今回もらしさのある仕上がりに。人気ショップの別注作は、どうしてこうも“ユニーク”なのか

今や春夏シーズンに欠かせないサンダル。ラクで涼しいだけでなく、足元から抜け感を呼び込めるとあって、大人たちのマストハブとなった。数あるフットウェアブランドの中でも、特に異彩を放つのが『キーン』であり、同ブランドにおける顔ともいうべきモデルが「ユニーク」だ。

もはやニュースタンダードとして定着しているこちらのフットギアは、その独特なデザインからアウトドアシーンだけではなくファッションシーンにおいても厚く支持されている。2019年以来、毎年人気セレクトショップとのコラボレーションを実現しているというのも、その証拠に他ならない。では、2021年はどんなコラボ作が誕生したのか、早速見ていきたい。

今シーズンも三者三様で、モデル名にも劣らない“ユニーク”さを備えている。まずは前回の別注で大好評を得て、『キーン』とのコラボ第2弾ともいえる『ビームス』。今回「ユニーク」よりもさらにスニーカー寄りのモデル「ユニーク スニーク」をセレクト。デザインベースは前回のコラボを踏襲し、ブラックを基調としながら同ショップのコーポレートカラーであるオレンジをインソールやコードに配置した渾身作だ。また、アローヘッドは付け替えが可能で、なんと10色も付いてくる。さまざまなブランドの名品を色使いで魅せることが得意な、いかにも『ビームス』らしいエスプリを感じ取ることができるはずだ。

『ジャーナル スタンダード』は前回に引き続き「ユニーク」をピックアップ。2019年と同じく、履き回ししやすいブラックベースだ。しかし、よくご覧になってほしい。そう、これはただの黒ではなく、より重厚感のある味わいや大人っぽさが際立つ墨黒を使用したこだわりの逸品なのだ。シュータンは今回も異素材のスエードを採用することで、大人度に拍車をかけ、まさに大人の足元にぴったりなサンダルに仕上げている。初となるレディースも展開しているので、パートナーと合わせて履いて出かけるのもアリだ。

そして、『グリーンレーベル リラクシング』は、ジャケパンなどのビジカジスタイルとも相性が良さそうなブラックベースに仕上げた1足。ただ、こちらのアイテム、昼間は大人しい顔をしているが夜になると豹変する。というのも、アッパーに使用しているコードはリフレクター仕様。つまり、夜道などでライトに当たると反射する仕組みになっている。また、トグル＆アローヘッドにもブラックのクリアパーツを採用し、より季節感を盛り込むことに成功。『グリーンレーベル リラクシング』らしい意匠が詰まった逸品だ。ちなみに今回初めてレディースも展開されていて、そちらはオリジナルのレオパード柄をアッパーとフットベッドにあしらった個性溢れる仕上がり。プレゼントなどにもうってつけだ。

どれも個性溢れるスペシャルなアイテムばかりで、休日にアウトドアや街へ出るのが楽しみになること間違いなし。完売必至なのは明らかなので、ぜひ各ショップに足を運んでほしい。もちろんしっかり吟味は必要だが、このときばかりは買い逃して後悔しないよう焦らず急ごう。