ジェットキャップとは? 旬アイテムのおすすめとコーデ
アクティブな装いが人気の昨今において、キャップはマストハブ。中でも現在注目株なのがジェットキャップです。ベースボールキャップに食傷気味な人こそ、是非トライを!何が魅力? ジェットキャップってどういうモノ?? そんな疑問に答えます
スポーツやアウトドアといったアクティブなテイストに振ったコーデが人気の現在。そんな中で存在感を強めている被り物がジェットキャップです。通常のキャップは6枚、もしくは8枚のパネルで構成されますが、このジェットキャップは計5枚のパネルで作られるのがデザイン面での最大の特徴。また、一般的なベースボールキャップと比較してシルエットはやや浅めで、左右に通気穴が配されるのが基本スタイルです。
アクティブ感ある被り物といえばベースボールキャップやメッシュキャップが隆盛でしたが、その反動もあってか新鮮味あるジェットキャップの注目度が近年増しています。アウトドアシーンで多く着用されることから“キャンプキャップ”という別称も持つ同アイテムは、アクティブなスタイルと親和性良好。浅いシルエットは昨今の被り物トレンドともマッチしています。つまり、今っぽさを演出するためにはうってつけのアイテムということ。キャップ系アイテムはちょっと飽きてきたという人も、フレッシュな気分で被れるはずです。
ジェットキャップが欲しい。そんな大人におすすめのジェットキャップ10選
今年はジェットキャップの当たり年で、デザインは選り取り見取り。取り入れやすいシンプル系から、素材・デザインで変化を効かせた個性派まで多彩に揃っています。自分のスタイルにハマる逸品を探し出してみてください。
アイテム1
『グラミチ』ジェットキャップ
耐久撥水性に優れるデュラブルナイロンが使われた、アウトドアブランドらしい実用本位な1品。背面には『グラミチ』のクライミングパンツでも用いられるウェービングベルトが配され、片手でフィット感を簡単に調節できます。機能的な仕立てもさることながら、初夏の着こなしに合う爽やかな配色もそそりますね。
アイテム2
『ニューエラ』ゴアテックス パックライト ジェットキャップ
防水透湿素材のゴアテックス パックライトを採用した本格派。普段使いは言わずもがな、アクティブシーンでも強さを見せてくれます。さらに、トップ部分に施されたリフレクター素材のゴアテックスロゴが程良いデザインアクセントに。裏側の汗止めバンドに抗菌素材を使うなど、細やかな気配りも好印象です。
アイテム3
『レッター』ミラレーン キャップ
1890年に英国で設立された老舗生地メーカー、ミラレーン社のオイルドコットンクロスを駆使した逸品。そのため新品がピークではなく、使い込むほどに深みが増幅していきます。加えて、牛革で切り替えられたブリム&アジャスターも印象的なディテール。大人っぽいスタイルに合う、こなれたルックスのジェットキャップです。
アイテム4
『ペンドルトン』エンブレム ジェット キャップ
綿花栽培において使用される水や化学薬品を削減した、環境にやさしいBCIサステナブル・コットンを素材に抜擢。デザインはご覧の通りいたってシンプルで、さまざまなコーデと調和してくれます。肉感の良いツイル生地につき、耐久性に関しても◎。フロントにはロゴ刺繍を控えめに配し、後部のベルトバックルには頭文字の「P」をデザインしました。
アイテム5
『エッセイ』ロングブリム ジェットキャップ
顔を覆い隠すほどのロングブリムが目を引く、ブランドの人気定番アイテム。また、生地にもこだわっており、防水性&透湿性を兼ね揃えた高密度テック素材を用いています。天候問わずコンフォートに着用できるのはうれしい限り! しかも、ミニマル&スマートな無地デザインですからスタイル問わず合わせられます。
アイテム6
『ワイオーエヌ』ウルトラスエードレザージェットキャップ
東レが開発した特殊素材、ウルトラスエード(R)が使われた今作。家庭洗濯できるイージーケアな人工皮革でありながら、その質感はリアルレザーと見まごうほど! そのうえ、適度な通気性&透湿性があり、重さも一般的なスエードの約半分ほどと、機能的な利点も備えています。MADE IN JAPANらしいタフな作りでも大人を魅了。
アイテム7
『メゾンスペシャル』ジェットキャップ
ブランドがオリジナル製作したチェック生地。主張ある風貌で、さっぱりとしがちな初夏スタイルに個性を呼び込んでくれます。おまけに、ポリウレタンフィルムを貼り合わせたレイヤー素材ゆえに、耐水・透湿・防風性にも特化。バックにはリフレクター素材のドローコードが付属し、フィット感は自分好みにコントロールできます。
アイテム8
『カシラ』ラストサパー ジェットキャップ
米国のポップアートシーンをけん引した伝説的アーティスト、アンディ・ウォーホル氏のアートワークを前面パネルにオン。スタイリッシュな見栄えで、装いをセンス良く彩ってくれます。撥水加工でフィニッシュされた高機能なキャップである点も評価ポイントです。背面パネルにはアンディ・ウォーホル氏のネーム刺繍入り。
アイテム9
『ユニバーサルオーバーオール』ジェットキャップ
浅めフォルム×フラットブリムの正統派デザイン。その中で、色鮮やかなオレンジタグが絶妙なアイキャッチとして作用しています。素材は速乾性に秀でたナイロンタフタで、汗ばむ季節でも蒸れることなく着用可能。そのうえ、柔らかな生地感で小さく折りたためるので、バッグに入れて携行する際にも便利です。
アイテム10
『ジェリー』コーデュラ ジェットキャップ
取り入れたのは、アウトドア用のバッグ&ウェアでお馴染みのコーデュラ素材。一般的なナイロンの約7倍もの強度を持つ頼もしいマテリアルですから、ガシガシヘビロテできます。ロゴが潔く鎮座するのみのベーシックなデザインですので、汎用性に関しても随一! 費用対効果の高いアイテムにつき押さえておいて損はありません。
どう取り入れる? ジェットキャップをおしゃれに活用しているコーデ実例集
おしゃれメンズに味方するアイテムであるジェットキャップですが、どのようにコーデするかも重要なファクター。どう使うのが効果的かは、アカ抜けた大人たちの着こなしを参考にすれば一目瞭然です!
コーデ1
きっちりセットアップにジェットキャップでヌケ感を
セットアップスタイルをベースに大人っぽく装いつつも、柄モノのジェットキャップ投入でリラックス感も見事に好演。足元のスポサンも抜け感を出すのに一役買っています。こんな風にハズし的に取り入れるのは今季らしいテクニック。
コーデ2
ミニマルコーデだからこそカラーキャップがピリっと効く!
トップスからボトムス、シューズに至るまでミニマルなデザインのアイテムで統一。だからこそ、鮮やかな色をまとったジェットキャップがスパイスとして映えます。ベースボールキャップだとやんちゃ感が強くなりがちですが、それと比べてスポーティすぎないジェットキャップであれば違和感なくマッチ。
コーデ3
フェスライクなアウトドアスタイルとは文句なしの良相性!
キャンプキャップという別名があるほどアウトドアシーンと親密なアイテムだけに、フェス風コーデとの相性は文句なし! ただし、フェス風コーデは原色モノを多く使うので、このような主張しすぎないシンプルカラーの無地キャップを選ぶの鉄則です。
コーデ4
スマートなコーディネートに溶け込ませるのも好手
トップス&ボトムスの両方にストイックなアイテムを選択した、スマートな雰囲気の装い。コンパクトなボリューム感のジェットキャップであれば、悪目立ちすることなくほんのりとアクティブさを落とし込めます。スポサンとの合わせ技を駆使すれば、夏らしさがさらに向上!
コーデ5
端正な白シャツをキャップ&迷彩パンツでストリートっぽく着こなす
爽やかな白シャツを主役に抜擢しつつ、ジェットキャップ&ミリタリーパンツで巧妙にドレスダウン。きれいめ×ストリートのテイストMIXを叶えています。キーポイントはプレーンな無地キャップを選んだこと。白シャツとも違和感なく馴染む上に、インパクトある迷彩パンツとも喧嘩しないからです。
handbagでの執筆本数NO.1ライター
山崎 サトシ
アフロ歴15年のファッションライターで、趣味はヴィンテージモノの収集とソーシャルゲーム。メンズファッション誌を中心として、WEBマガジンやブランドカタログでも執筆する。得意ジャンルはアメカジで、特にデニム・スタジャン・インディアンジュエリーが大好物!