクションから。ウェリントンとボストンの特徴をMIXした合わせやすいシェイプに、Tマークのアイコンが存在感を主張。こちらはノーズパッドを高めにとったフルフィットモデルで、鼻が低めな日本人の顔型でもかけやすくなっていておすすめ。
ブランド9
『タート オプティカル アーネル』
あのジョニー・デップ愛用で知られる名作を、1950年代のディテールで忠実に再現。武骨で肉厚なフレーム、かけ心地も考慮された盛り高設計のノーズパッド、さらに7枚駒丁番といった当時同様の仕様がモノ好きの興味をそそる。しかも、見た目はクラシカルながら、UVカットレンズが標準装備されていたりと、現代でも通ずる機能性を備えている点も実に心にくい。
ブランド10
『シュロン』
1865年創業、アメリカン・アイウェアの三大老舗の1つに数えられる『シュロン』のベストセラーといえば、1950年代に流行したブロータイプの「ロンサー」だ。米軍にも納入していただけあり、無駄のないシンプルかつ硬派なディテールは大人の男にこそふさわしい。ビズシーンではスーツに、デイリーではアメカジと相性抜群、年齢を重ねるごとに馴染んでくる。
ブランド11
『エフェクター』
2005年にスタートした『エフェクター』は“Rock On The Eyewear.”をコンセプトに、骨太フレームを特徴とする国産アイウェアブランド。なかでもとりわけ印象深いのが、8mm厚フレームで顔周りにインパクトを残すウェリントン型の名作「ファズ」。アーティストの愛用者も多く、いつもの着こなしも、これ1本で個性的な装いに変えてくれるのが人気の理由だ。
ブランド12
『イエローズプラス』
山岸稔明氏が2001年に立ち上げた同ブランド。過去のデザインを現代的にモダナイズさせる手法は、海外での人気も高く、エルトン・ジョンやポール・ウェラーなど、名だたる有名アーティストも愛用。この「ケリー」では、美しいレンズシェイプとテンプルに施された繊細な彫金が、柔らかさのある端正なフレームと見事にマッチ。まさにコンビネーションの妙といえる。
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無類のスポーツ好き。得意ジャンルは革靴
菊地 亮
地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。