速乾Tシャツ10選。人気ブランドから探す夏に重宝する機能T
夏を快適に過ごしたいのなら、手に入れておくべきは速乾Tシャツ。機能的なのはもちろん、1枚で着てもサマになるスタイリッシュな逸品が揃っています。汗ばむ季節を快適に過ごしたいなら、速乾Tシャツに注目
夏はTシャツ1枚で快適に過ごせる季節。しかし、汗をかいてしまうとなかなか乾きづらく、ベタついて不快に感じてしまうことも。そこで取り入れたいのが速乾Tシャツです。これは吸水速乾性に優れる機能素材を採用したTシャツのことで、このような機能的なTシャツが各ブランドからリリースされているんです。また、汗が乾きやすいだけでなく、洗濯した後にすぐ乾くことも大きなメリットとなっています。
速乾Tシャツはスポーツ用? いえいえ、タウンユースもアリなんです
速乾Tシャツと聞くと運動時に着るスポーティなデザインのものを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、現在はデイリーウェアにも機能性を求めるニーズが高まっており、タウンユースに適したファッショナブルなアイテムも多く展開されています。そのため、普段の着こなしにも難なく取り入れられます。
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例えばコレ。『ナノ・ユニバース』の新作なら見た目も機能も◎
街着としても難なく着られる、ファッショナブルな速乾Tの一例として紹介したいのが『ナノ・ユニバース』の新作です。こちらは夏向けの快適ウェアシリーズ「冷涼太」からお目見えしたモデルで、素材には「シェルテック(R)」が使われています。吸水速乾性はもとより、接触冷感・断熱・紫外線防止・軽量などを隙なくフォローアップし、心地良い日常をアシストしてくれます。機能的かつデザインのアクセントになっているハーフジップの仕様にも注目を!
人気ブランドから厳選。夏に重宝する速乾Tシャツ10選
ここからは、夏にヘビロテすること間違いなしの速乾Tシャツをご紹介していきましょう。機能はもちろん、デザイン性も備えた10点を選りすぐりました。
ブランド1
『ザ・ノース・フェイス』
サラリとしたタッチのポリエステル生地は、同社の独自技術である“フレッシュドライテクノロジー”を採用したもの。これはヤシ殻を高熱処理して作った多孔質物質のパウダーを練り込んだ繊維のことです。この加工によって水分の蒸散速度が上がり、優れた吸汗速乾性が発揮される仕組みです。
ブランド2
『ナイキ』
左胸に連なるスウッシュと右袖のロゴが見どころになったグラフィックT。これは、『ナイキ』の独自技術である“ドライフィット”を採用しています。汗を生地の外側に素早く分散させ、蒸発を流すマイクロファイバー構造が特徴。コットンとポリエステルの混紡生地ゆえスポーツウエア感がなく、普段使いしやすい仕上がりです。
ブランド3
『バンブーシュート』
こちらは、アウトドアとファッションをつなぐ中目黒の老舗セレクトショップ『バンブーシュート』のオリジナルグラフィックT。“高みを目指せ!”という意味合いを込めた、“HIKE MORE”というバックプリントが背中に鎮座しています。ボディの生地は、コットンライクな風合いに仕上げた速乾ポリエステル製。
ブランド4
『パタゴニア』
ボディは『パタゴニア』のハイパフォーマンス系ベースレイヤーにも採用されている“キャプリーン”製。吸湿速乾性に優れ、乾いてからの臭いを抑えられるよう抗菌防臭加工も施されています。これはベースレイヤーではなく、あくまでプリントTシャツとしての着用を前提に作られているので、肌が透けにくい厚みで、UVプロテクション機能も備わっています。
ブランド5
『アンドワンダー』
リフレクタープリントや左右の背面ポケットといった『アンドワンダー』らしいテクニカルな意匠満載のラグランT。こちらのボディは、ポーラーテック社のパワードライ製です。これは、表と裏で異なる編み糸を用いた二重織りのポリエステルニットのこと。この生地が皮膚から汗を素早く吸収し、外側に逃してくれるので、爽やかな着心地を保てます。
ブランド6
『バーラップ アウトフィッター』
メッシュの前ポケがアウトドア気分を盛り立ててくれるこちらは、デュポン社の“サプレックス ナイロン”仕立て。細番手のナイロンを高密度に編み立てた生地で、速乾性や撥水性に優れる一方、一般的なナイロンよりも風合いはソフトなので着心地は良好。シワになりくく、色褪せもしにくいので、安心してガシガシ洗濯したり、着倒したりできるのが魅力です。
ブランド7
『マウンテンエクイップメント』
肩線を落としたドロップショルダーに加え、ゆとりを持たせた身幅もリラックス感満点のポケットT。コットン仕立ての無地Tに見えますが、実は吸汗速乾性を高めた繊維構造のポリエステルを採用しています。左裾のアクセントとして施されたロゴは、1970年代まで英国で使われていた旧ロゴを復刻したもの。ネックに加え、袖口もバインダー仕様で仕上げ、伸びない丈夫な作りになっています。
ブランド8
『ザ・ノース・フェイス パープルレーベル』
代官山のセレクトショップ『ナナミカ』の別注ラインにお目見えしたこちらのロゴTは、インビスタ社の高機能素材クールマックスをボディに使用。毛細管現象によって汗を吸い上げ、蒸散を促す繊維構造が特徴です。生地自体は洗濯による色落ちが生じにくいので、別注ラインならではのパープルロゴもより長く楽しめそうです。
ブランド9
『チャリ アンド コー』
身頃の両脇をメッシュで切り替えた、サイクルジャージ風のデザインを持ち込んだプリントT。こちらもボディにクールマックスを用いています。シンプルに徹したデザインと思いきや、前身頃のセンターに切り替えがあり、後ろ裾にはブランドロゴがドカンとプリント。さりげない見どころが満載です。
ブランド10
『エムエックスピー』
シンプルかつクセのない王道感のある白無地Tのようですが、こう見えて機能満載。しなやかなマイクロファイバーを採用したボディは、植物由来の再生セルロース繊維を用いたもの。この繊維が優れた吸湿性を発揮し、ドライなタッチを保ってくれます。独自の消臭テクノロジーであるマキシフレッシュプラスも盛り込まれており、スポーツで着用した際も気になる臭いを抑えることが可能。
最後に押さえたい。速乾Tシャツの注意点
良いことばかりのように思える速乾Tシャツですが、ものによっては注意したいこともあります。速乾Tシャツは乾きやすくするためにポリエステル素材を使っていることが多く、コットンに比べると臭いが落ちにくいため、しっかり洗う必要があるといわれています。また、静電気がたまりやすかったり、耐久性が劣ったりするものも……。速乾性を謳っているアイテムを闇雲に選ぶのではなく、生地の特性をしっかり把握して選べば、そうしたデメリットも避けられるはずです。
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男性ライフスタイル誌「Free&Easy」の編集に8年間携わり、2013年にフリーランスの編集・ライターとして独立。紙媒体・WEB媒体を問わず、メンズファッション、ライフスタイルに関する記事を執筆しているほか、アパレルブランドのカタログやWEBビジュアルのディレクションも手がける。