香水で魅力的に。覚えておきたい正しいつけ方
春に向けて香水でイメージを変えたい方必見。つけ方を間違って好感度を下げさせないために、女性が好む香水のつけ方を徹底解説。これさえ読めばイメージアップ間違いなし!女性のホンネ。香水をつけている男性は魅力的か、否か
結論から申し上げると、いい香りの男性を嫌いな女性はいません。いい香りがするだけでドキッとしたり、昔好きだった男性の香りに惹かれたりと、香りは女性にとって特別なもの。しかし、世の男性は、香りにまつわる男女差や、香りのマナーなど、香りについて知らないことが意外と多いもの。スマートに香りをまとえている男性が少ないのが現状なんです。そこで、男性が知るべき正しい香水のつけ方をご紹介。多くの男性がおちいりがちな“香水にまつわるNG”と合わせて、“女性に嫌われない”香りのつけ方をマスターしましょう。
まずはそもそも論。香りの広がり方をご存じですか?
まず押さえておいてほしいのが、香りの広がり方。あなたは、香水をつけたあと、どのように香りが広がるか考えたことがありますか?香りは、体温によって温まり、下から上へ向かってたちのぼります。つまり、最初から首筋にばかりつけていると、思った以上にキツく香ってしまう可能性も。
心だけじゃない。気温の変化によっても“香りの効果”は激変します
次に知っておきたいのが、温度による香りの感じ方。同じ香水をつけていても、暑い日と寒い日、夏と冬では相手の受ける感じ方は大きく違ってきます。それはもう、好きな人の香りが、興味がなくなった途端、嫌な香りに感じてしまうのと同じくらい大きな差。夏に甘ったるい香水をつけている男性は空気が読めないのと一緒だということを肝に銘じて!
女性的に絶対NG。香水にまつわる男性の3つの勘違い
男性的は「よかれ」と思っても、女性的には「やめてほしい」と思わず感じてしまう香水のつけ方をご紹介。あなたがもし思い当たる節が1つでもあるのなら、周りの女性は心の中で「勘弁してよ」と思っているかもしれません……!さて、あなたは大丈夫ですか? 早速チェックしてみましょう。
NG1
香水は毎日“2プッシュ”以上
思わずリズミカルにシュッシュッとつけたくなる香水。でも、それ、つけすぎです…!「いやいや1プッシュなんて全然香らないじゃん!」と思うかもしれませんが、それでいいのです。むしろ自分でわかるほどの香りは、周りにとってはかなり強烈な香りになってしまっている可能性大。
NG2
彼女に会う前や気合いを入れる“直前”に香水をシュッ!
せっかくだったらいい香りで大事なシーンを迎えたい。そんな気持ちが先走りすぎると、むしろ逆効果に。香りはつけたてが1番強く香ります。思いっきり、「今つけてきました! 気合いを入れてきました!」というのはスマートではありません。香水を覚えた中高生のようになりたくなければ、つけるタイミングも大切なのです。
NG3
香水はとりあえず“手首と首元”にこすりつける
香水を手首にシュッとしたら、こすって首元にも擦り付けていませんか? 瞬時にいい香りがたちのぼって、バッチリ!……ではありません。先ほどお伝えしたように、香りは下から上へたちあがるもの。顔周りから香りがプンプンしていると想像したらどうでしょう。なんだかちょっと変じゃありませんか?
イクメンパパに知ってもらいたい。妊娠中や子育て期間の香水は、なるべく控えめで
ちなみに女性が嫌がることでもう1つ。妊娠中は特に香りに敏感。安定期前ならなおさらです。いつも好きだった香りでさえ、受けつけなくなることも。もしかしたらつらい思いをしているかもしれないパートナーのことも考えて、香水をまとうなら、普段とは塗布量を変えたり、香りが弱いものを選んだりといった配慮も大事。参考記事:ぬり過ぎな人にもおすすめ。練り香水でほんのり香る心配な方は、一度奥様に聞いてみることをおすすめします。
魅力的に感じる男性の、香水のつけ方3つのポイント
では、好感度の下がらないスマートな香水のつけ方とはどうすればいいのでしょうか? 先ほどのNGパターン3つに共通することとは「つけすぎ・香りすぎ」ということ。香水がキツい男性は女性受けしません。香水がプンプンしている女性を男性が好まないのと一緒。正解のつけ方を学びましょう。
ポイント1
ほのかに香る男性は”1プッシュ”と覚えて
キツイ香りの男性になりたくないなら、まず徹底したいのが、つける量。オーデコロンなどの軽いタイプなら2プッシュでもよいですが、基本的には1プッシュ。また、毎日つけていると、どうしても香りに慣れてきてしまうもの。1プッシュだと香りが消えてしまったと錯覚することがありますが、周りにはきちんと香っていますのでご安心を。
ポイント2
香らせたい”30分前”に香りを仕込むのが大人の男
香水は時間とともに香りが3段階に変化します。それぞれの香水が持つ特徴が一番現れるのは、つけてから30分~1時間たったときに香るミドルノート。自分の体温や香りと上手に混ざり合い、自分だけの香りとして、にじむように香ります。スマートな大人の男は、香らせ上手。もしあなたが大事なシーンで香水を味方につけたいなら、つけるタイミングも意識しましょう。
ポイント3
”つける場所”にもこだわるのがデキる男のたしなみ
ほとんどの男性が間違っているのが、これ。手首や耳裏、首筋は、香りすぎの原因になります。特にこすってしまうのは厳禁。香りの分子が壊され、本来の香りと違ってしまったり、持続力がダウンしてしまいます。デキる男のつけ方は、2つ。1つ目は服につけない。そして2つ目は、下半身に香りを仕込むこと。特におなか周りにシュッと1吹きするのがよいといわれています。厚着な日は、ウエストに左右1プッシュずつつけてもいいでしょう。ソフトに香りがたちあがり、動くたびにほのかにいい香りのする男性に。
女性目線でご紹介。男性につけてもらいたい香水10選
女性にモテる香水のつけ方とは上品に香らせること。ほのかに香らせるテクニックを学んだら、最後は、季節に合わせた香水を選びましょう。気温の変化で香りの感じ方も変化するのは先ほどお伝えしたとおり。寒い冬から徐々に暖かくなる春にピッタリな香水を10点ご紹介します。この春からは、あなたもいい香りを上品にまとって周りの女性をドキッとさせてみませんか?
『グッチ』グッチバイグッチ スポーツ プールオム
『グッチ』からメンズ用スポーツラインとして発売されたこちらの香水はスポーツの名にふさわしく爽やかで軽い香り。グレープフルーツなどの柑橘系をはじめとし、カルダモンやイチジクなどのアロマティックな香りに包まれます。『グッチ』バイ グッチの香りのシグネチャーとなっているパチョリで深みを加えたフレグランス。
『ブルガリ』プールオム EDT
言わずと知れた大人気モテ香水。ダージリンティーの洗練された香りが魅力的で、軽やかな春にピッタリ。華やかな存在感と清潔感を彷ふつとさせる香りはスーツスタイルとの相性がよくビジネスシーンにもおすすめです。
『クリニーク』ハッピー フォー メン
ライムやユズ、マンダリンなどの爽やかなシトラスがはじける、フレッシュでクールな香りが、爽やかで好印象を与えるフレグランス。ラストは温かみのあるウッディーの隠し味が柔らかく香ります。女性にもファンが多い香り。
『ルチアーノ ソプラーニ』ウォモ
イタリアのブランド、『ルチアーノ ソプラーニ』から出ている香水は、フルーティウッディーが爽やかに香る大人の香り。ベルガモットとカラブリア産レモンなどのフレッシュな香りから、徐々にラベンダーやジャスミンなどのアロマティック、そして最後はシダーやムスクなどの落ち着いた香りに。
『クリスチャン ディオール』ソヴァージュ オードゥ トワレ
『クリスチャン ディオール』からの新しいメンズ香水ともあっておしゃれメンズの間で人気急上昇中なのが、これ。フレッシュでエレガンスを感じさせながらも野生的で本能に響く都会的な香り。ベルガモットのジューシーなトップノートがはじけ、貴重なアンバーグリスの芳香を再現するアンブロクサンが、力強いウッディーノートを柔らかく漂わせます。ボトルもおしゃれ。
『フェラーリ』ライトエッセンス ブライト オードトワレ
爽やか香水の代名詞ともいえるフェラーリライトエッセンスのニュータイプ。柑橘系のフレッシュな香りからスタートし、グリーンティーやピーチベルベット、そしてスパイシーな香りが融合する、透明感の中に深みがあるフレグランス。これからの季節に使いたい。
『アランドロン』サムライ ライト
大人気かつ定番メンズ香水サムライをさらに爽やかにしたこちらの香水。キツくなく爽やかに香る香水をお探しの方に。レモンやライチ、グリーンアップルが爽やかに香ります。あらゆるシーンで使える爽やかな香水です。
『ブルガリ』オムニアクリスタリン
『ブルガリ』からもう1つ。透明感があるメンズ香水なら、こちらもおすすめ。石けんをベースに甘さやスパイシーさが調合された香り。ムスクやサンダルウッドに、竹、ベルガモットなどのみずみずしい香りと、蓮の花などの甘い香りが混ざることで、リラックスした大人の男を演出します。
『シャネル』アリュール オム スポーツ
アリュールオムに爽やかさをプラスしたこちらの香りは、フレッシュとセンシュエルが融合した、カジュアルな大人の雰囲気。スパイシーでありながらシトラスの爽やかさとほのかな甘さを感じる『シャネル』ならではの調合は、いつまでも嗅いでいたくなるほど。女性ウケの良い香水の筆頭でしょう。
『クリード』アバントゥス
最後は、こちらの特別な香水を。春からワンランク上の男性になりたいなら、おすすめなのは250年の歴史を誇る『クリード』のフレグランス。値段は張りますが、それだけの価値があるこの香水は、洗練された本物志向の男性にこそまとってほしい香りです。爽やかなフルーティーシプレをベースにスパイシーやウッディーなどの力強さがプラスされ、男らしい色気とスッキリさがクセになる香り。少量を服の下に忍ばせて。
国内大手化粧品会社にて勤務後、皮膚の知識や化粧品原料、薬事法などを幅広く学びコスメコンシェルジュの資格を取得。現在、美容ライターとしてweb媒体を中心に活躍中。
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