エアヴェイパーマックス最新ガイド。ナイキエアの注目作8選
2017年の登場以来、『ナイキ』の象徴・エアマックス ファミリー屈指の人気を誇る「エア ヴェイパーマックス」。コーデ例とラインアップの視点からその魅力を掘り下げよう。エアマックスとは何が違う? エア ヴェイパーマックスとは
今やスポーツ界のリーディングカンパニーとして名を馳せる『ナイキ』。同ブランドが、デザインと機能性を兼ね備えた象徴的テクノロジー“エア”を視覚化させた「エアマックス」を誕生させてから30年の時を経た2017年。その最大進化型モデルとして「ナイキ エア ヴェイパーマックス」が発表された。受け継がれた人気は飛ぶ鳥落とす勢いで広まり、さまざまなバリエーションモデが登場。今なおファン層を拡大し続けている。
「エア ヴェイパーマックス」は、これまでの「エアマックス」が、ソールに可能な限り大容量のエアを封入する設計思想だったのに対し、容量を減らしたエアを効率的に運用することに重きが置かれている点が最大の差異。また“空気の上を走る”というコンセプトを表現すべく、むき出しにしたエアユニットがアウトソールとしても機能するという構造も見逃せない。柔らかな足裏の感覚と優れたクッション性は、我々を快適な履き心地へ誘ってくれる。
ストリートにも、きれいめのハズしにも。エア ヴェイパーマックスは大人コーデに効く
何度も繰り返すようだが、同モデルはソールデザインが最大の特徴。そのキャッチーなルックスは、上手く取り入れることができれば、足元の強い味方となってくれる。
コーデ1
上半身にポイントを集めた分、足元をキャッチーに
ボックスシルエットのブルゾンとオープンカラーシャツ、さらにカットソーと中間色をグラデーション的に重ねたレイヤードを披露。さらにバッグの斜め掛けで上半身にポイントを集めた分、足元はキャッチーなヴェイパーマックスでバランス良く仕上げてみせた。
コーデ2
バランスを調整し、シルエットの緩急を強調
ロングコートを主軸としたAラインシルエットに、黒スキニーを合わせることで、全体のフォルムに緩急を創出。こちらも上記のサンプル同様、足元にボリュームを持たせてバランスを調整。さらにソックスの白を挿し色として重たさを緩和させるテクも効いている。
コーデ3
大人のMIXコーデにもアクセント効果を発揮
MA-1にジョガーパンツで、ミリタリーとスポーツの要素を組み合わせた大人のMIXコーデを構築。これで足元がブーツや短靴では普通過ぎるので、ヴェイパーマックスは好判断。ハイネックを首元から覗かせるといった、きれいめ&上品なあしらいとの対比も面白い。
コーデ4
渋めのカラーリングに、白ヴェイパーで抜け感を演出
ここまではストリートライクな着こなしだったが、彼のようなジャケットスタイルにおいても、ヴェイパーマックスの持つ稀有な存在感はプラスに作用する。ブラウン、バーガンディ、カーキと渋めの配色を黒で引き締めつつ、足元の白で軽さと抜け感を演出。
コーデ5
きれいめセットアップのハズし役としても活躍必至
最後は、クリーンなジャケット&スラックスに合わせた好例を。こなれ感のあるブラウン系カラーのセットアップに白Tが爽やかムードを呼び込み、足元のヴェイパーマックスでハズす。シンプルな着こなしだからこそ効果的なテクニックといえる。
今買えるエア ヴェイパーマックス。ライターのおすすめ8選
先鋭的なバリエーションモデルが数多く揃う『ナイキ』の「エア ヴェイパーマックス」ファミリー。今回は数ある中から、筆者のおすすめをピックアップ。どれも一筋縄ではいかない個性派揃いだが、周囲に差をつけるならむしろウェルカム。ぜひ気負わず挑戦していただきたい。
アイテム1
ナイキ エア ヴェイパーマックス 2020 フライニット
現行の最新モデルは、リサイクルポリエステルの糸で編み上げられたフライニット素材のアッパーなど、シューズ全体の50%以上にリサイクル素材を使用。さらにフライイーズ・テクノロジーを採用することで、シューレースがなくとも片手で簡単に着脱が可能だ。
アイテム2
エア ヴェイパーマックス フライニット モック
こちらも先述のモデルと同様にフライニットのノーレース仕様。アッパー側面までも包む幅広のゴアストラップは伸縮性に富み、ストレスフリーながらしっかりとサポートしてくれるモックスタイル。足全体を包み込むようなスポーティな着用感は、一度履けばやみつき必至。
アイテム3
エア ヴェイパーマックス 360
ベースは、全方向にビジブルエアを巡らせミッドソールをエア室と一体成形し、360°のビジブルエアを初搭載した「エアマックス 360」。アッパーはペバックス素材を使用し、そのハイテク感溢れるデザインを踏襲。ぜひテック感のあるナイロンパンツに合わせて。
アイテム4
エア ヴェイパーマックス フライニット ユーティリティ
最大の特徴はフライニット素材のミッドカットシルエット。トグルを装着してホールド感の調整を容易にしたシューレースシステム、そして補強パーツを取り入れて耐久性を強化したヒールケージと、オフロードにおいても快適な走破性が得られるようにアップデート。
アイテム5
エア ヴェイパーマックス プラス
1998年に登場し、2000年代初頭にかけてのストリートシーンの象徴になるほどの大ヒットを記録した「エアマックス プラス」。樹脂加工されたサポートパーツが張り巡らされた有機的なアッパーデザインと、先鋭的なソールのマッシュアップが足元に視線を集める。
アイテム6
エア ヴェイパーマックス 2019 プレミアム
大型化したヒールクリップと足中央部を固定するシステムを搭載し、宇宙空間の探索をイメージした2019年バージョン。近年のトレンドでもある半透明のメッシュアッパーが足を包み込み、玉虫色に光るエアバッグが、独特なソールデザインをさらに強調して見せる。
アイテム7
エア ヴェイパーマックス 95
1995年に登場し、社会現象まで巻き起こした「エアマックス95」。その象徴であるグラデーションデザインのアッパーに、最新のヴェイパーマックスソールが合体。クッション性をさらに引き上げると同時に、よりアクティブな一面を引き出すことに成功している。
アイテム8
ザ・テン エア ヴェイパーマックス FK
『ナイキ』を代表する10モデルに、ヴァージル・アブロー氏のデザイン哲学を注ぎ込み、再構築するコレクション“ザ・テン”の1足。ステッチやステンシル、プラスチックタグなどプレミアムなデザインも話題となり、発売と同時に全世界で争奪戦が繰り広げられた。
カラダはアラフォー・ココロは永遠の15歳
TOMMY
紙のメンズファッション誌、ファッションWEBメディアを中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/leather bag。プライベートにおいては漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛するアラフォー39歳。