気になる足のニオイ。原因と対策方法をまとめてご紹介
もしかしてにおってる……? 周囲にドン引きされないために、気温が上がってくるこれからの季節に足のニオイの原因・対策・ケアグッズをまとめて紹介します。要チェック!靴を脱いだとき、足におっていませんか?
新年度が始まり、新しい人間関係もスタートする季節。新しくできた彼女の家に上がるとき、飲み会で靴を脱ぐときなど、あなたの足はにおっていませんか?いくらビシッとキメていても、足がくさかったら最悪……! 女性からはもちろん、友人や同僚、子供にさえ嫌がられる足のニオイ。デキる男のエチケットとしてケアがマストです!
最初に知っておきたい、足のニオイの原因
足がくさい……! この記事を読んでいるということは、あなたも1度は自分のニオイに自分でショックを受けたことがあるはず。それは雑菌の繁殖によって起こります。毎日お風呂に入っているのに、なんで……? と思った人! まずは足がなぜくさくなるのか、その原因を知りましょう。
原因1:足の裏からかく汗で雑菌が繁殖
足の裏は、汗を出す汗腺が密集しており、1日にコップ1杯~1杯半の汗をかくともいわれるほど。汗は、汗をかくことで体温を下げる役割がありますが、通気性の悪い靴の中では、かいた汗が蒸発できないため、さらに汗をかいてしまう悪循環におちいってしまうことも。本来汗は無臭ですが、その汗をエサに、皮膚にいる常在菌が繁殖し、汗をエサとして分解することで嫌なニオイを発してしまうのです。
原因2:足の角質などの汚れによって雑菌が繁殖
汗のほかに雑菌のエサとなるもの、それは角質。汗によってムレて柔らかくなった足の角質をエサとし、雑菌は悪臭のニオイとなる脂肪酸を作り出してしまいます。また、皮脂線からの皮脂も混ざってくるため、足の裏独特のあのくさーいニオイに……! 足の裏は常に体重を支えるため地面との外部刺激にさらされており、角質がたまりやすい部位。ただお風呂に入っただけではなかなか取れりきれないので、角質ケアをしっかりすることが必要です。
原因3:高温多湿な靴の中の環境
靴を脱いだらホカホカ……それもそのはず、靴下を履いたビジネス靴の中はなんと湿度が90%以上になるともいわれるほど! 温度も30度以上になるといわれ、いかに靴の中が「通気性が悪くムレやすい環境」なのかがわかります。皮膚にいる常在菌はもともと高温多湿の環境が大好き。さらにエサとなる汗と角質があることで、雑菌にとっての格好の繁殖場となり、どんどん嫌なニオイを作り出してしまうのです。これだけ足がくさくなる原因がそろっているからこそ、におわない対策をきちんと行うことが大切です。
原因4: ストレスもニオイの原因に
休みの日はあまりくさくならないのに、仕事のときはやけにくさくなる……! そんな人もいるのでは? それは緊張や興奮、不安などのストレスを感じると手のひらや足の裏に多量に汗をかく「精神性発汗」の可能性も。精神性発汗でかく汗は、通常のさらさら水っぽい汗とは違い、タンパク質やアンモニアを多く含み、ベトベトしています。そのため、通常よりもさらにくさいニオイを発してしまうのです。
普段から気を付けたい、足のニオイ対策
では実際にどう対処すればよいのでしょうか。足がくさくならないようにするためには、ポイントが! ここからは普段からできる足のニオイ対策を靴・足の2つに分けて詳しくお伝えします。あなたも今日からすぐ実践してみてくださいね!
▼靴のケア編
いくら足を清潔にしていても、靴にニオイが染み付いてしまっていたり、雑菌だらけの場合、履いているうちにムレて、足自体がまたくさくなってしまうことになりかねません。まずは靴のケアからしっかり行いましょう。
1日履いた靴は1日~2日休ませるのが鉄則
いくら気に入っているからといって同じ靴を毎日履くのはニオイの原因に。先ほどお伝えした通り、足の裏は1日にコップ1杯~1杯半の汗をかきます。そんな汗でムレムレの靴がしっかり乾ききらないまま、また翌朝同じ靴を履いてしまうと常に雑菌が繁殖している状態に。靴下は毎日取り替えるのに、靴はずっと同じものを履きっぱなしだなんて、くさくなるはず。最低でも1日、できれば2日は空けて履くようにしましょう。3足あれば、ローテーションで履くことができます。靴の消臭スプレーをかけてから通気性のよい場所で陰干しするとより効果的です。
消臭グッズを活用する
靴にニオイがなるべく付かないようにするためには、消臭効果のある中敷きを活用しましょう。中敷きを敷くことで、足にかいた汗を中敷きが吸収し、消臭してくれるため、靴にニオイが付きづらくなります。1日使用した中敷きは靴と同じくローテーションで変えてあげると、よりニオイの蓄積を抑えることができます。また、短時間で湿気を吸収してくれる乾燥剤などの使用も、菌の増殖を抑えてくれるのでおすすめです。
靴のニオイがなかなか消えない場合……
それでもなかなか靴のニオイが消えない場合は、「重曹」を使いましょう。重曹はドラッグストアなどでもすぐ手に入り、消臭作用に優れているためおすすめです。薄手の靴下かストッキングを用意し、その中に重曹を入れて口を結びます。それをシューズキーパーとして靴の中に1晩以上入れておくだけでOK。下駄箱に入れておくと下駄箱の消臭剤としても効果を発揮するので、ニオイが取れないと悩んでいるときは試してみてくださいね。
▼足のケア編
次は足のケアについて。足のニオイケアはまず、不要な角質や汚れをしっかり落とし、清潔に保つことが何よりも大切。しっかりニオイの元も洗い流す方法をお伝えします。毎日意識して行いましょう。
足の効果的な洗い方とは
まず、足を洗うにはボディーソープではなく石けんがベスト! 余分な保湿成分が含まれていないため、すっきり汚れを取り除くことができます。湯船に浸かるか、洗面器にお湯を張り足をふやかせたら、 よく泡立て、少し強めにしっかり洗いましょう。指の間は特に汚れがたまりやすいので念入りに洗います。また、爪の中の汚れもニオイの原因となるため、できれば爪ブラシも使用するとよいでしょう。足の裏の角質は石けんやボディータオルではなかなか落ちないので、3日に1度位を目安にやすりや軽石などで角質を取り除くようにすることも大切です。
靴下によっても足のニオイは変わってくる
足のニオイをケアするには、靴下選びも重要。足のニオイ対策におすすめといわれている「5本指ソックス」は、足の指と指の間の汗も吸収してくれるため、ムレづらく雑菌も繁殖しづらいといわれています。また、靴下の素材にもくさくなる原因が潜んでいます。ポリエステルやナイロンなどの化学繊維を多く使用した靴下は吸湿性が悪く、ムレやすいためくさくなりやすいので注意が必要。抗菌作用やドライ作用とうたっているものも化学繊維でできているものが多いため、なるべく綿などの天然素材のものを選ぶことをおすすめします。
洗っても足のニオイが消えない場合……
足のニオイがどうしても消えない場合は、ミョウバン水を使いましょう。ミョウバンもすぐ手に入れることができ、殺菌作用のほか、制汗作用や、精神性発汗や疲労臭によるアンモニアを中和する働きがあります。【用意するもの】・ミョウバンと、ミョウバンの量に対し25~30倍の量の水・ペットボトル・霧吹き容器ペットボトルにミョウバンと水を入れよく振り溶かします。すぐには溶けないので、冷蔵庫などの冷暗所で1~3日程度放置し、たまに振り、完全に溶けきって透明になったらミョウバン水原液の完成です。
使用する際は、作成したミョウバン水を約10倍に希釈し、霧吹き容器に入れ、清潔な足にスプレーして使いましょう。足のほか、靴下や、靴などの殺菌・消臭にも高い効果を発揮し、小さなボトルに入れて持ち歩けば、出先などで使用することも可能です。ニオイに悩んでいる方は1度作ってみることをおすすめします。ミョウバン水原液は冷蔵庫保管で約1ヶ月、希釈したミョウバン水は約1週間で使い切るようにしましょう。
足のニオイ対策に。おすすめケアアイテム
市販のものでも足のニオイ対策に効果的なものがたくさん。おすすめアイテムをピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね! 上手に取り入れて、くさくない足を目指しましょう。
靴ケア編
まずは靴のニオイをケアするアイテムから。靴をきちんと休ませながら、消臭効果のあるアイテムを一緒に使うことで、よりニオイづらくなります。スプレーやインソール、プロ使用アイテムなどを厳選してご紹介。
ドクターショール 消臭・抗菌 靴スプレー 無香料
成分コーキンマスターにより、ニオイを瞬間消臭する靴専用スプレー。372菌種の細菌・カビに強力に作用し、抗菌・抗カビ効果の持続性もバッチリ。ニオイ菌の繁殖を抑えるので、快適な靴の中をかなえます。靴を履く前や脱いだときに使用しましょう。
ドクターショール 強力消臭・抗菌 インソール
スプレータイプと同じく、ニオイ菌の繁殖を徹底防止するコーキンマスター成分を採用した、インソール。靴の中に忍ばせることで、汗を吸収し、嫌なニオイの発生と菌の繁殖を抑えます。同シリーズのスプレーと一緒に使用するとより効果的。何枚か常備して取り替えながら使うことをおすすめします。
グランズレメディ
ニュージーランド生まれの靴用除菌・消臭パウダー。ニオイが気になる靴の中に白い粉を振り入れてそのまま履くだけ。強力な除菌・消臭効果で、靴の中の元となるバクテリアを根源から除去してくれます。4~5日の使用で約100日、7日間続けて使用すると180日間もの間、消臭・除菌・抗菌作用が持続する魔法の消臭パウダー。頑固なニオイに悩んでいる方におすすめ。
オロビアンコ スーツアップシューズ アズーロ
いざという時のために消臭スプレーを持ち歩きたいけれど、持っているのを見られたら恥ずかしい……! そんなメンズ諸君におすすめなのが、『オロビアンコ』のおしゃれなシューズスプレー。消臭成分のカキタンニン・オーガニックチャ葉エキス配合で、気になるニオイをしっかり消臭し、銀で菌の繁殖もシャットアウト。ほのかに香る爽やかなシトラスノートで香り付けもしてくれます。これなら持っていてもおしゃれ。
Shuosi くつ乾燥機
靴の中をしっかり乾燥させることがニオイ対策には大切ですが、なかなか靴を休ませることができなかったり、風通しのよい場所がないときは、これ。足のニオイに悩むなら1台常備しておきたい、プロも使用する除菌器です。靴専用の乾燥機で、玄関に置いておき、帰ったらボタン1つでそのままケアができる優れもの。あらゆる素材の靴に対応し、オゾンの力で除菌しながら、1日のジメジメ靴のニオイをなかったことに。
足ケア編
次は、直接足に使うものをご紹介。専用クリームや靴下、足のパックなど、足を清潔に保ったり、角質をしっかりケアできるアイテムをチョイスしました。これであなたも足くさ男からついに脱却できるかも!
デオナチュレ男足指さらさらクリーム
朝、足の指や足の裏に直塗りするだけで、ニオイの発生を夜まで抑える足用クリーム。男性特有の強烈なニオイもしっかりケアします。天然アルム石(焼ミョウバン)のチカラで足の汗も抑えつつ、消臭・殺菌効果を発揮。ミョウバンはストレス性多汗症や疲労によるアンモニア臭にも効果的です。
フットメジ 男の足用角質クリアハーブ石けん
しつこいニオイには、足専用の石けんでニオイケア! 付属の特製ネットに石けんを入れたまま足をこすって洗います。スクラブ粒子によって不要な角質もしっかり除去。柿渋エキスとミョウバンを配合し、 落ちにくいニオイ対策もバッチリ。すっきりクールなストロングミントの香りで洗い上がりの足の爽快感もたまらない石けんです。
エージーデオ24 フットスプレー 無香料
出かける前に足にスプレーするだけで、汗を抑え、消臭効果が持続する足専用スプレー。イソプロピルメチルフェノールがニオイを抑制。ミョウバンと銀含有のパウダーインで、汗のかきにくいさらさらで快適な足をかなえます。出先で靴下の上からもスプレーできるので、靴下がムレて湿りやすい方にもおすすめ。
足ムレないす
足の汗やムレが気になって本当は5本指ソックスを履きたいけど、靴を脱いだときに履いていているのを見られたら恥ずかしい……! という方におすすめなのが、こちらのアイテム。なんと靴下の下に履ける5本指ソックス。指先の部分をカットしたデザインで、足の指の付け根まできっちり装着できます。コットン100%で吸湿性もよく、抗菌・防臭加工も。水虫対策にも使えます。
ベビーフット イージーパック 男性用
ガチガチになった頑固な足の角質にはこちらの足専用パックを。靴下型になっているパックを60分間履くだけで、約2日を過ぎた頃から不要な角質がボロボロはがれてきます。その後約1週間かけて、足裏全体の古い角質が自然に剥がれ落ち、見たこともないようなつるつるの足裏へ。軽石ややすりでもビクともしない角質にぜひ試してみてほしい一品。
飲み会で靴を脱ぐときニオイが心配……。こんなときどうする?
最後に、緊急時になるべくにおわない方法を伝授。ピンチのときは、コンビニで、除菌のウェットティッシュや汗ふきシートを購入し、トイレで足の汗をしっかり拭き取りましょう! もし購入する暇がなければ、水を含ませたティッシュでもOK。指の間までしっかり拭き取ります。さらに、パウダーインのフットスプレーを、拭き取った足裏と指の間、そしてムレた靴下の上からまんべんなくふりかけることで、湿った靴下がさらさらになり、足もムレづらくなります。緊急時も想定し、できれば小さいフットスプレーやご紹介したミョウバン水スプレーを持ち歩くことをおすすめします。
いかがでしたか? 足のニオイは靴の中の環境のせいで誰しもが悩むこと。靴を履かない日はないからこそ、毎日きちんとしたケアを行うことで、ニオイの蓄積を抑えることができます。足のニオイもマナーの1つ。handbag読者の皆さんは、今日から足も爽やかなイケてる男性を目指してくださいね!
国内大手化粧品会社にて勤務後、皮膚の知識や化粧品原料、薬事法などを幅広く学びコスメコンシェルジュの資格を取得。現在、美容ライターとしてweb媒体を中心に活躍中。
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